新・私のエッセイ~ 第146弾 ~ 『キン肉マン』の世界 ~ 素晴らしき、ぼくの思い出の代表格❤️
・・・『キン肉マン』という、昭和を代表する名作漫画がある。
大好きなファンも多いとは思うが・・・
ぼくにとっては、
あの美絵子ちゃんと過ごした時期の、さわやかで、胸がキュンとなってしまうような、数々の想い出を連想させ、
あの時代のぼくたちへといざなってくれる、大切な『時の案内人』のひとつでもある。
たしかにこの作品には、
ストーリー上の多数の『矛盾点』が散見され、それで敬遠する方も多いのだが、根っからのファンにいわせれば、
「をいをい、そこがまた、味わいのあるトコロじゃないのかね、キミィ♪」
と、100人中100人が同意見に染まるだろうな。
・・・作者の「ゆでたまご」さんにしてみれば、こんな感じかえ。
「そんな矛盾に腹を立てておいでのようでは・・・まだまだ、この作品との付き合いは浅いようですね❤️」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
1979年に、週刊少年ジャンプで連載が始まったこの名作。
開始当初は、純粋なギャグ漫画だったが、
第3巻の『第1回超人オリンピック編』を皮きりに、格闘系・プロレス系の熱い路線へと、作風をシフト・チェンジ。
その後は、ギャグがナリをひそめ・・・
「友情」「共闘」「正義」が、メインテーマとなってゆく。
・・・ぼくがキン肉マンという作品に出会ったのも、この第3巻がキッカケであった。
超人が繰りだす、オリジナリティあふれるワザの数々、世界観、ストーリー展開、画風・・・
100点満点だった。
それと、斬新だったのが、
定期的に実施される、読者に向けての『超人募集制度』。
つまり、誌上で読者に、新たな登場人物・キャラクターとしての『超人』の原案を、ハガキで編集部に送ってもらい、
めでたく採用になったあかつきには、
出身都道府県・氏名とともに、その超人の絵も掲載され、レギュラー・キャラとして、作品中で活躍し、
読者の目にも触れ・・・長らく記憶に残る、という特典がつく。
いい例が、
ウォーズマン、ラーメンマン、バッファローマン。
いずれも長く活躍し、第一線級の強い超人として、不動の人気を得て、こんにちにいたっている。
作者のみのチカラでは、やはり「空想力」「想像力」「アイデア」にも限界がある。
だから、
日本全国の、頭のやわらかい、児童・生徒・学生諸君の無尽蔵のアイデアを結集して作品に投下する・・・というのは、
大成功だったのではないか。
これにより、作品としての深みとともに、いろいろな可能性も広がり・・・読者にだって「楽しみ」ができたのだから。
「・・・いつか、オレの超人も採用されるかも。」とね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・いったん、1987年に連載終了したキン肉マンであったが、
ここ最近、その続きが復活し、連載再開となっている。
後発の『キン肉マンⅡ世』では満足・納得できなかった、ぼくのようなオールド・ファンにとっては・・・
これほどうれしいニュースもなかった。
『キン肉星王位争奪編』のあとの世界を見ることができるようになったのだから・・・。
未読の方のために、情報は差し控えるが、
旧作においては、不遇で粗末な取り扱いを受けていた、いわゆる「二流超人」の、
カナディアンマン、便器マン、タイルマン、カレクック、ティーパックマンなどが、それぞれにまた、21世紀になっても、がんばっているのだ♪
おのおのが「新たな使命感」に燃え、実に生き生きと、個別に大切に取り上げられて・・・まるで、過去に失われた、自らの『栄光』と『誇り』を取り戻すかのように、
「準主役級」の、大きな活躍の場を与えられている♪
・・・あたしゃ、
読みながら、涙がチョチョぎれましたぜ・・・。
まぁ、
一度、読んでみてくださいな♪
メッチャ、感動すっから。
とにかく、いろんな意味で、素晴らしい名作です。
平成生まれの若い方にも、ぜひ、旧作である『第1巻』から読んでほしい。
うちら世代の読者には、悪魔将軍のあの方・・・
黄金のマスクこと、『ゴールドマン』の、新たな活躍ぶりにご注目よん❤️
m(_ _)m