中学校時代
女子が圧倒的に強い筆者の妄想世界の中、抜きんでて強い3人の女子に守られ、ペットにされていた小学校の「僕」。不安を抱えて入学した中学校の3年間に成長できるのか?
中学校時代 1.入学
学生服を着て初登校。貼りだされた案内に従い、1年1組に入り、指定された席についた。教室には知ってる顔が何人かいて、少しほっとした。最初に「谷脇くん、また一緒だね」声をかけてきたのは長谷川のお別れパーティーで「ポチちゃんは私が守る」と宣言した鈴木だった。鈴木は小学1年からレスリングをやっていて大会でも何度か優勝している。180センチ近い長身で女子の中でも目立って体が大きかった。僕はというと身長142センチしかなかった。鈴木は僕をレスリング仲間に紹介した「わたし小林 すみれが丘小なの」短い髪を頭の後ろで束ねたニコニコ顔で僕の顔を覗き込んで来た「あたしは武田 桜が丘小だから谷脇君のこと知ってるわ」武田は顔は知っていたが話すのは初めてだった。ガッチリした迫力ある体格だが、たれ目の優し気な顔だった。 「谷脇君って可愛いね」と小林 「あたし同じクラスになったことないけど人気者だったんだよ 鈴木のクラスの女子みんなのペットだったんだよね」「すみれが丘にもそういう男の子何人もいたよ」 「谷脇君は勉強も運動も男子の中では一番できたし、可愛いだけじゃないから」と鈴木 「中学では私らのペットになる?谷脇君」 小林は僕の肩をつかんで耳元で囁いた。「やらしいことしたらダメよ いくら中学生になったからって」鈴木が強い調子で言った。「別にやらしいことするとか言ってないよ 男子が女子のペットになるって当たり前のことでしょ?」この正論には鈴木も反論できなかった。「中学では男子の先輩が意地悪してくること、結構あるみたいよ 谷脇君 うちらが守ってあげようか?そういうの みんなボコにしてやるから」小林は熱い性格のようだ 「そうよ うちらペットの男子には優しいよ」と武田 いつの間にか武田とすみれが丘の小林が手を組んだ様子。「そうね ポチ、いや谷脇君は私が守るって約束したもんね」鈴木も同調した。「じゃ、これからよろしくね」小林は僕の両手を情熱的に握りながらいった。力が強いので少し手が痛かった。これじゃ小学校の時と全然変わらない。
入学式の次の日から部活動の勧誘が始まった。鈴木は早速レスリング部に入部し、先輩たちから情報を仕入れてきた。最低でも一つの部に所属することは校則で決まっているわけではないがほとんど強制らしい。二つの部を掛け持ちする学生も少なくなかった。鈴木たち3人が僕を囲んだ。「ねえ、谷脇君 レスリング部に入らない?」「もちろん、マネージャーとしてだけどね。男子にはレスリングは無理だし」「レスリング部って部員が多いから、サポートしてくれる男子が必要なの」「あ、毎日出る必要はないって。 先輩のマネージャーが2人居るし、他に入りたい部活あるなら 調整できるから。」3人は口々に言った。すごいテンション高い。とても断れるものではない。放課後、格技場にあるレスリング部の部室に連れて行かれた。「谷脇です。よろしくお願いします。」「部長の秦野よ。ぜひお手伝いしたいって、鈴木に言ったんだってね。感心ね。」よろしく、と手を差し出してきた。20人ほどの女子部員の他に2人の男子が居た。上級生らしい。色白で大人しそうな人たちだ。元気はつらつとした女子部員に比べるからそう見えるのかもだが。「部員は全部で30人。あと君たち男子のマネージャーが谷脇君いれて3人、部活掛け持ちしてるのも結構いるから、今日来るのはこれだけかな。」部長の秦野さんは声も大きいが、体も大きい。身長185センチの体がエネルギーではち切れそうだ。「谷脇君に仕事教えてあげてね。」男子の先輩二人に言うと、更衣室に入った。マネージャーと言っても雑用係であることはわかっていたし、小学校で長谷川たちのバスケットバール、バレーボールクラブの手伝いをしてきたので慣れていた。練習場にモップをかけたり、部室を掃除したり、タオルやスポーツドリンクを用意したり、練習後の洗濯等だった。ある日、ウォーミングアップ中の小林が僕を手招きした。「谷脇君 おんぶしてあげる」戸惑ってる僕を有無を言わせずおんぶした。少し汗ばんだTシャツの下に下着がすけて見えた。どぎまぎしてなるべく体が密着しないようにした。「もっとしがみつかないと危ないよ」そのまま低く腰を落とすスクワットや、片足を踏みだして腰を落とすレッグランジをしたり、重量挙げのように僕を頭上に持ちあげたりした。鈴木たちも真似し、僕は「ウォーミングアップに手ごろな道具」として扱われることになった。女子は皆、男子よりも一回り以上体が大きい。力強く大きな汗ばんだ背中に背負われたり、持ちあげられたりして彼女たちの息吹、体温を感じることが気持ちよくなっている邪な自分に気がつき、激しく自分自身をなじった 。彼女たちは真面目にスポーツに取り組んでいるのだ。自分はその手伝いをする立場ではないか。そんな僕の気持ちを見透かしたらしい鈴木は「谷脇君、後ろからブラ透けてたでしょ。どうこれ?」Tシャツをまくり上げて正面からブラジャーを見せてきた。僕は逃げ出したが、武田はすばやく僕を捕まえ、「ポチちゃん、じゃなくて谷脇君、顔が赤いよ どうしたのかな」他の女子部員が囃したて、「ねえ、あたしのも見る?」自分からTシャツをまくり上げる子もいた。新入部員は鈴木、武田、小林の3人のレスリング経験者の他に初心者が5人居た。彼女たちは経験者の鈴木や、先輩部員とは分けて練習していた。彼女たちは休憩時間などに、僕や先輩マネージャーにちょっかいを出してくることがあった。レスリングの技術は未熟でも、女子は男子より体格、体力で上だ。年上の先輩マネージャーは一年女子の格好の玩具にされてしまう。一番小柄な僕は見逃してもらってたのだが、先輩マネージャー2人とも部活を欠席で、僕が一人で仕事をしなければならない日があった。部長の秦野先輩は「谷脇君、できる範囲で無理しないでいいからね。」と言ってくれた。休憩時間に「谷脇君、ちょっと相手して」一年の初心者部員が尻込みする僕の手を引き、組み合った状態から僕の体を引きこみ、あっさりとマットに投げ倒した。僕より身長は20センチ高く、体重も20キロくらい重い汗ばんだ体にのしかかられ、全く動けない。「苦しくないでしょ?ほら」彼女は僕の両手を頭上でクロスさせて押さえつけると、胸の部分を僕の顔に押し付けてきた。「苦しいです!」彼女は上体を起こし、僕に息継ぎさせた。圧迫感と汗の匂い、体温で頭がもうろうとした。「はい、もう一回 何秒耐えられるかな?」そこで秦野先輩のストップが入った。「築山さん、男子をいじめちゃダメでしょ。謝りなさい。」「ごめんなさい 谷脇君」こんなことも、この部ではありがちなハプニングなのだ。女子部員の練習着を洗濯機に放り込む頃にはくたくただった。シャワーの後、すっきりした顔の彼女らのミーティングに僕も加わるように言われた。ミーティングは部活動のことだけでなく、勉強や私生活のことを相談する場なのだが、この日の議題はこの僕だった。「谷脇君は一人でしっかりとマネージャーの仕事を務めてくれました。みんな拍手!」部長が音頭を取った。「彼は鈴木と小学校のころからの知り合いで、中学では是非、鈴木や私たちのお手伝いがしたいって自分から志願したそうです。」20数名のあちこちから「偉いじゃん」「男子はそうでなくちゃね」という声が聞こえた。鈴木に対する冷やかしの声も混じっていたようだ。自分から志願した というのは鈴木のついた嘘だが、結果、鈴木は僕との関係を疑われるようになった。「それから築山さん、だけじゃなくみんな マネージャーとスキンシップ取るのはいいけど、いじめはダメ。絶対」「男子はか弱いんだから、もっと優しくしてあげないとね」「これから、あたしたちみんなをサポートしてくれる谷脇君よろしくね」和やかにこの日のミィーティングは終わった。先の一年生部員築山さんは改めて皆の前で「乱暴してごめんね。今度から優しくするから」
「いじめ」にならない「イジリ」はスキンシップとして問題なしと線引きしたわけだ。彼女達からの「スキンシップ」それ以後も毎日続いた。翌日の練習では鈴木が僕の膝の後ろから手を回して抱え上げ、小林にパスした。小林は武田に、武田は築山に という具合に一年生部員の間をグルグルと回された。先輩マネージャーも2年生の女子部員に同じことをされていた。
2.再会
最近物騒なので女子達と一緒に帰るように学校から言われていた。夕暮れ時に男子中学生にいたずらをしてくる性犯罪者がいるらしい。「そういうのって、中年のおばさんが多いみたいね。」別の中学の男子が女性 数人に裏路地に連れ込まれ、服を脱がされたという噂は聞いたことがあった。「男が女よりずっと少ないから、相手する男が居ないおばさんが結構いるのよ」「うちの姉貴も女子高だから、共学の友達から男の子借りたりしてるよ。」「クラスの男子 紹介してあげたら?」「だめ 姉貴可愛がりすぎるから、中学生男子なんてすぐ壊されちゃう。男子を壊さない程度に可愛がるの難しい とか言ってる」「やば」「危なーい」「谷脇君 年上のお姉さんに可愛がってもらう?興味ある?」いたずらっぽい顔で武田が話を振ってきた「いえ、その・・・」僕は赤くなって口ごもるしかできなかった。「ダメだって、言ったでしょ。谷脇君にエロいことはまだ早いから。谷脇君はあたしが守るって八木たちと約束したんだから。」冗談、冗談 マジにならないでよ。鈴木達と別れ、小学校の傍を通り抜け、家はもうすぐだ。「ポチ先輩 元気?」突然声をかけてきたのは内山、熊谷,菅原、斎藤の4人組だった。「卒業しても逃がしませんよって 言いましたよね。」「ポチ先輩 あたしらのこと忘れてたでしょ。」内山達は僕の両手を握り、全く抵抗できない僕を公園に連れ込んだ。高い木が茂り、壁もあり人目につきにくい場所だった。「ら、乱暴はしないでよ。あ、あと・・・」震え声でやっとこれだけ言えた。内山が僕の頭を撫ぜながら「乱暴なんかしませんよ 人聞き悪いな」「先輩って可愛いから、可愛がってあげようってそれだけですよ」熊谷は僕の顎の下をくすぐった。「「あと」って何ですか?」菅原が後ろから抱き着き、耳元に囁いた。「わかった!ポチ先輩 いやらしいこと って言おうとしたんじゃない?」「あーそうなんだ!」「ポチ先輩、本当は期待してるんじゃない?」大盛り上がりだった。「違うよ 絶対違います お願いだから帰らせてください」必死に哀願したが、誰も聞く耳を持たなかった。「ホント、先輩って可愛いんだから」「最高のペットだよね」「公園じゃ変なことしたくても無理ですからね」年下とはいえ、僕より体が大きい彼女らは僕を囲むと、背中とお尻で小柄な僕をもみくちゃにした。おしくらまんじゅうの思い出が甦った。次に僕をベンチに座らせ、両側に座った二人が僕を腕と肩で圧迫し、更にもう一人が僕の上に座り、じっくりと押しつぶした。最後の一人は後ろから耳や首筋をくすぐった。彼女らは涙目になっている僕を少し休ませたが帰らせてはくれなかった。僕の体や髪の毛をいじくりながら、中学のことを聞いてきた。「先輩、レスリング部のマネージャーなんですね」「鈴木、武田先輩と県外に行った八木先輩と合わせてレスリング3姉妹って、有名でしたよね」「ポチ先輩をペットにするって先輩たちが知ったら怒るかな?」「あの人たち敵に回すのやばいんじゃない?」「戦争になったら、うちらも格闘技系の友達に声かけようよ」 物騒な風向きだ。しかもその中心に自分がいるのだ。「お願いですからやめてください。ケンカなんて絶対良くないです。」4人は僕の顔をまじまじと見た。内山は狡そうな顔で「ポチ先輩 うちらのペットにして欲しいんですね?」「・・・はい」「絶対 誰にも話しませんね」「はい 誰にも言いません。それで喧嘩が避けられるなら 何でも言うこと聞きます」「じゃあ ぼくを皆さんのペットにしてくださいお願いしますって言ってください。土下座でね」言われた通りお願いした。「よーし!いいでしょう そこまで言うならペットとして可愛がってあげますねー」それから土下座させた僕の頭やあごの下をくすぐったり、お手をさせたりして、その日の「可愛がり」は終わった。
あれは罠だった と気がついたときはもう手遅れだった。それ以後週に一回くらい彼女らは僕を待ち構えて,玩具にした。間もなくこの4人の僕を見る目が少しづつ変わってきた。6月のある日のことだった。その日も潰されたり、持ちあげられたり,赤ちゃんにされたり、犬にされたりと散々な目にあった後、熊谷が「ポチ先輩ってキスしたことありますか?」「・・・」「絶対 あるよね。あの長谷川先輩たちといつも一緒だったんだし」内山は僕を地面に仰向けにして馬乗りになり、僕の目を覗き込み「あるんですよね、ポチ先輩」「あります」やっぱり年上だよねー、大人だねー、4人はベンチに僕を座らせ一人ずつ僕の首に手を回し、唇にキスをした。最後にキスした菅原は僕を胸元に抱き寄せ、きつく抱きしめた。「そこまでよ」内山が止めた。「これからもキスの練習台になってくださいね」この日はこれで終わったが、この先どうなるのか。「他県に行っても忘れないから」と言ってくれた八木たちに申し訳ない気分で一杯だった 年下の子に強引にオモチャにされ、征服され、それでも気持ちよくなっている自分に気づいたからだ。
3.バスケ部での活動
クラスの友達に誘われて男子バスケットバール部に入部した。5月の連休明けのことだ。掛け持ちもオッケーと言われていたので特に問題はなかった。女子レスリング部のマネージャーと掛け持ちで週に2回程度、練習に参加した。女子バスケットバール部は40人の大所帯だが男子部は僕をいれて7人しかいない。練習は毎日だが女子部の練習場の片隅で、女子の威勢のいい掛け声に威嚇されながら細々という感じだ。男子部は女子部の付属のような感じだ。女子部には部室があるが男子部は体育館の隅が部室だ。入部初日の活動は女子部の部室の掃除だった。女子バスケットバール部にも男子マネージャーはいるのだが、なにぶん大所帯なので手が足りないのだ。シャワー室やトイレも掃除しなければならず、「男子部は雑用部」と言われるぐらい、雑用に使われる時間が多いらしい。レベルも女子より格段に低く、3年生でドリブルシュートが2本に一本入り、3ポイントシュートがやっと届くという感じ。一応ドリブルシュートができる僕は、期待の新星になった。女子の一年生部員は男子とともに雑用をすることも多く、自然に僕らと交流の機会も多い。彼女らの胸を借りる形で合同練習をよくした。試合形式の練習では、(男子は全部で7人なので男子だけではできない)女子は笑顔で楽しみながらだが、僕たち男子はいつも女子のパワーに圧倒されっぱなしで、必死の面持ちだった。高さでもパワーでも技術でも女子の方が格段に上だ。女子部は男子部と試合をして、男子をオモチャにすることを楽しんでいた。バスケットバールは肉体的接触に対して厳しいのだが、女子はかなり荒っぽく、跳ね飛ばされることもしょっちゅうだった。ある日などは、ゴール下でリバウンドボールを取った女子がそのままのしかかってきて、下敷きにされてしまった。「ねえ、一緒に帰るよねえ」「男子だけで帰ると物騒だよ」「コンビニで寄り道していかない?」積極的な女子は男子を引っ張り、従えて堂々としていた。レスリング部の女子より積極的な子が多かった。道すがら彼女らは僕ら男子の腰や肩に腕を回したり、首筋や脇腹をくすぐったり、して僕らの反応を見てはしゃいでいた。「男の子の体って細いよね」 「背も低いし、腕も足も」 「腰なんかこんなに違う。」早熟な彼女らは女性の体になりつつあり、女子と男子の性差が現れていた。「谷脇ってレスリング部のマネージャーもしてるんだよね?」「・・・はい だから明日はレスリング部に行きます。」「残念よね 毎日一緒に練習したいのに」「谷脇君、私のこと知ってるよね。」「はい、高野さんですよね。」この女子は僕が雑用係をしていた桜が丘小のバスケットボールチームに所属していたので、よく知っていた。チームで長谷川の次に上手だった。高野は僕の肩を組み、「ねえ、谷脇君は今日からあたしのペットよ。いいわね?」「でも・・・」「嫌なの?言うこと聞けないなら力ずくでペットにするけど、いいの?」「嫌じゃなくて、その、レスリング部の人たちからもペットにされてて・・・」「そんなの、知ってるし全然問題ないから。男子は全員、女子のペットなんだから。特に谷脇君みたいな可愛い子は女子みんなで共有のペットだから。」高野は逞しい腕にさらに力をこめ、僕を抱きしめた。そして上から僕の唇を奪った。「高野何やってんのよ。一人で良いことして」気づいた他の女子が食ってかかった。「谷脇君とは小学校5年生の時からの知り合いだから。昔から仲良しだから」高野は開き直って言った。「独り占めはなしでしょ」僕はここでも彼女らの共有ペットになった。もっとも男子部は全員女子部のペット、オモチャだったが。僕はこれから3年間女子のペットとして弄ばれて過ごすのだ。教室でも、クラブ活動でも、帰り路でも、自宅近くでは一年下のあの子達が待ち構えてる。これから3年間どころか、この生活は一生続くのか。