ガラスのカボチャ
西洋ではハロウィーンですね。
我が国でもハロウィーンにコスプレをする人々が増えましたが、本質的に理解している人は少ないと思います。
ハロウィーンのコスプレは「子供たちが化け物に連れて行かれないように、化け物の振りをさせてやり過ごす」のが流布されている説です。
ですから、大人がコスプレするのは有り得ません。
お菓子をせがむのも子供たちの特権で、これは我が国で言えば「お年玉」に当たります。
訪問先には事前に子供たちが行くことを通知し、不要な諍いが起きないよう配慮するのもマナーの一つです。
旧い形態では、ケチンボの寡婦に対して施しをさせようとした事例もあったようですが、子供たちの安全面に配慮して知らないお宅への訪問は避けるのが賢明です。
こうして家々を巡って集めたお菓子などを持ち寄り、ハロウィーンパーティーが始まります。
またハロウィーンにはカボチャが多く使われますが、そもそもはカブを使っていました。
これはアイルランドのケルト文化の残滓であり、キリスト教では「悪魔の祭典」として禁止していたり、無視するように教えております。
「悪魔の祭典」は言い得て妙であり、何かと物議を醸すのも悪魔が人々に憑依して悪事を働いているとすれば、納得できましょう。
ハロウィーンで羽目を外して悪魔呼ばわりされないよう、自戒することが肝要です。
キリスト教がハロウィーンを「悪魔の祭典」としている以上、キリスト教徒やイスラム教徒、ユダヤ教徒には無縁の乱痴気騒ぎであり、無論のことながら仏教や神道にも無関係です。
ハロウィーンを祝うのは、ごく少数の悪魔崇拝者というのがキリスト教の見解ですから、良識ある日本人はハロウィーンから距離を置くのが適切です。間違ってもキリスト教徒にハロウィーンを勧めてはなりません。




