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長文表題

 最近、表題に長文を使う作品が増えて参りましたが、あれはいわゆる先祖返りのような現象です。

 三国志演義や水滸伝、西遊記などでは副題に長文がよく使われました。

 例えば三国志演義の巻之九では「長坂坡趙雲救主」と副題がありますが、これが毛倫毛宗崗本になると「第四十一回 劉玄徳携民渡江 趙子龍単騎救主」と長くなります。

 水滸伝も「第一回 張天師祈禳瘟疫 洪太尉誤走妖魔」と長い副題が付きました。

 これは講談をそのまま書籍にした名残で、聴衆や読者にその回の内容を伝える手法として粗筋を副題にしたと読み取れます。

 この流れが、昨今の長文表題に繋がっていると思えば、目新しい手法ではなく温故知新の復古手法と見ることで、嫌悪感は和らぐでしょう。

 私はそのつもりで長文表題を幾つかの作品に付けましたが、元々の好みは簡潔な表題です。

 長文表題の利点は、内容を伝えて興味を惹くことにありますが、欠点は長くて記憶しづらいとなるでしょう。

 表題で力尽きて本文が疎かになるぐらいなら、長文表題は付けない方が良いですけどね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 [一言] 三十代後半から老眼が始まりまして。 書籍購入時に小さな文字で長々とタイトルを書いてあると、それだけで購入対象から外れます(苦笑)。 個人的には十文字程度まで、…
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