第4話 疑問
教えて!キィオラ&コレット先生!な回
「なんかよく分からないから色々聞いていいか?」
「ああ。」
「どうぞ。」
「まずコレットのさっきの発言についてだが、魔法を使うには詠唱がいるんだよな?」
「必ずしも、とは限りませんが普通は詠唱をしますね。」
「補足をすると、詠唱することで魔法の効果が跳ね上がるんだ。同じ魔力消費でもな。」
「決まった詠唱の特殊魔法のうち、と言ったが、その特殊魔法とやら以外は詠唱が決まっていないのか?」
「ああ、詠唱は自分で考えるんだ。普通魔法を使うんならな。」
「そこも後で聞くとしよう。詠唱に関しては制限的な物は?」
「それなら図書館に専門的な本があるだろう。」
「ああ、そうか。受け継ぎし者とは一体?」
「この世界において勇者と魔王がいるのは知ってるな?」
「ああ。」
「その中で」「1部の血筋の者は力を継承する様なんです。」
「嬢ちゃん、そこ取るのかい…。」
キィオラが少し肩を落とす。可笑しくて少し笑う。
「それで?」
「その力ってのは特定のもんに反応すんのさ、さっきみたいにな。」
「なるほど、んで双極ってのは?」
「双極というのは、」「勇者と魔王の双方の血筋の力を持つ事だ。」
今度はコレットが肩を落とす。やはり笑う。
「「笑 うな!」わないでください!」
爆笑。
「2人とも仲良いな(笑)」
「「そんなこと ねえ!」ありません!」
ひとしきり笑いころげたあと、再び尋ねる。
「それで、武器に勇者の血筋しか使えねえ邪呪掛かってんのはなんでだ?」
「「それは知られて ないな。」ませんね。」
「そうか。」
思案する。勇者(聖)が邪呪(邪)使うとか普通あるか?
「それで、聞きたいことはもうないか?」
「いや、あと2つ。最初にシェファの婆さん…シェファにキレてたのは何だったんだ?『シェファに』辺りでキレてたが…。」
「ああ、あの大賢者、約束を取り付けてきやがってたんだ。『シェファに言われて』来た客にはタダでくれてやれってな。」
「お、おう、そりゃ悪いな…。」
「兄ちゃんは悪くねえさ。…っとどうした?」
コレットが悲しそうにしていることに気づいたキィオラはが気にかける。
「すみません、うちの祖母が…。」
「!?嬢ちゃん、シェファの孫だったのかい…?そりゃ、すまんことしたな。侘びにこいつも付けるとしよう。」
そう言ってキィオラは黒い石を取り出した。
「そうだな、他の街の鍛冶屋かこの街の合成屋にでも持ち込むといい。面白いぜ。」
「お、おう…。」
「それはともかく、最後の質問だ。武器はどれを持ってっていいんだ?」
「「え?」」「ん?」
「「そ この2つだろ?」の2つですよね?」
誰かレビュー、感想等書いてください(´・ω・`)読まれてる実感が欲しい…