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プロローグ
「―――はぁ、はあ、はぁ」
何もない荒野を少女が走っていた。その背後からは6足の醜悪な化け物が少女を追いかけている。
「きゃああああ!」
限界だったのだろう。少女は足をもつれさせて転んでしまった。そのせいで、化け物が少女に追いついてしまった。
「ぐっ……。ここまでね。ならせめて一太刀。私を逃がすために犠牲になった人たちのためにも、一矢報いてやる!」
迫りくる化け物に対し、ふらつきながらも立ち上がり、その化け物を睨みつける。
「エスペル、起動。ブレード展開」
ブォンという音を立てて白いエネルギーの刃が形成される。少女はその剣を構えて、醜悪な化け物と相対した。
ダストが通りかかったのはそんなときだった。




