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色の無い街

作者: 川島蛍

この街には色が無い。


だからみんな同じ色してる。


みんな同じだから折り紙だって取り合いにならない。


春には桜が咲くし夏は草が生い茂る、秋になればドングリがたくさん採れるし冬だって空から雪が降ってくるんだ。


この街にも楽しい所はいっぱいあって、公園にはすべり台やブランコもあるし大きなジャングルジムだってある。


だけど、もしこの街に色があったなら僕が見ている景色は違っていてみんな同じじゃなくなるのかな。


今、僕の口にあるキャンディーにたくさんの色があったならみんなワクワクするのかな。


もし、


もしも、


僕たちみんな違う色だったら仲良くできないのかな。


だけど、僕はそれでも違う景色を見てみたいんだ。


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― 新着の感想 ―
[一言]  色があったらあったでまた問題が生じるかもしれない、という危惧を抱きながらも好奇心を捨てきれない主人公に、いろいろと考えさせられました。
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