序章 チャットルームに入った人々は
西に輝く太陽に一筋の雲がかかっていた。
淡くきれいな空には雲が所々浮かんでおり、橙に輝いている。
歩道では部活帰りなのだろう。学生服の人がちらほら見える。
その通りを窓から横目で見ている彼はふと思い出したようにパソコンを開いた。
ショートカットアイコンからサイトに入った彼はさっそくその部屋に入った。
≪千尋さんが入室しました≫
彼は彼女としてチャットルームに入った。
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部活帰りの彼は制服を脱ぎ部屋着に着替えた。
汗で濡れた彼はタオルを片手に麦茶を勢いよく飲む。
一息ついた彼はパソコンを開いた。
g00gleを開いた彼はサイト名を打ち込む。そして部屋に入った。
≪光宙さんが入室しました≫
彼は恋心を胸にチャットルームに入った。
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彼は部屋で昼か夜かわからないほどの不規則な生活をしている。
そのため、彼は空が橙に染まっていることを知らない。
隣では弟が部屋のドアを開ける音が聞こえる。彼が帰ってきたことで時間がある程度分かった。
それを聞いた彼は開いていたパソコンのゲームを閉じ、もう一つ開いてあったサイトの部屋に入った。
≪ケントさんが入室しました≫
彼は知ってしまったからチャットルームに入った。
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千尋:こんばんは
光宙:こーん
ケント:ばんちゃ
千尋:皆さんお揃いで
光宙:ですねw
千尋:きれいな夕暮れですね
ケント:そうなんですか?
光宙:見えませんか?
ケント:あー見えました
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太陽の光に照らされ、彼らは起きた。
チャットルームは楽しかったと思いながら……。