第00話 ~求む、迷宮の魔王!~
初めての投稿です。
駄文ですが…。
誤字・脱字・誤変換
読みにくいところ
分かりにくい表現
などがございましたら、優しくご指摘いただけると幸いです。
普段通りの日曜日、朝から家でダラダラしていた僕は、何か面白いものはないかとネットでいろんなサイトを見まくっていた。そんな時だった、新しいネットゲームのHPだろうか、どギツい真っ赤な背景に特大サイズの黒文字で「求む、迷宮の魔王!」と書かれているサイトを見つけたのは。下に小さく詳細はこちらをクリックと書かれているだけの超シンプルなページだったが、Wizardryなどのダンジョン探索ゲームもダンジョンメーカーのようなダンジョン作成ゲームも、そういう類のファンタジー小説も大好きな僕は、迷わず詳細へのリンクをクリックした。その先には、ゲームの世界観の説明とプレーヤーの役割がすごく簡単に書かれていた。
曰く、
原始の大神は数多の世界を作った
光の神々の住まう天界
闇の神々の住まう冥界
その狭間に
人の住まう人界
魔族の住まう魔界
エルフの住まう森の妖精界
ドワーフの住まう大地の妖精界
など、多種多様な種族の住まう世界を作った
その中に植物と動物だけの住まう、他のすべての世界を合わせたよりも大きな一番大きい名もない世界があった
大神は去り、様々な種族と神々だけが世界には残った
光の神々と闇の神々は名もない世界を自分たちのものにせんと
相争い、様々な種族を自分たちの陣営に組み入れ
それらの種族をも巻き込み 大きな大きな戦をした
平和で豊かだった名もなき世界は戦場となり大いに荒れ果てた
そこへ戻ってきた原始の大神はあきれ、かなしみ
光の神々と闇の神々に大神の定めたルールに基づいて勝負をさせ
勝った方が、名もなき世界を手にすることができるという決まりごとを作り、神々を従わせた
光の神々は、聖と呼ばれる使徒に命じて、街を作り世界に広める
闇の神々は、魔王と呼ばれる使徒に命じて、迷宮を作り冥気を名もなき世界に広める
どちらかの使徒(聖か魔王)が全滅した時点で、残っている方に世界を与える
その勝負がつくまで大神はこの世界に残る
こうして、光の神々に選ばれし聖が作りし街々とそれを脅かす闇の神々に選ばれし魔王の作りし迷宮との世界の支配権をかけた争いが始まったのである。
というのが、このゲームのバックグラウンドのストーリーらしい。
光の神々は50柱、闇の神々も50柱、なので、聖も魔王も50名ずつだが、聖・魔王を名もなき世界に投入できるのは100年に一度、そして、まもなくその100年に一度の機会がやってくるので、あなたも是非、魔王として、この戦いに身を投じてみませんか。ということで、、プレーヤーは、闇の神々の使徒:魔王として迷宮を作り、闇の神々の勝利のために働くということなのだ。
ちなみに魔王になると、
・迷宮の核であるダンジョンクリスタル(以後DC)を破壊されない限り、不老不死でいられる
・迷宮内(必ずしも洞窟や塔のなかという意味ではなく、その支配領域内で)においては、契約した魔物たちを従わせることができる
・闇の神々の陣営への貢献度に応じて、ダンジョンポイント(以後DP)というポイントが原始の大神から与えられ、DPを使って様々なことをすることができる。
・DPは、最初にも与えられ、それを使って魔物を召喚したり、ダンジョンを作ったりすることもできる(最初のDPはマスターとなる神様次第)
・ダンジョン運営に必要なものはダンジョン商会を通じて、購入したり、トレードの斡旋を受けたりすることができる
・ダンジョン商会からは、必ず、一人担当の営業マンがつく
・魔法科学の粋を尽くして作り上げた超最新鋭ダンジョン管理ツール“dPad”がもれなくついてくる
などの特典がついてくるらしい。要するに、DCを破壊されたらゲームオーバーでDPでダンジョンを作ったり、魔物を召喚したりして、闇の神々の陣営に貢献しながらDPを貯めて、ダンジョンをパワーアップさせつつ最終的には、聖の作った街を侵略していくゲームってことだろう。
ゲーム画面の画像が一切ないので、実際の感じがどういう風なのかイメージはつかめないけど…、かなり興味はひかれる…。
いろいろな説明の一番下に、迷宮の魔王に応募される方はこちらをクリックというバナーがあったので、僕は、迷わずクリックをした。
目の前が一瞬、真っ赤になった後、真っ暗になっていくのを感じた…。
6/17 変更しました