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歓迎会

歓迎会は盛大に始まった。

お店の大きなテーブルには物凄く高そうな料理キャビアなどが並ぶ。


リューシャは目をキラキラと輝かして御満悦、アレクとコーヤは自信たっぷりのドヤ顔。

風香かぁさんもそれぞれの表情を見てコロコロと笑う。


次にアレクはこれまた高そうなウォッカの栓を開け、4つの小さなグラスに酒を注ぎ、各自の前にそれを配った。

そして、アレクは自ら主役とバリに乾杯の合図を取る。

「ようこそ、リューシャ!今日から君はウチの家族の一員だ、乾杯!」

皆は銘銘にグラスをぶつけ合い乾杯。


こうして歓迎会は開始された。


コーヤは小声で隣の席に座るリューシャに聞いてみた。

「お前、お酒は大丈夫なのか?」

するとリューシャは「うん!」と頷いた。


コーヤはどちらかと言うと酒は苦手なので舌をつけた程度でギブアップ。

アレクはその事を知っているのでコーヤが少し口に含んだのを見てからコーヤの酒を勝手に手に取りクイッと飲み干す。

リューシャは流石に一息で飲めないモノのチビチビと少しずつ飲んでいるようだ。


「それにしても美味しいね」

リューシャが料理の事を褒める。

「普段はこんな高い食材の料理は味見で少し食べる程度だけどな」

と、コーヤは返答しリューシャが切り分けている料理を見ながらこう言った。

「あっ、それは俺が担当したんだ」

「へー、やっぱりコーヤさんって料理が上手いんだね」

コーヤは今後の確認の為、リューシャに質問をする。

「リューシャって料理は出来るの?」

すると、リューシャは申し訳なさそうな顔をしながら「コレを食べた後では得意だなんて言えないよぉ・・・」と苦笑した。

コーヤもその表情を見て苦笑しつつ料理を食べるのであった。


(数時間後)


先にコーヤ達が席を立ち自分達の食べた物を片付け始めた。

アレクは店の在庫のバルティカNO.12を飲んで上機嫌でそれを見送る。


風香かぁさんもそれにお付き合いしてアレクと共に上機嫌のようだ。

こうなると大人達は数時間以上、飲み続けるのでコーヤ達は自分達の物だけを片付けそれぞれ部屋に戻る事に。


部屋の前で別れる際、コーヤは明日の7時に春から通う高校へ案内してやるとリューシャに約束。

こうして一日目が終わった。

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