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「やった……やったわ! 私たち、本当にDランクのボスを倒しちゃった!」

 リナがフェリスの手を取り合い、ぴょんぴょんと跳ねて喜ぶ。


 フェリスは喜びつつも、転がっている「石ころの破片」をじっと見つめていた。

(……ただの石で、あの琥珀のキメラを無力化したの? あのタイミング、あの精度。……やっぱりこの人、ただの剣士じゃない。世界そのものを『視て』操作してるみたい)


「カイさん! 今の、私の魔法すごかったですよね!?」

 リナが期待に満ちた目でカイを見上げる。


 カイは、砕けたキメラの残骸から静かに魔石を拾い上げ、リナの頭にポンと手を置いた。

「ああ。いいタイミングだった。……リナの魔法と、フェリスの索敵。お前たちがいたから、俺は『楽』ができた」


「…………っ!」

 リナは顔を真っ赤にし、フェリスは照れ隠しに尻尾を激しく振った。


 三人での初めての勝利。

 それは、これから始まる100万文字の長い旅路における、最初の「家族」のような絆が芽生えた瞬間だった。


 だが、その様子を遠くから見つめる『赤マント』の影があった。

 四聖ギルド、イグニスの部下だ。


「……報告通りだ。あの『無色の男』、石を投げただけでキメラの装甲を粉砕した。……あれはもはや、武術ではない。属性に頼らぬ『異能』だ」


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