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黒き騎士と邪竜と幼き少女。魔剣の誕生。

作者: 転移野郎
掲載日:2025/06/19

光と闇の闘いが始まるのだ……。


邪竜よ、貴様の首は……。


この黒き騎士が必ず、討ち取ってみせる。


我が最愛なる……ために……。

 ここは「地球」と違う異世界。地球とは似ても似つかない星である。なぜなら……。ここは。


 魔法が存在する星であるからだ。「魔法」それは

呪文を唱えれば、元素を使える。


 決して皆が扱える訳ではない。これは決められた一部の「人」だけである。


魔法を使う者は「万物の源」が視えてる。


『地、水、火、風』の四大元素である。


そして、その四大元素とは真逆の物があった。


それが……『光』と『闇』であった。


『闇』はある物を創造した。それが……『魔王』である。


『光』は素質ある者に『魔法』の知恵を授けた。


その者たちは……こう呼ばれるようになる。


      『大魔法師』と……。


初代の大魔法師は魔法で故郷である都市を空中浮遊させ、子孫たちを守った。


 それが……『風国』である。風国は御先祖の『掟』を守り。他国とは交流を断ち切った。


魔法による魔法だけの国を作るために……。


 こうして長い年月が5000年も経った。そして一人の若き大魔法師が誕生した………。


   その名は『大魔法師ユリア』


 この当時、わずか10歳で魔法の才覚を見出していた。


魔導師たちは痛く感銘を受けたが……。


一つだけ、困ってる事があった。


それは……。


風国、王宮内、ユリア専用の部屋にて……。


おーほっほほ、さぁ!わたちを崇めなさい!


この……ゲホ……ゲホ……、水ー!水くだちゃい!


2人組の世話人メイドたちが駆け込む。


ユリア〜様〜!お、お水です!早く!早く!


グビグビ!グビグビ!グビグビ!グビグビ!


あぶなかっだわぁ〜死ぬがと……。


この、馬◯者〜!!また魔法の実験をしたのか!


世話人メイドたちは膝をついて謝る。


お、お許しください!大賢者様!ユリア様……?


ユリア様!頭を下げてください!


わだちは、大魔法師になる人物!頭を……。


馬◯者!この実験は命をも奪うのだぞ!!


 『こっん!』と大賢者は杖で、ユリアの頭を軽く叩く。


するとユリアは……。


う……ヒック……び……と……い……ヒック。


 ユリアは声をヒクヒクさせる。それを見た大賢者は……慌てる。もの凄い慌てる。


ゆ、ユリアよ〜すまんのぅ〜……!


今日だけ、許そう、うむうむ。


そうして大賢者は部屋を出るのである。


 ユリアは「べーッ」と舌をだす。それを見てた世話人メイドたちは。


うーん「尊い」とお互い世話人メイドは微笑む。


 世話人メイドたちは近寄り。身の回りの世話をする。


ユリア様、今日は初の初陣ですね。


怖くないもん!わだちの魔法で終わるもん!


初陣の服装に着替えたユリアは部屋を出る。


世話人メイドはユリアの手を握る。


 すると世話人メイドは気付く。微かにユリアの手が震えてる。


 「クスッ」と笑う世話人メイド。「やっぱり、怖いのですね」と心の中でつぶやく。


 王宮の外では風国の軍隊が待機していた。その数3000人。


構成は魔導師たちである。


大魔法師の老婆の一人がユリアに近寄る。


こりゃ、こりゃ、遅刻じゃのぅ。


世話人メイドたちは頭をさげる。


2人は言葉を揃える『誠に申し訳ありません』


大魔法師の老婆はメイドたちを睨みつける。


フユユ、フカカ、たるんでるおるまいな?


 2人の世話人メイドは『フユユ』と『フカカ』と呼ばれていた。


 いいえ、そのような事は一切ありません、ユリア様の為になら、この「命」捧げる覚悟です。


 今宵の依頼は、あの『邪竜』討伐じゃ、ユリアには特級魔法で魔王軍の魔物を一掃してもらう。


かしこまりました。大魔法師様……。


大魔法師の老婆は全員に号令をかける。


転送の魔法陣を発動させるのじゃ!!


目標!火国の火山地形じゃ!


 魔導師たちは一斉に魔法陣を展開する。一瞬で火国の火山エリアへと到着した。


火国とは火山辺りを国として設立されて国である。


 周りは緑が一切無い、あるのは目の前に見える。大きな『火山山』であった。


 すると既に戦闘が始まっていた。魔王軍が攻めて火国に攻め寄せていた。


 魔王軍の規模は一万である。その中央に邪竜がいた。


フユユとフカカは一斉に人差し指で指をさす。


見てください。大魔法師様、あそこに……。


むぅ、あれは「黒き騎士」じゃたか!!


黒き騎士は無数の魔物を一網打尽にしていた。


 黒き騎士。この時、まだ「暗黒騎士」と名乗る前である。推定30歳。黒の鎧が目立つ。


次々と魔物を倒していく。もはや万夫不当であった。


大魔法師の老婆は命令を下す。


あの騎士に遅れをとるでない!一斉魔法呪文じゃ!


魔導師たち「おーー!」一斉に呪文を唱え始める。


 火魔法、風魔法、土魔法、水魔法の連携魔法である。


それぞれの魔法攻撃の餌食になる魔物たち。


 邪竜は魔導師たちに狙いを定める。次々と魔物を魔導師たちに差し向ける。


 6000体の魔物が攻め寄せる。魔導師たちは応戦するが。数人の犠牲が出てしまう。


 風国。魔導師軍隊3000人。魔王軍6000体の闘いであった。


 残りの魔王軍は黒き騎士と火国の軍隊で交戦していた。


 邪竜は大きな翼を広げて魔導師たちの所を目指す。空中を飛んでいく。


それを見た黒き騎士は……。


己!我が目の前にいながら、魔導師を目指すか!


黒き騎士は雑魚魔物を無視して追いかける……。


大魔法師様。我が方が押されています。


気にするでない!所詮、ワシらは『捨て駒』じゃ!


フユユとフカカはお互い顔を見つめ合う。


そしてある事を決断した……それは。


 大魔法師様、私たちはユリア様の様子を見てきます。捨て駒らしく、花を咲かせます。


うむ!よいじゃろう!これも、『子孫』を残す為じゃ!


世話人メイドは頭をさげて去っていく。ユリアの居る陣幕に向かう。


フカカ!覚悟を決めなさい!


はい……!お姉様!ユリア様の為に!!


2人は陣幕の中に入る、ユリアが座っていた。


どうちたの?私の出番?


フユユとフカカは微笑む、そしてある事を伝える。


ユリア様、あなたは自由なのです。


自由に生きてください、さぁ、逃げましょう。


 2人はユリアの手を繋いで外へと出る。そして戦場の逆の道を進む。


 フユユとフカカは戦場からユリアを逃がす為に行動を開始した。


こっちで、あづてるの?フユユ?フカカ?


えぇ、そうですよ、ユリア様。


ユリア様は『言葉』の勉強をしないとですね。


わだちは世界一の大魔法師になる者だから!?


2人は顔を見合わせ「クスッ」と笑う。


ドコ……ニ……ムカウ……オロカナ……ヒト……ヨ……。


空中から急加速して着地する物体がいた。


3人の目の前にいたのは……あの『邪竜』であった。


ニゲル……ミチ……ナド……ナイ……!


 邪竜は巨大な鉤爪でユリアを狙う。フユユとフカカはユリアを守る。


ユリア様――!!あーぁー………!


お姉様ー!ユリア様ー………!


 グサッ、

     ずぷぷぷ……。

          ぽた……ぽた……ぽた……。


 (ユリアの顔に赤色の何かが付着する)


フユユ………フカカ………?


2人はユリアに抱きついたまま、息絶えていた。


オロカナ……ニンゲン……メ……。


違う、違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う。


お前は存在してはいけない『邪悪な塊』


ユリアは2人を寝かせる。そしてデコに軽くキスをする。


ム……!?フインキ……ガ……!?


ユリアは魔法のホウキ無しで『空中浮遊』をした。


空中浮遊のせいでロングの髪が乱れる。


杖を召喚して。ブツブツとつぶやく。


空はドス暗くなり。辺り一面は空気が変わる。


キサマ……コソ……!ニテル……ノダ……マモノ……!


お前を……殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す。


特級魔法……発動……『地獄の門』よ!開け!


 空から無数の『火の玉』と『雷が鳴り響く』極めつけに『風の刃』が邪竜を追い詰める。


 すかざす黒き騎士が邪竜の背後に忍び寄り。背中を登って首を目指す……。


邪竜よ、貴様の負けだ!我が妻の仇!


喰らえ!

     ダ――ク・ソード・バースト!!


 黒き騎士は邪竜の背中から大ジャンプして首を一刀で斬り倒す。


オロカナ……ワレヲ……タオシテモ……マオウ……。


 黒き騎士は『封印剣』を突き刺す。みるみる邪竜は封印剣に吸収されていく。


ヨセ……!フウイ……ガ……。


封印剣はみるみる姿形が変わっていく。封印剣が『魔剣』へと変わった瞬間であった。


   黒き騎士は魔剣を手にいれた!


ユリアはフユユとフカカに近寄り。寄り添う。


ごめんなちゃい……わだちが……弱いから……。


大量の涙を流す。ユリア。黒き騎士が近寄り。


魔導師よ……貴様の事は覚えておこう……。


貴様のお陰で我が妻の仇がとれたのだ。


さらば、また何処かで会おう……。


黒き騎士は転送魔法を使って、その場を離れる。


するとユリアの後ろから、一軍が姿を見せる。


我が王よ!目の前に幼い子供がいます!!


む?あれは……?もしや、魔導師か!?


どうやら、他2名は息絶えてるようですね。


お前たちは、ここで待ってろ。


王はユリアに近寄る。そして伝える。


我は『大国』の王なり。そなたは?


わだちは……ユリア……魔導師ユリア。


魔導師ユリアか、素晴らしい名前なのだな。


我と共に来い、その2人を弔う事にしょう。


わだちを助けてくれるの?


さぁ、来るのだ『魔法師ユリア』よ……。


大国の王は手を差し伸べる。ユリアは手を取る。


 こうして邪竜討伐戦はユリアにとって悲しい出来事になった。


 そしてユリアと大国の物語が、ここから始まったのである。


         完。

こうして邪竜は『魔剣』へと姿形を変えた。


この物語は地球に似た、もう一つの異世界でのお話し……。


そして若き黒き騎士と『幼きユリア』の物語でもあった。

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