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【大賞受賞作】私を殺したのは、大魔法使い様ですか?~あなたがくれた幸せの呪い~  作者: 花澄そう


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屋上でのひと時4


「魔書資料室?」

なんだそれ?とでも言いたげな顔を向けられる。


「うん……」

この反応……知らないのかな?

と思っていると、ディオンはハッとした顔をして手をポンと叩いた。


「あぁ、あの本しか無い部屋だな」

それを聞いた瞬間、私はカッと目を見開いた。


「あの部屋がどうした……わっ!」

即座に席を立ちあがり、瞬足でディオンの横に移動した私は、ひたいが地面にこすり付くほどに深く土下座をした。


「な、何してんだ!?」

驚く声が落ちて来て頭を上げると、ドン引きしているディオンの顔が映った。


「お願いします!私を――その資料室に入らせてください!」

「はっ……?」

「入らせてくれなかったら……私の首を絞めた事も、屋上から突き落とした事も、女子寮に入って私を押し倒した事も、全~部学園にバラすから!!」


「お前……お願いしてんのか、脅してんのか、どっちなんだよ」

「どっちも!」

キリっとした目で言うと、引きつった顔をしたディオンの顔が呆れた顔に変わった。


「お前……」


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