素材集め
私がワネストに着くと最近では見慣れた人が噴水のところに腰掛けていた。
「こんばんは」
「あぁ、赤名か。この後何か用事ある?」
私が噴水のところに腰掛けていたドロップさんに声を掛けるとドロップさんは私の方に振り向いてこの後の用事を聞いてきた。なので先ほどゼロの街での装備の話をした。それを聞いたドロップさんの目が光った気がした。
「何それ面白そう。ぼくも一緒に行っていい?」
「構いませんけど装備とかって大丈夫ですか?」
私はドロップさんに問いかけたのも当然のことで彼女の装備は最初に会った時から変わりないように見えた。武器は新調したのか黒い鞘に青い紐が見えている。
「あぁ、大丈夫。この服たぶん赤名の装備よりは性能良いよ。ここからさらに南に言ったところの素材使ってるから」
「それなら大丈夫かな」
私はそう言った後にパーティ申請をドロップさんへと投げる。それを受け取ったドロップさんはすぐに承認してくれた。
「それじゃ東に行ってみよう」
そう言って浴衣のような金魚柄の和服を着たドロップさんを先頭に東の森へと移動した。
東に到着した私は自身の目を疑う光景を見ることになった。
「へぇ、ここら辺はこの程度か」
そう言ってドロップさんはクレセントベアの首を一刀の下に切り落としていた。そしてクレセントベアの素材は私達両方のインベントリへと入っていく。それを見て私は少しづつテンションが上がっていく。
「強いですね」
「まぁ、そこは実戦経験の差かな」
私はそう言いながら飛び掛かってきた黒い毛に胸元に新月から新月までのいづれかの月のような形で白い毛が生えているムーンウルフの相手をしていく。
「さっさと仕留めるよ犬っころ」
「なるほどそれが君の本性か」
ドロップさんがそう呟いていたが特に気にせずに私は、向かってくるムーンウルフを倒していく。そうしていると横合いから寒気がした。私はこの感覚を何度も感じているのでその感覚にしがたい一旦後ろへと下がることにした。
「反応もなかなか。やっぱり赤名は楽しめそうだな」
ドロップさんはそう言いながら腕を振りかぶった状態のトラの足を切り付けている。切れたと同時にトラの腕が黒い爆発でトラの腕が弾けた。その後に鉄色だったドロップさんの刀が黒く染まりトラの背中からトラの胸を貫いたことによってトラはポリゴンとなった。
「まぁ、こんなもんかなって赤名どうした?」
「・・・ド・・・ドロップさん、さっきのって闇属性の魔法?」
「そうだよ。それのちょっとした応用」
ドロップさんは唖然とした私の質問にドロップさんは答えてくれた。そしてさっきの魔法について少し解説をしてくれる。
「まぁこのゲームにある魔法をスキルによって少しアレンジしたものだけどね。っとちょっと待ってね」
そう言ってドロップさんはウィンドウを操作し始めた。そして操作が終わったところでドロップさんはほっとしたような表情をした後に私に向き直る。
「よかった。お姉ちゃんが教えてくれるって言うからちょっと付き合ってね」
ドロップさんにそう言われて私はインベントリを確認し必要数が集まっていることを確認した後にドロップさんの問題ない旨を伝える。その返答を聞いたドロップさんは一度頷いた後にワネストの街へと戻っていきそのままゼロの街へと到着した。
「こっちにいるって」
「ちょっとドロップさん待って」
私は人込みをするすると進んでいくドロップさんの後を追いながら一度も入ったことのない建物へと入っていく。建物に入ると入口に職員が立っていたようで「ようこそ、生産ギルドへ」と言ってくれた。
「ここって生産ギルドなんですね」
「そうだよ。そしてここで生産スペース化しだしてるの」
そう言いながらどんどんと奥へと入っていく。そして何も迷いもなく一つの部屋の前へと到着して一度ノックした後に中に入っていった。
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名前:赤名 Lv:12
種族:獣人(猫)
装備
武器:仕込み双剣
頭:狼革の額当て
胴:狼革の胸当て
腕:狼革の肘当て・グローブ
足:狼革の膝当て
靴:狼革の鉄板入りブーツ
アクセサリ:
★STR:33
★VIT:29
INT:22
MND:22
★AGI:32
DEX:22
LUC:22
★RES:28
スキル
双剣:Lv10、双剣術:Lv9、STR強化:Lv11、AGI強化:Lv11、投擲:Lv7、
危険察知:Lv7、認識阻害:Lv3、収納ボックス:Lv5、暗視:Lv6、格闘:Lv7
鑑定:LV2
残りスキルポイント(14)
残りステータスポイント(24)
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今年の赤名はこれで終わりです。
いろいろと指摘も受けてますが引き続き余でいただけると嬉しいです。




