遊び人の遊具
アレックスとクリンに変に挑発はしない様にと説教を受けた。
その後は午前中から決めていた北に向けて移動を開始する。状況を確認したところエリちゃん以外は北のエリアに来たことがあるようだったので歩きながらそれぞれの動きを確認することにした。
基本的には私とフレイで核を露出させてそこにアレックスとエリちゃんが核を破壊することにした。ボス前の3体のゴーレムについてはそれまでの動きを見てから決めることにした。
そしてクリンはここの敵と相性がいいということもあり遊撃にあたってもらう。
そこまで打ち合わせをしたところで私は仕込み双剣をしまい徒手空拳で闘う準備を進める。
「赤名ちゃん。グローブみたいなの作ろうか?」
「あぁ、作ってくれると嬉しいな」
「それじゃ簡単なの作るね。違和感あったらあとで教えてね」
「そうだね。それで不都合があればいうようにするよ」
フレイが武器の話をしてくれたので私もお願いしることにした。実際素手で闘うときは現在武器がないのでフレイの提案はありがたかったそう話していると坑道の入口へと到着した。
「暗いですね」
「そこまで暗いんだ」
「えっ、赤名さんは暗くないんですか?」
「あぁ、私暗視のスキル持ってるからこのぐらいの暗闇なら支障ないんだよね」
「さすが赤名だな」
私がそう言うとアレックスは納得してくれていた。それを聞いていたエリちゃんはわかっていないようで首をかしげていたので説明してあげることにした。
「私にとっては明かりは邪魔になるんだよ。特にプレイヤーを相手にするときはね」
「えっ、それっていいんですか?」
「道徳的にいいかどうかで言ったら微妙だけどゲーム的には問題ないよ。実際にゲーム的に問題があるならPK・・・、プレイヤーを倒すこと自体禁止にしたゲームになっているだろうし」
私の発言にエリちゃんは疑問を呈してきたがそれに対しクリンは問題ないと返す。そしてその判断基準についても簡単に説明していた。
「あとは歩きながら話すとして一旦坑道の中に入らない?」
フレイのその発言を聞いた後に私たちは洞窟の中へと入りフレイとアレックスの2人が持つランタンを灯す。そして出てくるゴーレムたち相手に連携を確かめながらゆっくり進み中腹まで言ったところで、アレックスとフレイの持つランタンに照らされて地面の付近がキランと光った。
「ストップ」
私が手を挙げて全員を止めた。そしてフレイに一声かけて私の足元を照らしてもらった。すると足元に細い糸が張られているのが分かった。
私はその糸に対する対処をしやすいように全員を壁際へ寄せてから糸を切る。その瞬間にカランと何かが地面に落ちる音がした。
「ちっ!?」
私は舌打ちしながら正面から飛んでくる初心者の双剣を躱す。そのまま思考操作で装備を仕込み双剣に戻して双剣を引き抜く。それと同時に奥から矢が1本フレイ目掛けて跳んできた。私はその矢に対し仕込み双剣の1本を投擲する。
「師~匠~。あ~そ~び~ましょ♪」
「クオン、ということはこの矢は」
「その通りだよ赤名ちゃん」
「まぁそうだよね」
私がそう言ったところで更に奥から駆けてくる人影が一つあった。その人影はクオンと鏡華の2人がいる時点で想定ができていた。アレックスもそうだったようでその人影である銀華の前に出て剣を盾で防ぐ。
「ということはまだ一人いるはず」
私がそう思ったところで洞窟の奥から赤い光が飛んでくる。それを確認したクリンはすぐさま水の槍で迎撃した。
「ここでは一番相手にしたくない子もいるよね」
私がそう言うとみらが洞窟の奥からゆっくりと歩いてくるところだった。
「この場所でミラは殺り合いたくないな」
「銀華、クオン、ミラ一旦攻撃はやめてください。お初の方もいるようですので自己紹介としましょう」
そう言ってそれぞれが自身の名前と役割を説明してくれる。それを聞いたいる間にも私はクリンに指示を出していつでも攻撃ができるようにお願いした。
「私がいなくなったことで解体してくれてもよかったんだよ。【遊び人の遊具】は」
私はそう言いながら矢を止めるために投げた剣を回収するために県へと駆けていく。それに対しクオンは口角を上げながら両手に持つ剣を振り下ろした。
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名前:赤名 Lv:9
種族:獣人(猫)
装備
武器:仕込み双剣
頭:狼革の額当て
胴:狼革の胸当て
腕:狼革の肘当て・グローブ
足:狼革の膝当て
靴:狼革の鉄板入りブーツ
アクセサリ:
★STR:30
★VIT:26
INT:19
MND:19
★AGI:29
DEX:19
LUC:19
★RES:25
スキル
双剣:Lv8、双剣術:Lv8、STR強化:Lv8、AGI強化:Lv8、投擲:Lv5、
危険察知:Lv5、認識阻害:Lv3、収納ボックス:Lv4、暗視:Lv5、格闘:Lv5
残りスキルポイント(5)
残りステータスポイント(6)
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