弱体化ガウル戦_前編
私はみんなの予定を確認したところ問題なかったのでまず南の森へ行き進んでいく。それによって森の中は以前と同じようにウルフたちが狩りをしている程度で私たちが問題となる魔物はいなかった。そのまま周囲の警戒をしつつ奥までたどり着くと赤い壁の前に多くのプレイヤーが列をなして待機しているところだった。
「この行列って何なんだろう」
「わからん。少し聞いてみよう」
「アレックスお願い」
アレックスが聞いてきてくれるようなので私はアレックスに情報収集をお願いする。
その間私はベータの時に戦ったガウルの情報をフレイ、クリン、エリちゃんの3人に教えていく。アレックスは増援のことさえ伝えておけば後はアドリブで何とかなるだろう。
ある程度話し終えたところでアレックスが戻ってきてこの行列について教えてもらえた。結論から言うとボス挑戦待ちの行列だった。なんでも壁の色が緑色になると中に入れるらしい。
「ありがとうアレックス」
「「ありがとうございます」」
「アレックスさんありがとうございました」
上から私、クリンとフレイ、エリちゃんの順でアレックスお礼を言ったところで私はアレックスに確認した。
「ねぇ、ガウルの情報どこまで欲しい?」
「情報か・・・そうだな本来は所見で殺り合うのも悪くはないが、情報が無くて足引っ張りたくはないからな必要最低限のことを教えてくれ」
「わかった」
私はアレックスの言葉に納得しつつも情報を出しすぎないように最低限の情報である増援の増えるタイミングについて教える。その際にあくまで予想だっていうことを忘れず伝える。それをアレックスは楽しそうに口角を上げながら「そうか」とだけ言ってその後は目を瞑って黙ってしまった。
「アレックスさんどうしたんですか」
そんなアレックスのことを心配したのかエリちゃんが私たちに問いかけてくるもフレイとクリンはよくわかっていなかった。私も詳しくはわからないけど何となく何を目的にしているかはわかるので伝えることにした。
「たぶんだけどこの後のボス戦に向けて集中してるんじゃないかな」
「そうなんですか」
「確証はないけどね」
私たちでそう話している間に私たちの番となり壁の中に入っていく。
壁の中に入ると森の中で開けたところにたどり着きそこには赤く大きな体の狼であるガウルが立っている。ガウルを見るとガウルも遠吠えを上げることで戦いが始まった。
「久しぶりに遊んであげるよ犬ころ」
私はガウルの遠吠えに合わせるようにしてガウルに呼びかける。ガウルはそれを挑発と取ったのか私に向けて走ってくる。そんなガウルと私の間に盾を持ったアレックスが入ってきてガウルの突進を盾で受け止めた。
「赤名ヘイトは俺が稼ぐから攻撃に集中しろ」
「はーい」
アレックスにそう言われたので私は素直に従いガウルとの距離を一度あけてから木の上に飛び乗る。そして木の上から初心者の双剣を一度投擲した。
「ガウッ」
ガウルが一度吠えてから動こうとするもクリンとエリちゃんの遠距離攻撃により足止めをされてしまい躱しきることができなかった。
そしてアレックスはガウルの隙を見つけつつ剣で攻撃を加える。
フレイは横合いからガウルがアレックスに攻撃を加えるタイミングで後ろ脚をハンマーで殴って攻撃している。
それを見た後に私は木の上を渡りつつガウルの頭が一番近いところまで移動する。
「アレックス。そのままその犬っころ動かさないようにね」
私がそう言った後にアレックスはこちらに目を向ける。その目は「当たり前だ」と言っているようだったので私は下唇をなめる
「いいタンクがいると楽だな」
私はそう言った後にガウルの頭目掛けて木から飛び降りる。私の身体は重力に従いガウルの頭に近づいていく。そして体をくるっと回して頭を下にしてガウルの頭に長くした仕込み双剣を突き立てる。
仕込みナイフはガウルの額に深く突き刺さりガウルはひときわ大きな悲鳴を上げることとなった。
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名前:赤名 Lv:8
種族:獣人(猫)
装備
武器:仕込み双剣
頭:狼革の額当て
胴:狼革の胸当て
腕:狼革の肘当て・グローブ
足:狼革の膝当て
靴:狼革の鉄板入りブーツ
アクセサリ:
★STR:29
★VIT:25
INT:18
MND:18
★AGI:28
DEX:18
LUC:18
★RES:24
スキル
双剣:Lv8、双剣術:Lv8、STR強化:Lv8、AGI強化:Lv8、投擲:Lv5、
危険察知:Lv5、認識阻害:Lv2、収納ボックス:Lv4、暗視:Lv5、格闘:Lv3
残りスキルポイント(5)
残りステータスポイント(0)
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