イベントの終わり
すべての方角のレイドボスを倒し終わったところでプレイヤーすべてが転移して噴水広場へと集められた。私はすぐに壁を上り屋根の上に上ることにした。そして噴水広場を見ているとイベント開始の挨拶をした主任さんとクレハさんの二人が登場した。
「やぁやぁ、皆さん楽しませてくれて嬉しいかったよ」
「いやぁ、それにしてもPKの人たちの動向は想定外でしたね」
クレハさんがそう言うと同時にプレイヤー達からいろいろな魔法や飛び道具が罵詈雑言とともに飛んでいく。それをしている人たちを見た感じクオン達にやられた人たちなのだろう。
「しっしょう~!!!!ゲフッ」
そう言ってとびかかってきたクオンのお腹を蹴る。それと同時に鏡華や銀華、ミラがこちらに向かって歩いてきていた。それを見た私は嫌な顔をしながら見ていることにした。
「いやぁ、負けた負けた」
「銀華は速攻で負けてましたけどね。ミラさんはどうでした?」
「アレックスの野郎、次は負けない」
そんなことを話していた。私に蹴り飛ばされたクオンが再度私に向かって走ってくる。私は面倒なのでクオンの頭を押して止めることにした。そんなことをしている間にも閉会式は進んでいきいくつかの章が話されていた。
「さぁさぁ、次は今回緊急で作られたPKK賞だ」
「これは今回緊急で裏ギルドで発行されたクエストに対して一番対抗したプレイヤーに授与されます」
「これは現在グリーンプレイヤーですが後々どうなるか不明。赤名さん」
主任と呼ばれている男性がそう言うと私にスポットライトが当たる。
「おぉ、さすが師匠すごい」
クオンがそう言っていると私のところにマイクが飛んでくる。私はそれを受け取った。するとクレハさんが「何か一言お願いします」と言ってきたのでそのマイクに対して私の思っていることを伝えた。
「この世界の魔物が楽しめるうちはプレイヤーには喧嘩売らないよ」
私はそう言った後にマイクを主任目掛けてぶん投げた。それを主任は受け取った後になんとも言えない顔をしていた。そして次の章に移っていく。
「さて次はより多くのPKをしたプレイヤーの紹介だよ」
「これもさっきのPKK賞と同じように裏ギルドからの依頼によって急遽できた賞だね」
「それではPK賞はクオンさん」
そういうと再度私のところにスポットライトが当たる。それによって会場中はざわざわと騒ぎ出す。当のクオンはというとすでに隠密でプレイヤー全員の前から姿を消している。そしてクオンがどこに行っているかというと・・・。
「ガキン」
そう思って会場の方に目を向けていると鉄とテツがぶつかり合う音が聞こえた。広場に集まっているプレイヤー達はその音を聞いた後に何だ何だというこえが聞こえてくる。
「クオン、さすがあの赤名の弟子だな」
「アレックスも全然衰えてないね」
「当たり前だ、バカが」
「まぁ、ここで終わりとしましょうか」
「ク・・・クオンさん、一言どうぞ」
「こんなことで動揺しているようだったら私たちには勝てないよ。特に師匠にはね」
それだけ言うとクオンはふっと消える。そのまましばらくするとまた私の膝の上に座っている。今回は拒む気も起きなかったのでそのままにしていた。そうしていると銀華たちが私と合流した。
「銀華、はまぁいいとして、鏡華とミラは楽しめたの?」
「えぇ、もちろん」
「次こそは」
二人がそう言っているのを聞きながら私は微笑んでいた。そうしていると閉会式が終わる。それと同時にクオンが私の首元にナイフを付ける。それと同時に外に後ろにいる銀華、鏡華、ミラが戦闘態勢に入ったのがわかった。なので率直に聞いてみることにした。
「ねぇ、君たちどういう腹積もり?」
「いえいえ、さっきの戦いは消化不良だったのでね」
「うん、その気持ちはよくわかるよ」
「えっ」
私がみんなに同意する。それに合わせて膝に乗っていたクオンが声を上げると同時に後ろにいる銀華たちが後ろに下がっていく。それと同時に鏡花とミラの二人が遠距離攻撃を放ってくるが、それを建物の下に飛び降りることで躱す。
(さて、どうしようかな)
「赤名、どうした?」
「ん?いつものだよ」
私はそう言うと体制を立て直して後ろに走っていく、アレックスもそれに気づいたのか下がっていく。それと同時に会場内でプレイヤーだけでなく人たちの叫び声が上がっていく。アレックスはこちらに飛んでくる矢を立てや剣で払うことで対処する。
プレイヤー達も正気を取り戻したのか飛んでくる攻撃を次々に対処しているようで町の人への被害は徐々に少なくなっていく。
そんなところで後ろからクオンの気配を感じたのでそのまま回し蹴りをするとクオン腕で防御しているのが見えた。
「さぁ、クオン。久しぶりに訓練してげるよ」
「師匠、そんなこと言ってそう簡単に死なないでくださいね」
「私がいつクオンに負けたことがあるかな」
そう話していると銀華が目に入った。
「銀華の相手はアレックスがしてくれるって」
「あら、それは面白くないですね。赤名さん手合わせ願いたいのですが」
「仕方ないでしょ」
私はそれだけ言うと銀華のお腹を蹴り飛ばす。それと同時に私と銀華の間にアレックスが入ってくる。そして私はクオンとの死合に意識を集中させていくことにした。
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名前:赤名 Lv:12
装備
武器:仕込みナイフ×2
頭:
胴:ラビットレザーアーマー
腕:ラビットレザーアームガード
足:初心者のスカート
靴:
アクセサリ:
★STR:39
VIT:22
INT:22
MND:22
★AGI:45
DEX:22
LUC:22
★RES:38
★3D:46
スキル
双剣:Lv10、双剣術:Lv5、STR強化:Lv10、AGI強化:Lv10、3D強化:Lv10
投擲:Lv8、罠:Lv1、危険察知:Lv8、認識阻害:Lv8、収納ボックス:Lv10
暗視:Lv6、格闘:Lv7
残りスキルポイント(14)
残りステータスポイント(5)
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