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赤名の狩猟者  作者: ライ
1章「ベータテスト」
24/468

呼び出し

 夜に頑張って宿題をやった翌日。今日は大型連休の1週間のうち登校する必要がある2日間のうちの1回目となる。そして今日提出する宿題は国語、数学、理科、社会、英語の内国語と英語となる。

 残りの宿題は金曜日の登校日と翌週の月曜日だ。登校して宿題を提出したりなんだりで今日の昼休みとなった。


「ピンポンパンポン。2年C組赤n・・・おほん。2年C組赤羽さん。放課後生徒会室に来てください。繰り返します、2年C組赤羽さん、放課後生徒会室に来てね」


私はこの校内放送を聞いて私は唖然とした。

(あの人何やってるの)

そう思っている私のもとに凛が近づいてくる。そして開口一番に私に質問してきた。


「ちょっと奈々何やったのよ」

「大丈夫だよ、生徒会長と少し縁ができただけ」

「何それ。それはそれで気なる」

「まぁ、気にしなくていいよ」


 私はそういって手元にあるゲームに集中することにした。そうしている間に昼休みも終わりが近づき午後の授業間際となる。午後は体育の授業なのでいつもより時間を早く切り上げて体操服に着替える。なお体育の授業は2時間分となっていて体を動かした。

そして放課後になり掃除当番も終わらせてから生徒会室へと移動した。


「失礼します」

「奈々ちゃんいらっしゃい」


私たちが生徒会室へと入るとそこには楠先輩が一人だけいたので呼び出し方に少し文句を言うことにした。


「先輩、あの呼び方やめてください」

「えぇ、いいじゃん。それともそっちの教室に突撃したほうがよかった」

「それも嫌です。帰ってゲームする時間も無くなるのでそもそも呼んでほしくないんだけど」

「そんなこと言っても今できないでしょ。それで後ろの子誰?」

「こ、こんにちは。奈々と一緒で2Cの橘凛です」

「あぁ、君が奈々ちゃんのお姉さんで有名な凛ちゃんか」

「えっ!それってどういうことですか?」

「いやぁ、奈々ちゃんのことを気にして授業の開始前とかの目安になっているということを聞いたからね」

「なんかその伝わり方いやだな」


 楠先輩と凛で話がはずんでいる。その間にも楠先輩の手は止まることもなくノートパソコンに打ち込み続けている。そうしている内に後ろの扉が開く。そこには、生徒会担当教師である、斧塚正義先生が立っていた。


「斧塚先生こんにちは」

「こんにちは、それで楠書類は作成終わったか」

「はい、全体の半分だけですけど終わりました」

「それと、例の同好会の初期メンバーは彼女らでいいのか」

「斧塚先生、同好会って何ですか?」

「なんだ、楠から聞いてなかったのか」


 そう言って斧塚先生は一枚の紙を渡してくる。そこにはVR同好会と書かれていた。それを見た私と凛は頭に「?」を浮かべる。


「先輩これって何ですか?」

「言ってなかってね。それはね、私が今作ろうと思っている同好会だよ」

「ちなみにな、その顧問は俺だ。そして設立の理由付けとしては『VRの最新技術を肌で味わい心身共に成長する』っていうことになる」

「っていうのは建前で、ここでみんな集まれる場所を作りたいっていうのと学校にいるうちにログインしたいっていうことかな」

「おいおい、先生がいる前でぐらい偽れよ」


斧塚先生が少し呆れている。


「残念だけど私はその話パス」

「えっ、なんで。赤名ちゃんも心置きなく集まりたいでしょ」

「何?」


 先輩が赤名というと斧塚先生の雰囲気が鋭くなる。それに気づいた私は反射的に蹴りを入れていた。


「なるほどなるほど」

「あっ、先生ごめんなさい」

「いや、構わないよ。くくくっ。奈々さんにはぜひ入ってもらいたいものだ」


 そう言ってから斧塚先生は生徒会室から出て行ってしまった。それを見ていた凛が顔を青くしているが、この際は気にしないでおこう。


「それで、赤名ちゃんどうするの?」

「だからお断り。それに私チェアタイプだから持ち運びできないし。それにその名前で呼ばないで」

「あぁ、ごめんごめん。それにそこは大丈夫だよ。こっちでもできるように少し先生と相談しているから」

「それって私も入っていいの?」

「う~ん、いいけど凛ちゃんやってるの?」

「やってるってOSO?」

「そうそう」

「応募したけど外れました」

「そっか、それなら手に入れたら入っていいよ」

「ということは楠先輩もやってるんですか?」

「やってるよ」

「それに、斧塚先生もやってると思うよ」

「そうなの?」

「あの気配つい最近感じたからね。しかも私の天敵のPKKと同じ気配」

「だから、蹴り入れたのか。でもそこは向こうもわかったと思うよ」

「でしょうね。誰かさんのせいで」

「アハハ、申し訳ない」

「まぁ、いいよ。ここにいる人たちならそこまで危険性ないし」


 先輩はそう謝ってきた。そして同好会の発足を含め回答は後日でいいとなってこの日は帰ろうとした。だが楠先輩が声をかけてくる。


「ちょっと待って、この後用事ないなら今度のイベントについて少し相談しない?」

「別にいいですけど、先輩参加するんですか?」

「えっ?あ、奈々ちゃんは参加しないの?」

「イベントって?」


 凛に聞かれたのでこの前来たメールについて簡単に説明した。それを聞いた凛は「いいないいな」って言っていたがこればかりは仕方ない。そして私は先輩の質問に答えることにした。


「もちろん、私は出るけど先輩って生産職だよね」

「そうだよ、でも生産職が出たらだめっていうこともないだろうし。それに貢献度も稼ぎたいからね」

「まぁ、貢献度でできるようになるもの次第で参加は必須か」

「そういうこと。だからできれば奈々ちゃんと一緒に参加できたらなって」

「別に構いませんよ。それにモンスター以外にもいくつか稼ぐ方法がありそうだし」

「確かにそうだね。まぁ詳しい話も出ていないから土曜日に正式に告知あるかもね」

「そうですね。そのためにもまずはレベルを上げないと」


 楠先輩の相談を受けた私は先輩の作業が終わるまでメモ帳にイベントまでにやることを掻きだあしていく。


~~~~~~~メモ帳~~~~~~~~~

1.廃坑道の扉の先にいるであろうボスの討伐

2.レベル上げ

3.ガウルへのリベンジ

4.フレイとの連携強化

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 まぁこんなもんかな。そうしてある程度まとまったが、楠先輩の作業がもう少しかかりそうだったので昼休みにやっていたゲームの続きをやることにした。その間凛は携帯を見ていており、何見ているのか確認するとOSOの公式掲示板のようだった。

私は掲示板には現状さほど興味ないのでゲームに意識を戻すことにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:赤名 Lv:8


装備

武器:護身用ナイフ×2

頭:

胴:ラビットレザーアーマー

腕:ラビットレザーアームガード

足:初心者のスカート

靴:

アクセサリ:


★STR:24

VIT:18

INT:18

MND:18

★AGI:32

DEX:18

LUC:18

★RES:24

★3D:32


スキル

双剣:Lv7、双剣術:Lv2、STR強化:Lv7、AGI強化:Lv7、3D強化:Lv7

投擲:Lv5、罠:Lv1、危険察知:Lv4、認識阻害:Lv5、収納ボックス:Lv5

暗視:Lv4、格闘術:Lv1


残りスキルポイント(6)

残りステータスポイント(0)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 橘先輩が「赤名」といった件について謝罪が軽すぎないでしょうか? 「赤名」はPKとして有名なようなので普通の人より危険度が高いと思われます。 ※PKで有名なら恨みを買っている可能性が高い…
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