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二時間目 魔法と転生

設定説明の続きです

「おはようございます」

「おはようございます」

「今回は魔法と他色々重要な事柄について学んでいくわよ」

「魔法来たーー!やっぱりこれが無いとファンタジーじゃない!」

「魔法ってどんなものだと思ってるの?」

「呪文唱えたりイメージしたりして魔力込めれば思ったような現象が起きるってやつ」

「やっぱり、そんなもんなのね、ファンタジーだ!ってバカしてない?何でも有りになってストーリーが単調でオリジナリティが無くなってしまうわ、途中でネタ切れになってペンを放り投げるなんて事になってしまうわよ」

「そんなにダメですか?」

「少なくてもここではもう少し設定して行くわ、完全には不可能だけど多少は納得いく説明くらいしたいもの」

「と言う訳で始めるわよ、まず魔素と霊子についてよ」

「何かいきなり難しそうですよ」

「よく聞いてないと分からなくなるからちゃんと聞いてね、まず霊子だけど地球だとエーテルなんて言われている物ね、霊子の集合体が魂の原型になるの、そして魔素、地球ではマナなんて呼ばれている物よ、これが物質に影響して魔法の現象を起こすの」

「霊子の力は魂の力それは意思の力・精神の力でもあるの、その力で体内の魔素を放出し体外にある物質に作用して設定の現象を起こすのが魔法なの、ちなみに体外に放出される魔素の総量を魔力と言って、体内に溜め込んでる魔素の総量を魔力保有量または魔力総量と言うのよ」

「んー、難しい」

「さらに行くよ、魔法の発動には二種類あるの魔法陣と魔法詠唱、まず魔法陣は魔法文字を書いた道具に魔力を流して魔法を発動するの、魔法文字は一字ごと意味があってそれを連結させて全体で意味のある文章にしてるの、魔法文字は地球で言う電子回路みたいな物、魔力は始めは真っ白の状態だけど魔法文字に通すと魔法のプログラムが書き込まれ魔力が魔法陣から放出されると目の前の事象を改変するの、魔法詠唱も魔法文字を使うけど、こっちは文字を発音するの、魔法陣と同じように魔法文字を順番に発音して行き、その時言葉にどのような事象改変を行いたいかイメージを言葉に乗せるの、イメージの力は精神の力だからより強く明確なイメージを言葉に乗せられれば魔法の威力は上がるの、ただぼんやり考えているだけじゃ魔力にイメージなんて乗らないから精神集中が必要なの」

「どちらの方法も一長一短があって、魔法陣は魔力さえ流せば必要な効果が得られるけれど、前もって道具の用意が必要ね、魔法詠唱は何時でも何処でも魔法を発動できるけれど、集中できないと魔法が発動しなくなるの、ちなみに魔法陣は錬金術師が良く使うし、魔法詠唱は魔法師が得意としてるわ」

「それと追加の話だけど、今話したのは属性魔法の事でもう一つ精霊魔法があるの、精霊魔法は精霊にお願いして事象改変をしてもらう魔法なの、火・水・風・土・闇・光の精霊に魔力を捧げて願いを叶えて貰うって感じかな」

「ついでに魔法属性だけど、火は分子の運動エネルギーを操作するの、空気中で使用すると酸素が燃焼して火になるわ、水は液体操作、風は気体操作、土は個体操作、闇は光を奪ったり、精神に作用する、光は光を出したり、光を歪めたり、精神や肉体の活性化をする、無属性はこれら以外かしら」

「はい、それくらいは分かります」

「また追加の説明だけど精霊魔法は古代魔法文字を使うけど、属性魔法は魔法文字を使ってるわ」

「どう違うんですか?」

「精霊魔法のほうが昔からあるって事かしら、属性魔法の魔法文字は古代魔法文字を改良して作られたみたいね、それと精霊は自然の意思みたいなものだから自然破壊に繋がるような魔法は発動しないの、それに比べて属性魔法は術者のイメージで発動するから、そんな制約がないのよ」

「あと霊子と魔素についてだけど、霊子は高次元の原子で魔素は三次元半の原子と考えられるわ、高次元の原子である霊子が直接、三次元に干渉できない為、三次元半の原子である魔素がインターフェイスになって霊子の力を三次元に伝えていると考えられているの」

「地球じゃ霊子とか魔素とか発見されてないですよ」

「三次元の現象を捉える計測機器でいくら探しても発見できるわけ無いじゃない、次元が違うのよ、次元が違う原子を発見できる計測器でなきゃ発見できないわよ」

「ここまでが魔法の大まかな説明よ」

「えー、これで大まかなんですか?難しいですよ」

「別にしっかり記憶しなさいって言ってる訳じゃないから、こんなもんか程度の認識でいいのよ」

「とりあえず分かりました」


「今度は転生についてね」

「テンプレのあれですね」

「そうね、まずローレシアと地球の関係について説明するわ、地球とローレシアは四年に一度、接触するの、ただ高次元での接触だから物が壊れたり地面がへこんだりとかはないのよ」

「そうですね、四年に一度の天変地異なんて聞いた事ないですからね」

「接触して魔素が大量に地球からローレシアに流れ込むの」

「え?地球から?一方通行なんですか?」

「そうよ、地球でも魔素はあるのよ、地面から噴出してるの」

「え?温泉みたいに湧いて出るんですか?」

「そうよ、魔素は地球を惑星生命体として考えるなら地球の生命エネルギーみたいなもんだから、地核から地表に向けて噴出してるの、でも地球人は魔法を使わないから消費されずにどんどん貯まっていくの、だから地球の魔素濃度は高いのよ、余談だけど魔素が濃いと精神に影響を与え人の欲望が活性化するから地球では争いが絶えないのよ、それはさておき、ローレシアは魔法を使うから魔素が消費されて魔素濃度が地球より低い、そんな両世界が繋がれば当然濃度が高いほうから低いほうに魔素が流れていく、だから一方通行なのよ」

「その時、魔素の流れに巻き込まれて魂がローレシアに飛ばされるの、そして近くにいた妊婦の胎児の中に飛び込んで転生するの」

「でもどうして記憶があるんですか?」

「死亡して身体から離れた魂は本来なら分解して霊子になって記憶が消去されるんだけど、魂の形を維持したままだと記憶は温存されるの」

「両世界が繋がった部分をゲートと呼んでいて、ゲートの大きさには3パターンあるの、両世界の距離が近く接触面が大きい物、それぞれが中間の物、距離が遠く接触面が小さい物、これらは接触面大=中=小=中=大という順で四年に一度廻ってるの」

「その3パターン、なんか違いがあるんですか?」

「あるわよ、ゲートを通過する魂は魔素の嵐に見舞われて、多少魔素を吸収するの、そしたら魂は強化されるのよ、ただあまり強い流れだと耐え切れずに魂が砕けて霊子に還元されちゃうの、ゲートが大きい時は魔素の流れも緩やかで両世界間距離も短いから魂がローレシアに行き易いけど、あまり強化はされないの、逆にゲートが小さいと魔素の流れが急で両世界間距離も長いので魂がローレシアに行き難いけれど、通過できれば強い魂になるのよ、ゲートが中の時は大と小の中間の結果になるわ、それに転生時、胎児の中に入るので元々胎児の中にあった霊子の塊・魂の原型と融合するので普通の倍の魂の大きさになるの、これらは魔法の力に強い影響を与えるけど、肉体的には両親の遺伝子によるのでどうなるかは分からないの」

「ちなみにゲートの出現場所は日本では東京上空、ローレシアはゴクラント地域になるわ、地球上では他の場所でもゲートがあるけどローレシアに繋がってるのは東京の物だけなの」

「色々あるんですね」

「そうよ転生も色々あるのよ」

「余談だけど、人が死んで魂が分離すると、魂は残留思念の影響でしばらくその辺に浮かんでいるけど、やがて魂の塊が維持できなくなって霊子に分解して、その時前世の記憶が消去されるの、そして胎児の中に霊子が集まって魂の原型を作り、出産後半年ぐらいで自我が出来て本来の魂の姿が完成するの、ちなみに残留思念が強く魂の一部が分解せずに留まる物を幽霊と言うのよ」

「また今の地球では人口が多くて魂の作成の為の霊子が不足気味になっているの、だから日本なんかは少子化なのよ」

「この話そこに繋がるんですか」

「そうよ色々関連があるのよ」

「今までの話で分かると思うけど転生って自然現象なのよ、ただそうじゃないパターンもこれから出てくるかも知れないのよね」

「それどういう事ですか?」

「いやー、これネタバレになって今後の作品に影響するかもしれないからどうしょうかなー」

「そこまで言って、それは無いですよ先生!」

「でも、話しても作者が作品書かなきゃ無駄になるし、ちゃんとした形になるか補償できないもの」

「そんなのいいでしょう、どうせ設定の説明なんて誰も見てないんだからここでしゃべっても無問題です」

「それもそうね、じゃあ、いくわよ、さっき転生は自然現象だって言ったけど。人為的に起こる可能性もあるのよ」

「だから転生の事を「リボーン」と言うことにすると自然現象が「ナチュラルリボーン」で人為的が「アーティフィカルリボーン」となるの、さらに肉体ごと連れて来られた人を召喚者「サモナー」、また無人の召喚魔法陣が暴走して人が関与せず勝手に召喚された者を侵入者「イントルーダー」、ローレシアから無理やり帰った者を帰還者「リタニー」、ローレシアと地球を行き来する者を旅行者「トラベラー」と名前が付いているわ、でもあくまで予定で、登場するかは未定だからね、期待しちゃダメよ」

「大丈夫、誰も期待してませんから」

「あらそう」


「今度はダンジョンの話だけど、前に地下から魔素が噴出す話をしたけど、ダンジョンはそれに深く関わってるわ、地下の魔素が噴出している付近で微生物が変異してスライムになるの、そのスライムが地面を溶かしながら地中を進み空洞を広げていくわ、スライムは魔素を吸収するけどあまり強すぎるとエネルギー過多で死んでしまうから魔素噴出し口から逃げるように地面を掘り進んで行くの、その近くには魔物のアリの巣があることが多いわ、女王アリが産卵する時には多くの魔素を消費するから魔素噴出し口付近に巣を作る事が多いのよ、そこでアリの巣とスライムの穴が合体するのよ、アリの巣はその周辺にいくつかあることが多いから全部繋がると大きな迷路となりダンジョンとなるの、ダンジョンの中には外から入って来た魔物や地中生物で魔素の影響で変異した者など沢山いるわよ、ただダンジョン内にいるのは魔物だけで宝箱とかは無いわよ」

「そなんですか、残念ですね」

「だって宝箱みたいな人為的なもの誰が設置するのよ、おかしいじゃない」

「それもそうですね」


「設定説明はこんなものかしら、他に設定が思いついたら追記するかもしれないけど、とりあえず一旦終了にするわ、いつでも書き足せるように完結せずにこのままにしておくわ、じゃあ、今日はこれくらいにしといてあげるわね」

「ありがとうございました」

一旦の終了ですが追記あるかも知れません

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