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30.6人目の役員は?その2

「ぜひ生徒会の仲間にしてください!」

莉里亜は自分から頭を下げてきた。

「だって面白そうじゃん。生徒会って生徒のトップでしょ?やっぱり権力も最高で、そしてみんなから慕われてそしていずれ私のことをみんな『様』付けで呼んでそして……むぐぐっっ!」

俺は莉里亜の口を抑え込んだ。これじゃ推薦した俺が恥ずかしい。

「しーん。」

十六夜先輩がこの雰囲気を代表して口にしてくれた。口に出す人は始めてみたけど。

「あの、こんなやつですけど、俺にとっては信頼できる相手なんです。」

俺は花園先輩に頭を下げた。

他の役員もそれにならって花園先輩を見た。


「わかりました。あなたを役員として向かえ入れましょう。」

「美保さん!」

若松先輩はその判断に驚いたようだ。

「私も説明が欲しい。さっきのを聞いた限りだと彼女は役員になってもその権力を私利私欲に用いそうだ。」

堀口先輩の言い分はもっともだ。もっとまともなことをいっておけばよかったものを。

「確かに発言を聞く限りだと役員としてはふさわしくありません。」

そこで花園先輩は一呼吸おいた。そして

「ですが、彼女には彼女らしい一面があるのを私は知っています。だから私は彼女を欲しいと思ったのです。皆さん、どうでしょうか?」

「私はいいと思いますよ。」

まず十六夜先輩が賛成してくれた。

「私は先輩の意見に従うぞ。」

「美保先輩がそう決めたなら、僕は特に文句はありません。」

他のメンバーも納得してくれた。

「え、それじゃあ。」

俺は再び花園先輩をみた。


「はい、私たち生徒会は莉里亜さんを生徒会役員として迎えます。」

「やったー!会長大好き!」

おいおい、つい何時間前まで怪物と言っていたくせになんだこの変わり身の速さは。


「それでは、生徒会室に戻って明日の準備をしましょう。莉里亜さんも一緒に来てください。」

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