表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫の旅  作者: メヤラ
2/5

2



いくら歩いても疲れない。

軽やかに足が雪の上を踏む。

随分歩いたが真っ白な景色は先ほどからずっと変わることはない。





でも自分の勘を頼りに歩いてゆく。


ふと振り向くと向こうからずっとあるはずの私の足跡が消えてゆく。


雪は降っていなかった、なのに雪に刻まれた私の足跡が消えてゆく。




誰かが意図的に消してるんだと思った。


でも私は消せない。白い世界の中で異分子の黒い私は消せない。


異質は取り込まれない。

私は、急がなきゃいけない気がして歩みをはやめた。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ