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黒猫の旅  作者: メヤラ
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私は気づけば雪国のとある場所に横たわっていた。


私は雪の降る土地に住んでいないので、随分遠い場所に来たと思った。


家で寝た筈だったが何故屋外で寝ていたのか。




私は黒い服を着ていた。

黒い、体にピッタリしたレザー…バイクスーツっぽくて、体のラインがはっきり分かる。


これ一枚を着ているようだが何故か寒くない。

特殊な生地を使っているにしてもおかしい。


周りが白いから真っ黒な格好はとても目立つ。





「とりあえず、何も見えないけど歩いてみよう」




向こうに何かある気がする。






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