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真・東風吹かば⁈  作者: ケロボッチ


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独立編 【9】

「双葉殿、報告に参りました。」下っ端忍び参上。


「聞きましょう。」


「先日、織田軍が甲州の天目山にて武田軍と激突。


 武田軍は壊滅、武田勝頼は自決。武田家は滅亡しましたぞ!


 ゆえに真田昌幸が独立⁈」


「そうか、あの武田家も亡びたとは、、、


「今少し、気になる報告がありますぞ。」


「続けてくれ。」


「富士見あたり、祝勝の席にて信長が明智光秀を厳しく叱責したとのこと。


 光秀は諸将の面前で面目丸つぶれ、徳川家康の取り成しが無ければどうなっていたことかと⁈」


「そうか、ご苦労。引き続き動向を探ってくれ。」


「承知。」


「翔平、どう思う?」


「前にも言ったように、もう《《よほどの事》》がない限り織田家、


 いや信長の覇権は時間の問題かと⁈」

 

「急がないとな⁈」


「はい、聞くところによると信長は日の本を統一後は、朝鮮そして明国までも


 支配してみせると豪語しているそうな。」


「たとえ信長が天下をとっても、戦のない世は来ない! 


 信長に代わる天下人が必要なのだ⁈ ならば、よほどの事が起こるしかない!」


「それはどのような?」


「今はまだわからない。誰かに信長を倒させるか、、、さもなくば我らが⁈」


「表立って信長を敵に回すのは避けなるべきかと。」


「そうだな。 力を蓄えてその時に備えよう⁈」



 新名物屋敷は大浴場こそ完成したが宴会場や宿泊施設などまだまだ完成には

 程遠い。

 だが、調理場は味平の希望を全面的に取り入れて、使い勝手が随分良くなりそうだ。

 移民希望者の家も徐々に増やしていき不満のないように割り当てる。 

 

 一芸に秀でたものも面接に訪れるようになってきた。


 若い武芸者や腕に覚えがある浪人、彫刻家、陶芸家、鉄砲鍛冶、医師、


 旅芸人、裁縫上手、料理自慢、植木職人、、、

 

 翔平と面接をおこない使えそうなものを厳選して雇用する。


 不採用だったものにも足代と味平特製弁当を渡し、見込みのありそうな者には腕を


 上げてからまた面接に来ればよいと通達しておいた。


 今回採用した中で双葉のお気に入りは、旅芸人の牧位信次まきいしんじ


 巧みな話術で笑いを誘いながら、わざとネタバレの手品を披露する⁈


 奇術師マジシャンとしては、異色の部類と言ってよい。


 双葉は壺にはまり笑い転げ、笑いすぎて息ができないほどだった⁈


 爆笑間違いなしの宴会芸が増えるのは実に喜ばしい⁈


 これでまた(宴会が)一歩完成に近づいた!、、、かも?


 

 それにしても、比叡山の焼き討ち以来、信長の残虐ぶりが止まらない。


 長島城落城の時も3000人以上の僧兵から女子供まで皆殺し⁈


 伊賀の里でも忍び以外にも里人たちの虐殺を平然と行い壊滅させたとか。


 今後もおなじようなことを続けるに違いない。


 そんな報告を聞くたびに双葉の怒りが燃え上がる⁈


 第六天の魔王の呼び名はまさに魔王の実在を意味するにふさわしい。


 織田軍が石山本願寺攻めの折、兵糧を運ぶ込む毛利水軍が、織田家に


 臣従した熊野水軍を散々に打ち破った。

  

 信長は九鬼嘉隆に巨大な船(鉄甲船)の建造を命じて、再戦での勝利を厳命した。


 ここにきて、快進撃を続けていた織田軍の足が鈍る。


 各地の一向宗徒に一揆をおこさせ、根来衆を操る。


 また、雑賀城の城主、鈴木佐太夫と鈴木重秀が率いる雑賀衆の鉄砲隊が籠城戦では獅子奮迅の働きを見せた。


 本願寺勢の強固な抵抗のおかげで、双葉たちは貴重な時間を稼がせてもらっているのだ。


 その貴重な時間の使い道の一つに、新しく結成されたお背中流し隊の育成がある。


 これは極めて重要な案件の一つだと双葉は考える。


 隊員は一類から九類まで一通りは揃えたが、ほとんどがド素人なのだ。


 たとえ、一類であったとしても、サザエさんよりそそっかしい大胸や、ガサツな十三はお色気からは程遠い。


 教育係に指名されたのはお色気シスターズの二人。異論をはさむ余地なし!


「あたいたちが本当のお色気ってやつを教えてやるよ⁈」となにやら山岡士郎(※美味しんぼ参照)みたいなことを言っている。


 昼食後、半時《一時間》ばかりの指導を、最低でも三級免許を獲得するまでは、ほぼ全員に義務付けれれた。


 〈虎の女子穴《女子アナ》〉と命名された怪しげな会の記念すべき第一回実践講義が本日開催される。


 (面白そうなので少し覗いてみるか。) 


「みんな、よく来たね。このお了姐さんにかかればたちまちどなたもお色気満開...

 とはいきません。


 ここは焦らずじっくりいきましょう。信じる者は救われるでござんす。」


 (なんだか宗教じみてきたな。)


「まずは、腰を下ろし気楽にいきやしょう。」


「はーい⁈」


「十三さん、胡坐はやめましょうね。」


「つい。」


「大胸さん、う〇こ座り...ヤンキー座りもやめましょうね。」 


「つい。」


 いきなり色気皆無ツートップがたしなめられている。


「では、よござんすか?  今日のお題は...


〈明日のため(色気)に,その一、左ジョブ〉


 軽く、左拳...もといナニを握りしめ、このさい肘を左わきから離さぬ心構えで、


 やや内角を狙い、えぐりこむように打つべし...もとい、しごくべし⁈」

 

「センセ、質問?」


「はい、どうぞ。」


「ナニって何ですか?」


「チン〇に決まってますわ!」


「決ってますわなのですね⁈」


「愚問ですわ。他に質問がないなら実践練習に...といきたいのですが初日ですし、


 条例に触れそうなチミッコもいるので、今日のところは素振りだけにしておきましょう。」


 ではみなさん、一斉に...


 シコシコ、シコシコシーコ...


「咲久さん、わきがあまいですよ。」 

 

「はい、師匠!」


「花さん、お上手。ベテラン顔負けですわ!」 


「もっと褒めてください、師匠!」

 

 まあ任せておけば大丈夫だろう...か?


 ―以下に続く―

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