美濃編 【3】
織田家は上洛を果たし、南近江、畿内まで勢力を伸ばす。
一方同盟中の松平家には一向宗の家臣が多く、一向一揆に加担して
信康と望まぬ戦に参加するものまで現れる始末。
苦戦する中、どうにか一揆を鎮め三河統一を成し遂げた。
その後は破竹の勢いで一気に駿河までも手中に治め、浜松城に居城を移した。
もはや今川家には抵抗する術もない。
この時点で武田家からの申し出により、お互いに今川家の領地の切り取りの同盟を結ぶ。
武田家は海に面した領地が無く、今川家との同盟を破棄してまで露骨に駿府進出を始め港を求めたのだ。
その同盟に対抗して北条家と長尾家が同盟を結ぶ。
武田家、北条家、今川家による三国同盟は完全に崩壊し
いよいよ風雲急を告げる動きが広がっていく。
かつての名門今川家の面影はなく滅亡は火を見るよりも明らか!
そのあとに武田家がどのように動くかは松平家にとって大いなる危惧であるが。
圧倒的な武力を誇る武田信玄はその野心を隠そうともしない⁈
織田家に話を戻そう!
城下町の発展と軍備の強化を急ぐ織田家に好ましくない知らせが届いた。
足利義昭が各地の有力な大名に上洛を促す手紙を送っているらしい。
これに激怒した信長は義昭に戒めの諫言状を送り付けた。
許可なく勝手な真似をするなと。
織田家と足利義昭との間に不和が生じ始め、次第に不仲が深まっていく。
足利義昭の暗躍が続く中、二条城を監視していた忍びの者が朝倉義景あての密書を奪い取った。
密書を呼んだ信長は怒りに体を震わせ「皆を集めよ! 朝倉を攻めるぞ⁈」と。
何が書かれていたかは推して測るべし⁈
「お待ちください! 朝倉家は浅井家と何代にも渡り同盟関係を結んでいます。
攻める前に長政殿に通達するのが筋かと。」
「無用じゃ! 長政は儂の義弟、逆らうはずもない⁈
すぐに松平家に金ヶ崎攻めの加勢を出すよう使者を送れ!」
「御意!」 この状態の信長には誰一人何も言えず、命に従うほかはない。
金ヶ崎城までは北近江の浅井家領地を通るのが最短距離で、すんなり通過できた。
だが、長政の居城である小谷城近くを通過するときに、浅井家から挨拶すらなかったのが少し気がかりではあったが。
金ヶ崎城の前で陣立てをしていると本陣に松平信康が駆けつけた。
「信長殿、遅くなり申した!」
「おお! よく来てくれた、浜松殿! 早速だが軍議を開こうぞ。」
「承知しました!」
軍議が終わりかけた頃、お市の方から急使による届け物が運ばれてきた。
見れば、細長いお手玉のような布袋の中に小豆?が入っていて両端が結ばれている。
「なんじゃ、これは?」
「信長殿、これは一大事ですぞ!」
「双葉、この謎かけが分かるか?」
「おそらくこれは今の我らの状況を示唆しているのかと。
後方からの浅井軍と前方の朝倉軍に挟まれると伝えているのです!」
「長政が裏切ったというのじゃな! ぐぬぬ⁈
これってかなりやばくね?」動揺を隠せぬ信長が変なテンション⁈
「かなりのやばくねです⁈ 無念ですが撤退するのが最善かと⁈」
「わかった、全軍撤退じゃ! 急げ⁈」さすがに決断が早い!
「信長様、この藤吉郎に殿をお任せください!」
「猿! 死ぬ気か⁈」
「この猿、殿の覇道を見とどけるまで死ぬ気など毛頭ございませぬ⁈」
「殿を頼む! 猿よ、許せ⁈」
九分九厘生き帰ることは難しい! それゆえの謝罪なのだ⁈
涙さえ誘う名場面だぎゃ⁈
順に撤退を急ぐ織田軍にあって、藤吉郎のもとに次々と部将たちが別れの?挨拶にやってくる。
藤吉郎を毛虫のごとく嫌っている柴田勝家さえ挨拶に来て
「猿、いや木下殿! 儂は貴殿を見誤っていたようじゃ!
見直したぞ、実に見事な覚悟⁈ 武士の鏡じゃ⁈」
(このおっさんはこの儂が生き延びるとは露とも思っていないのじゃな?
生きて戻ればどんな顔をするか見ものだぎゃ⁈)
松平信康も挨拶に来て
「我らも残りましょう! ともに殿を務めまする⁉」
(この人物思った以上に大人物だぎゃ⁈)
「有難い申し出ですが、信長様はきっとそれを望んでいませぬ⁈
お気持ちはしかと受け取りました。
そうそう、できればあるだけの鉄砲を《《貸して》》いただけると助かります⁈」
「承知した! 《《必ず返しに》》来てくだされよ⁈」
(必ず生きて戻ります!) (死なずに戻ってくだされ!)二人の間に暗黙の思いがある。
最後に双葉が挨拶に来た!
「木下殿、ご武運を!」と一言、頭を下げ立ち去ろうとする。
なにやらそっけない⁈
「あ、あの...双葉殿⁈ 誠に言いにくいのだが...
我らと共に残ってもらえぬだろうか?」
「お断りします!」きっぱりと双葉‼
「そ、そんな! てっきり残ってもらえるかと⁈」
「これは異なことを! 加勢が必要なら、なぜ松平殿の申し出を受けなかったのでしょうか?」
「そ、それは...松平家を巻き込むのは信長様の意に反するかと!」
「ほう。 つまり我らなら巻き込んでもいいと?」
「そうではないが...今までの付き合いというか...そう、東風家の家訓の倍返しの件とか⁈」
「それは前の稲葉山城での協力で終了しております!」
「そ、そうなのか⁈」 困り果て情けない顔をする藤吉郎!
相手が相当弱っているのを確信したうえで
「藤吉郎殿、それがしとて鬼ではない! 窮地の親友に手を貸すのはやぶさかではありませぬが...」
「が...?」
「今回の助力は命がけの加勢ならば大きな貸しになりますがよろしいか?」
「勿論、それで結構です⁈」(まさか魂でもよこせとは言わぬだろう!悪魔じゃあるまいし⁈)
ニッと笑った双葉の顔が怪しげで藤吉郎は不安を感じた。
(言質は確かに取ったぞ、ぐふふ⁈)
「では、グズグズしている場合じゃありません!
急いで琵琶湖の西側の街道から京の町まで撤退を目指し、
途中で有利な地形を選んで迎撃しましょうぞ⁉」
朝倉勢の追撃隊が近づいてきた!
思ったより早い。
おそらく騎馬による先行隊だろう。
だがそれほど数は多くない。 200騎前後か?
20人の鉄砲隊を潜ませておいて、引き付けて狙い撃つ!
十三には高い位置から指揮官を狙うようにと。
「撃てェー!」 発砲後は後方に退かせ弾込めを急がせる。
双葉たちが最前線に立ち白兵戦で蹴散らしていく!
予想外の強い反撃に朝倉勢は戸惑う!
「いったん引けえー」 先行の騎馬隊だけでは分が悪いと判断したのだろう。
指揮官らしき部将が馬から落ちた! 十三の狙撃に違いない!
混乱が広がる朝倉勢は半分逃げ腰になる。
双葉たちは朝倉勢の放置した馬をかき集め、無理に追わずに京の町を目指す!
念には念を入れて東雲姉妹を足止めに残し追撃部隊を攪乱させてから引き上げるように指示!
これでどうやら虎口からの脱出に成功したようだ。
京の町に入る前に東雲姉妹が追いついてきた。
朝倉勢の追撃隊に煙玉で視界を奪い、爆竹を投げこむと鉄砲と勘違いしてビビりまくる。
追撃の足が鈍るのを見て引き上げたとのこと!
相変わらず、良ーい仕事してますねー⁈ と鑑定士も大絶賛⁈
夕暮れが迫っている、報告をするために岐阜城に急ぐ藤吉郎たち。
岐阜城に着いて謁見の間に向かう途中で藤吉郎は柴田勝家とバッタリ出くわした。
勝家は藤吉郎を見て飛び上がった!
「おのれえ、猿! 化けて出たかあ⁈」 勝家の中では貴様(猿)はすでに死んでいる⁈
「恨めしやあ、勝家殿⁈」 悪ノリする藤吉郎⁈
「後生だから成仏してくれえ、儂は幽霊だけはだめなのじゃあ⁈」
ガタガタブルブル! 腰を抜かしへたり込む勝家⁈
「冗談でござるよ! ほれ、この通り両脚は揃ってますぞ!
勝家殿のお墨付き、武士の鏡の藤吉郎は無事帰還いたしましたぞ⁈
では今から殿に報告に参りますのでこれにてご免!」
「ぐぬぬ...おのれ、猿めが⁉」弱点までさらけ出し、屈辱と怒りに顔を真っ赤にして身を震わせている。 少しちびっていた。
謁見の間にて
「よくぞ戻った‼ おぬしの働きが無ければ儂も信康も無事では済まされなかった⁈」
「もったいなきお言葉⁈」 藤吉郎の評価はうなぎ登りだ!
間もなく、藤吉郎は足軽大将から侍大将に昇進する⁈
お待たせしました‼
いよいよ約束のエロ...サービスシーン⁈
まずは入浴場面から始まり始まり‼
少し遅めの風呂場解放ゆえに、双葉たち5人(※翔平は漫遊中で不在)に加えて15名、総勢20名の大盤振る舞い⁈
大あり、小あり! より取り見取りのうえ、禁断のロリ...もとい、若すぎ?の女子まで、マニア(変態?)が泣いて喜ぶ大サービス⁈
(本当に大丈夫なのだろうか、これ?)
風呂場に唯一の男衆、勘三に目のやり場などない!
もはや開き直ってガン見をするしか道はない⁈
今宵のずりネタ確保に余念がなく
一刻後、のぼせて鼻血を出して倒れ、運び出されるまで...
風呂の後は無事生還を祝っての大宴会! (何かにつけ口実を設けては!)
今や、大人気の芸達者、東雲姉妹の登場に拍手喝采⁈
まずはも〈すらの歌〉でまず場を温める。
次は十三の新作芸、乳揺らし腹踊り。大幅に改良されて今宵初披露するらしい!
衣服を脱ぐと胸から腹の下部までド派手な顔が描かれている。
続いて大胸も衣服を脱ぐと同じような顔が!
ここに新たに新コンビ乳揺らしシシターズが結成されたのだ!
言うまでもなく小胸は参加できようはずもない⁈
振りつけも前より豪快に揺らし(胸を)、腹をうねらして、エロさが大幅に強化され、滑稽さはいわずもがな⁈
大爆笑が屋敷周辺に響き渡る!
宴はいつ果てるやもしれず夜が更けていく⁈
―以下に続く―




