44話 脱走からの…
ううーん。こっから脱獄するにはどうすればいいんだろ
普通にもう取り繕おうとする気持ちも消えちゃったわ。
あ…!
すっかり忘れてたけど、普通に加護使えばいいじゃん。何故に忘れていたんだろ。不思議だわ。
けどまあプランが必要だろうなー…まあもう成り行きに任せるしかないか!
じゃあもう作戦決行するか!
ミトからもらった加護で時間を止める。ルナとソルは加護の影響を受けない様に設定したから時間停止は効いていない。
「ねえねえ2人とも、」
「ちょっとリディア、声多分聞こえてるから」
「シーっ」
「大丈夫だよ!だって今この世界の時間が止まってるから。今のうちに脱獄してそっから王城全壊しよ!」
時計を指差す。針が動いていない
「「おお〜!じゃあ窓割ろう」」
「脱獄計画スタート!えいえいおー!」
「「おー!」」
パリーん
はい窓ガラス割りました。庭に逃げました。スイスイスイスイ心配になるぐらいだけど大丈夫かなぁ?
「驚くほど順調だね」
「このまま脱出しよう!」
「…いや、ちょっと厳しいかも」
「「え?」」
ガキイィン
「うぇ!?」
「嘘ん」
また現れた。
第一皇子と第二皇子がここにいるのなんで?
うん。なんで!!??
「逃げられると…思ったか!?」
「チッばれた」
「ルナたーん!♡逃げないでよ〜ん」
「ひゃあーこっち来んなー!?」
「ぎゃーああー!ソルぅ…助けてえぇー!」
「無理無理無理いいぃ」
第二皇子はやっぱり変態だわ。でもなんでこの2人は効いてないの?
「バシルの才能は、あらゆるものの【無効化】だ。時を止める術も効かない。」
そんなぁー!いつでも【聖武】を発動できる状態にしておいてよかったー!ナイス!私!
「ってうおっ!?早い早い早い早い早い!」
「どうしたどうした!遅い!」
「そっちが早いに決まってんでしょおお!?」
間一髪でスレスレでかわす。こっちは体力ないんですって!
「女子に攻撃するとかサイテー...」
「最低で済まなかったなぁ!」
「ひゃふ!」
髪の毛が少し切れてしまう。危険すぎる〜。
「二人共〜大丈夫?」
「大丈夫じゃない!」
「そっちの鬼ごっこをやめて、2対3の鬼ごっこに変えよ!ってうお!?とにかく突っ切って!城門の方へ!もう帝国全体使って鬼ごっこにするしかない!」
「「了解!」」
「それを聞いて逃がすとでも?」
「ひょわあ!」
攻撃がさらに早くなったけど、
「【フラッシュ】!」
いやあ、クロエからもらった光を操る能力って便利だな〜。こんなこともできちゃうんだから。
最低でも3秒は目をつむらないといけない。今のうちに城門から、市街地へ抜け出す。
混雑した人の間をすり抜けるのは至難の業だけど、今は誰も動いてないからだいぶマシだ。
「くそっ待て!」
「「誰が待つか!」」
「脱獄大成功!だね」
人々の山を抜けて、私達は、物陰に身を潜めた。




