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落ちこぼれの建国計画  作者: 花倉もも
一章:始まり
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4話  家族

「リディア、出てこい!」

はぁそろそろ来るだろうなと思った。いやだけど生きるためには仕方ないのかな?

「分かりましたお兄様」

そう返事して立ち上がる。正直お兄様はこの世で1番会いたくない人だし、お兄様の声は世界一聞きたくない声だ。ギィとなるドアを開けてお兄様と向かい合う。お兄様はパンを持っていた。

「ほらよ今週のパンだ。わざわざ持ってきたことに感謝しろ。」

「ありがとうございます」

やっぱりか…今週も硬いパン一個だけで凌ぐしかないな…感謝しろと言われたので感謝すると

「テメェふざけんな!そんな棒読みで感謝が伝わるわけないだろ!!!!!俺に感謝する時はちゃんと俺に跪け!」

と殴られ、踏みつけられる。

はぁめんどくさっ。こうなったら従うまで帰らないパターンだ。これは素直に従うのがいい。さっさと跪いて立ち上がり部屋の中に入る。満足したのかお兄様はさっさと行ってしまった。

「今週もパン一つだけか…お腹すいたな…」

私のお兄様は優秀で千里眼の能力を持っている。千里眼は才能の中で2番目にすごい才能だ。だから誰もお兄様に逆らえない。それに私は才能なし…無理だ。返り討ちにされる。もう諦めている。お兄様やお父様にいじめられるから部屋から出ない。お母様は…もう死んでしまった。すごく悲しかったな…

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