26話 変身
「じゃあまずこれ被って〜」
「えーっと私は良いとしてみんなには大きかったり耳が邪魔だったりして無理なんじゃない?」
そうエフにはおっきくて前が見えなくてフラフラ全然違うとこ行くし、クロエは耳が邪魔そうだし、ミトは…そもそもちっさいから被ろうとしても捕獲装置みたいになってるし、ガイアは…まあ大丈夫そうだけど。ひどいことになっている。
「どうするの?パーティハットは諦めた方が…」
「やーだー絶対被る!!」
「じゃあどうするの」
「ふっふっふみんなあれしたら良いじゃん」
「えっでも基本的にやらない決まりじゃ…」
「良いから良いから!」
「はぁわかった。まあせっかくだしあの方も許してくれるかな?一応聞いといたほうが良くない?」
「むぅ。分かったよー問い合わせてみる」
なんかエフが目をつぶって集中している。こんなエフは珍しい。何をやっているのか気になったので近くにいたミトにきいてみる
「ねぇミト。エフは何やってるの?」
「神様に変身していいか聞いてるんだ」
「変身?」
「うんあたし達は他の聖獣と違って人間の姿に変身することが出来るんだ。あまり人前で変身したらだめって言われてるから許可取ってる」
「なるほど」
そこまで話したとこで話が終わったみたいだ。
「いいってさ!」
「まあ許してもらったし身動き取れなくなるのも嫌だしさっさと変身しますか」
「おっけーじゃあみんなで同時に変身しようよ」
「いいですね!じゃあ行きますよ!3!2!1!」
急に四人から光が溢れ出して思わず目を閉じる。
光が収まってきた頃、ようやく目を開けるとそこには予想外の光景が待ち受けていた




