21話 タリカ帝国
2章開幕です!
タリカ帝国はこの世界で一番大きい国だ。だから帝国と呼ばれているらしい。
それに近年までタリカ帝国は同盟を結んだ3カ国をものともせずに半年で戦争を終わらせたらしい。一番最初に作った才能【情報】で帝国のことを調べている
「全く…恐ろしいな…」
「ん?何が?」
「帝国」
「何で?」
「戦争を3カ国と戦って半年で終わらせたから」
「えっ半年?そんなにかかるなんて雑魚だねそんなので帝国って呼ばれてるの?」
「…人間だけで戦って半年で終わるのはすごい早いのよ?何でもかんでも聖獣基準で考えないで…」
「だって〜聖界で戦争が起きた時は大体1日で終わるよ?技と技をそれぞれ繰り出してその威力で勝負が決まる」
「それは1人vs1人なの?」
「うんそうだけど?」
「…」
いやそれは喧嘩とか決闘とかで全く戦争じゃないじゃん!
ビビって損した。
確かに聖獣同士の戦争なんてことがあったら巻き込まれて世界滅亡しそうだし…
滅亡してないことから戦争は起きたことないんだな?喧嘩はあるみたいだけど。
それにしても聖界か……一回行ってみたいなあ…まあお兄様の事とか片付いたらクロエ達にお願いして行ってみよう
「リディアー、急に黙ってどうしたのですか?」
「いや考え事してたのよ」
「何について?はっ!もしかしてあのリディアの兄とか言うやつをフルボッコにする方法とか?今から僕がやってあげようか?」
「いやいや違うから大丈夫だよ!ってか第一人称『僕』なんだ」
「リディア、私はいつも『私』って言ってたと思うんですけど…」
「そう言われればクロエも私って言ってたっぽいね」
「今気づいたの?」
「話がすごい脱線したけど、とにかくタリカ帝国はすごい軍事力を持ってるの」
「それで?リディアが何ちゃら侯爵家に行きたいって言ってたけどどうして?」
「イーカラ侯爵家ですよ」
「うんイーカラ侯爵家は才能なしのための学校を開いているらしいの」
「へー」
「聞く気がないなら聞かないでよー」
才能なしのほとんどはイーカラ侯爵領にいる。普通の人のように扱われてるらしい。そして一番有名な情報が冒険者が世界一多いらしい。冒険者や商人もたくさんいることから考えると、経済力も王都や帝都並には繁栄しているだろう…
異国の商品とか珍しいものとかがあるかも。
結局私も年頃の女の子。おしゃれなものに興味がある。
日が暮れ始めたので街にある1番安い宿に泊まる。本当は節約のためにキャンプしたいんだけど、キャンプや野宿は基本的に才能なしのやる事なんだよなー…
めんどくさいから1番安いのにする。とにかく今日は体力休めますか!そう思いながら私はもう寝ていた(zzz)
深夜...
「クロエー大丈夫そうだよぐっすり寝てる」
「と言う事でリディアの誕生日を祝いましょ〜(パチパチ)」
「確か誕生日は1ヶ月後だったよね?」
「確かそうだったはずです」
「1ヶ月で用意できる誕生日プレゼントか…」
「!エフ!今いい誕生日プレゼントが思いつきましたよ!」
「えっほんと⁉︎なになに?」
「それは…ゴニョゴニョゴニョ」
「すごい良い‼︎‼︎‼︎クロエ天才!!」
「シーっリディア起きちゃう」
「ご...ごめん」
「では早速準備を始めますか」
「あの2人に許可も取らないとね」
「じゃあがんばりましょー」
「おー!」




