18話 安全?
ようやく帝国に着いた。すごい時間かかったなー。
「エフ?こんな長い時間飛んで大丈夫なの?」
「リディア、別にエフの事は気にしないでいいよ」
「クロエ?流石にそれはひどいよ…まあ疲れるっちゃ疲れるけど気にならないから心配しないで!体だるい程度だから」
体がだるいんだ…
「お疲れ様。また今度お菓子買ってあげるから」
「わーいありがとう!」
エフは何故かお菓子を食べるのが好きらしい。何でかわかんないけど。それよりも今日は近くの森でキャンプかな
森まで移動していると
「ちなみに今の目標はなんですか?」
とクロエが聞いてきた
「とにかくクラファ王国はお兄様がいて危険だわ。急いでクラファ王国の反対方向にあるイーカラ侯爵領に急ぐよ」
ユーカラ侯爵家は他国にいる私でも知っているほど有名だ。とにかく今はお兄様から離れたい。森でキャンプする。ちゃんと結界が張ってある事を確認して火を起こす。周りの木に燃え移ったら大変だ。あったかくなるとすごい眠い…思ったより疲れてるんだ。
「おやすみエフ、クロエ…」
そこで私は眠ったようだ…
「エフ分かってますよねあの人に雷落とさないでください」
「分かってるけどクロエ、目的を中断してまでアイツから逃げるなんて普通じゃないよ。」
「本当に何をしたらこんな事になるんでしょうか…………見られていますね」
「クロエも感じる?」
「おそらく千里眼の使い手でしょう」
「おっやめたっぽい…けどまた見てきそうだな…」
「結界を張ってみられないようにしときましょう」
即座に虹色の小さいドームのような物がリディア達を覆う
「本当に何事もなければ良いのですが…」
「ほんとにね」