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落ちこぼれの建国計画  作者: 花倉もも
一章:始まり
13/42

13話  お友達

愚痴を言うクロエとエフをなんとか落ち着かせ、次の領に行く。次は伯爵領がいいな。隣り合っていて優秀な人材を最も多く輩出している家柄だ。それに…私の唯一の友達がいるから

「元気かなぁ シュリ」

シュリ・コーペルト

伯爵家令嬢であり、私と同じ才能なしの少女。でも才能なしと判明しても家族や執事に大切にされている。私と違って...

私たちは5歳の頃から知り合いで、父のパーティで出会った。私達はすぐに仲良くなった。私が部屋に閉じこもってからも手紙のやり取りをしていたほどに。

「どうしたのリディア?もうすぐ着くよ?」

「あーごめん」

エフの言葉を適当に返しながらシュリのことを思い浮かべる。

白に近い銀髪で透き通るような水色の瞳。全員仲良し家族。公爵令嬢だからではなくちゃんと私自身を見て友達になってくれた人

よく愚痴も聞いてもらってたな

「着いたよー今日はどこ行く?どこ行く?」

エフはお店を見てまわりたそうだが今日は街には行かない。

「えっとじゃああの建物に行こう」

「あそこか」

私が指差したのは伯爵家の家(お城だ)周囲よりも大きいが大きさだけでいえばサンジェリル家の方が大きかった


コンコンとドアを叩くとお手伝いさんが出てきた。私も家に閉じこもる前まではよく家に行き来してたから私の顔は覚えてくれているはずだ。

「えっリディア様?何故ここに?」

現に動揺しているメイド

「突然押しかけて申し訳ありません。シュリに会いに来ました」

7歳までに覚えた公爵令嬢スマイルを久しぶりに使って挨拶した。顔が引き攣ってそうで怖いけど

「すぐにご主人様とお嬢様に確認してきます」

「えっと実はシュリとハリーさんにはまだ教えてなくて…」

ハリーというのはシュリのお父さんであり現伯爵だ。最初は伯爵と呼んでたけど私の方が階級は上ってこともあってさん付けして呼んでいる。

「いえ、そう言うことではありません。しばらく会えていらっしゃらなかったのでせっかくならお泊まりする許可をもらってきます!」

「お泊りなんてだいじょうぶですってもう行っちゃった」

        …3分後…

「リディア!久しぶり!」

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