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2章

 目が覚めると、僕は草原の上で寝そべっていた。とても心地が良い。ふと見ると、白い毛玉があった。いや、よくみると毛玉ではない。ウサギとシマエナガを合わせたキメラのような生物だ。とてもかわいい。

「どうしたんだい?」

その生物がしゃべった。何というかアニメ声というかずいぶんときゅるきゅるな声で。

「君はいったい?」

そういいながら僕は彼女(もしくは彼)のことをなぜか知っているような気がした。

「私はタナトス。この旅の案内人さ」

旅とは何のことだろう。この時の僕には疑問はあったが、戸惑いはなかった。

「この世界では何でもできるさ。空を飛ぶことだって、炎を出現させることも。そこで君には魔王を倒してほしいの」

僕は興奮した。魔王だって?そんな言葉を現実で聞くことになるとは思わなかったから。でも倒せるものなら魔王を倒してみたい。

「乗り気で助かるよ。じゃあ行こっか」

ふと気づくと僕は魔王城のそばにいた。それまでの記憶はないが、きっと死に物狂いで戦ってきたのだろう。

「それじゃあいよいよ最後だよ。気張っていこう。」

 そして魔王に会った。魔王とはどこかで会ったことあるような、いやもっとよくいつも見ているような気がした。しかし僕は迷わず戦いを挑んだ。魔法を打たれたが、剣先で弾道をずらしながらついに魔王を倒すことができた。

 そこで僕はふと疑問に思った。なぜ僕は魔王を倒す必要があったのだろう。交渉できなかったのだろうか。なんも気にせず遊びながら過ごすという手もあったはずだ。

 僕が疑問に思っているとタナトスが声をかけてきた。

「ようやく魔王を倒せたね」

僕はいったん疑問を頭から追い払い、「ああ」と言いながら満面の笑みで振り返ろうとする。そのとき、胸に違和感を覚えた。下を見ると、ナイフが突き刺さっていた。たしか…ん?どこで調達したんだ?とっさに胸を抑える。赤いしみが魔王の()に作られていく。その様子はまるで僕を中心に赤いカーペットが展開されるようだった。どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?

「じゃあね」

タナトスがそう告げると世界は待っていましたと言わんばかりの速度で崩壊もしくは消失を遂げた。


お布団がいらないと思えるような春の日、子供がおはよーなどという中、8時のアラームはいつまでたっても止まることはなかった。

こんにちは!遍雨と申します。「わたあめ」と読みます。

今回で2作目になると思います。今回は高校に入ってかなり初めの方に書いたのでちょっとネタが古いかと思います。チピチピとかちゃぱちゃぱとか。なろう投稿にあたってちょっと書きなおしてはいますけどね。

今回の話はちょっと解説がいると思うので解説を入れていきます。

 まずは今回の話は現実世界と夢の世界での話です。死ぬ人の男女や時間帯が異なるのはこれですね。

 次にタナトスっていうのは死を擬人化した神です。

 また、タナトスの夢を見るのはサブリミナル効果によるものです。途中で動物?ってなってたのもそれです。動物の形をしたタナトスが刺していきます。

 死ぬときに祈るのはみんなタナトスに胸を伊藤誠されて苦しくてもがいたからですね。300万回も再生されてるのにザビエルが少ないのは夢で刺されて実際に動く人が少ないからですね。

こんなところでしょうか。さて、さいごまで読んでいただきありがとうございました。

叱咤罵倒でもいいので感想頂けるととてもモチベが爆上がりします。

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