✒ きゅんデート 3
《 妖精市場 》を出たら《 娯楽街 》へ足を伸ばした。
《 娯楽街 》は主に貴族や富裕層の国民が “ 大人の遊び ” をする為に集まる場所らしい。
オレだって成人してる大人だ。
《 娯楽街 》で遊びたい!!
先に言っておくけど「 《 娯楽街 》に行きたい! 」って言ったのはオレじゃない。
あらゆるゲームに強運で勝てる無敗のセロが言い出したんだからな!
マオ
「 全く──、デート中なんだぞ!
《 娯楽街 》でギャンブルなんて、何考えてんだよ…(////)」
セロフィート
「 ふふふ…。
健全なデートも楽しいですけど、偶には少々刺激的なデートも良いでしょう?
ゲームをするのはワタシですし。
マオに勝利を捧げます 」
マオ
「 セロ──、程々にな? 」
セロフィート
「 善処はしましょう 」
マオ
「 店を潰さない程度に遊んでやれよ~~ 」
セロフィート
「 臨時収入でガッポリしましょう♪ 」
マオ
「 あはは~~~。
何店舗か廃業に追い込む気満々だな~~ 」
まぁ、良いか。
セロはイカサマしないで勝てるから、不正で捕まったりはしないだろうし。
見てるだけも詰まんないよな~~。
どうせならオレも簡単なゲームに挑戦してみたい。
──*──*──*── 遊戯場
此処は《 娯楽街 》の中でも比較的健全なゲームを安全に遊ぶ事が出来る遊戯場だ。
未成年の子供が保護者同伴で入場する事が出来て、色んなゲームで楽しく遊べる場所らしい。
オレの保護者は戦士妖精に扮してノリノリに演じているセロだ。
成人した大人達が集まる本格的なカジノは後回しにして、夕方の17時まで営業している健全な遊戯場で遊ぶ事になった。
セロがオレに配慮してくれたみたいだ。
嬉しい(////)
遊戯場ではカウンターで銀貨1枚をチップに変えて遊ぶ。
ゲームでボロ負けしてチップが無くなっても、ちゃんとカウンターで銀貨1枚を返してもらえる事になっている。
ゲームに勝ちまくってチップを稼いだら、カウンターでお菓子と交換してもらえるんだ。
チップを稼いでも現金には課金してもらえないのが遊戯場のルールらしい。
お菓子には色んな種類があって、チップの数で交換が出来る。
未成年の子供向けだから、子供らしくお菓子なのかも知れないな。
だけど、魅力的なお菓子が沢山ある。
ゲームを楽しむ子供達は目当てのお菓子をゲットする為にゲームに勤しんでいるみたいだ。
勿の論、オレもだ!
マオ
「 ──やったぁ!!
また勝てたぁ!!
セロぉ~~!
オレ、8勝したよ! 」
セロフィート
「 マオ、凄いです♪
今日のマオは “ ラッキーボーイ ” ですね♪ 」
マオ
「 なははは~~(////)
カードの数字を偶数か奇数かを選べば良いだけだもんな!
2分の1だし楽勝だよ! 」
セロフィート
「 次はレベルを1つ上げてみましょう 」
マオ
「 レベルを上げるって? 」
セロフィート
「 今迄は数字だけでしたけど、次からは色も加えます。
黒と数字,赤と数字で両方当たれば、掛け金が2倍になります 」
マオ
「 それって両方当たらないと駄目なのか? 」
セロフィート
「 片方だけでも良いです。
挑戦してみます? 」
マオ
「 そだな。
片方だけでも当たれば良いならやってみる! 」
セロフィート
「 挑戦者ですね、マオ。
それでこそ、ワタシの御主人様です♪ 」
マオ
「 よぉ~~し、次も勝つぞぉ~~!! 」
マオ
「 す、凄いぞ……。
今日のオレはガチマジでラッキーボーイじゃないか?
色とマークと数字の3つを当てて掛け金が3倍になるトランプゲームで7連勝だぞ!
これって夢じゃないかな? 」
セロフィート
「 マオの実力です。
マオは運のツキを持ってる子です♪ 」
マオ
「 そ、そうかな(////)
チップも増えたしカウンターでお菓子に変えるよ 」
セロフィート
「 そろそろ閉店時間も近付いてますし、賢明な判断です 」
オレは稼いだチップを持ってカウンターへむかった。
カウンターで銀貨1枚分のチップを返すと、銀貨1枚が戻って来た。
残りのチップは美味しそうなお菓子に交換だ!
余ったチップは金貨チョコと変えてもらえた。
マオ
「 やったぁ!
お菓子ゲットぉ~~♥️
金貨チョコを5枚も貰えたよ 」
セロフィート
「 後5枚あれば別のお菓子と変えれたのに残念でしたね 」
マオ
「 そうだけど、金貨チョコも嬉しいよ。
セロに3枚な 」
セロフィート
「 ワタシが貰って良いです? 」
マオ
「 セロはオレの保護者だろ。
セロのお蔭で遊戯場で遊べたんだから、御礼だよ 」
セロフィート
「 マオ──(////)
有り難う。
大事に食べます。
( 薬物を混入させているチョコを子供に配るのは勝手だけど、ボクのマオに渡したのが運の尽きだね。
潰してあげるよ )」
セロフィートはマオから受け取った金貨チョコを見ながら微笑む。
セロフィートはマオが持っている金貨チョコを薬物の混入していない至って普通の金貨チョコと古代魔法で入れ換えた。
マオ
「 セロ、次は愈々大人の集まる本格的なカジノだな! 」
セロフィート
「 そうですね。
マオの為にガッポリします♪ 」
マオ
「 その前に腹拵えしたいよな 」
セロフィート
「 では飲食の出来るカジノへ行きましょう 」
マオ
「 賛成ぇ~~ 」
セロと手を繋いで《 娯楽街 》の中を歩く。
親子連れの姿が減って来ている。
どうやら他にも遊戯場は在るらしい。
親子連れが次々に《 娯楽街 》の出入り口を目指して歩いている。
セロフィート
「 マオ、手始めに此処にしましょう 」
マオ
「 ベルダンデイ?? 」
セロフィート
「 ベルンド・ダンディルムですよ、マオ。
此処は飲食物の持ち込みがOKのカジノです。
入りましょう 」
マオ
「 おぅ! 」
またまた豪華な高級ホテルみたいな外観をしている立派なカジノだ。
中がどんな感じになってるのか楽しみだ。
セロと一緒にベルンド・ダンディルムって長ったらしいカジノに入店した。




