ひろゆき 〜最悪の父親が感じた恐怖〜

終わりの始まり

　因果応報。前世や、過去の行いによって、現在のいい事や悪い事などが成り立っているという意味だ。

　私は、前世があり今の現状と結びついている、とは信じないが、過去の行いが今を形作っているというのは納得できる。

　それだけ年齢を重ねてきたということでもある。

　私は今から行いを変えて、因果を良い方に変えることは出来ない。

　なぜなら、もう間も無く、私はこの世を去ることになるからだ。

　私は吹き上がる自分の血を見て、そう確信した。