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三発目 同化する神と人

誤字、脱字その他ご指摘や感想を送って下されば作者の励みになりますノデよろしくお願いします

「し………死神?」

「そうだ私は死神だ」


と、少女改め香が偉そうに腕組みをしている。

ちなみに、鎌はベットに刺さったままです。誰か抜いてあげてー。


というのを、おいといて。


「本当に死神?」

「ウザイさっきからそう言っているだろうこのミカズキモ」

何だろうこの目から流れる水は何なんだろう母さん。


「分かったから泣くな鬱陶しい」


あれれ?意外と優しい?

と、折れていた心がようやく元にもどり、質問を再開する


「そう言えば、なんで俺あの人達?みたいになってないんだ?」

何故あの人達で、ハテナがついたかというと答えは簡単。俺の指さす方には人魂がいっぱいあり、ひとつの長い列を作っていたからだ。


「いい所に気がついたなゾウリムシあれは閻魔のクソジジイに裁かれるのを待つアホどもの列だ」


おいおい閻魔をクソジジイ呼ばわりかよ。


「お前があの様になって居ない理由は漆黒の宝玉に認められたからだ」


漆黒の宝玉?何それ?


「お前の手に持っているそれだ」


と言われ、手を見て見ると『デザートイーグル』が握ってあった。

てか香さりげなく人の心を読んだな。流石死神。


「その銃のグリップについてる物こそ漆黒の宝玉だ。

一様この白銀の宝玉と対になっている」

と今までベットに刺さっていた鎌がようやく抜かれ、棒と刃が重なっている部分をみせられる。

何か、フェイ○が持っているあの鎌みたいな形してるな。


「一度しか言わないから良く聞けこのカマドウマ」


俺はとうとうカマドウマ(別名、便所コウロギ)になってしまった。進化してるのか?俺の疑問をよそに、香は目を閉じ、まるで聖書を暗唱するかのように、まるで聖歌を歌い上げるかのようすらすらと言葉を紡ぐ。


「この対となる漆黒の宝玉と白銀の宝玉を持っている二人は契約を交わす

漆黒の宝玉は人が持ち

白銀の宝玉を神が持つ」


香の唇からまるで鈴のようにすんだ声が耳に届く

こいつ静かにしていたら可愛いのにとは言わない。言ったら精神が破壊されるかもしれん。

たった少し言葉を交わしただけで分かるこいつは真のSだ


「宝玉を持つ二人が契約し人と神が異世界での試練を乗り越えたなら人の存在は鍵と成りて神の戒めを解き放ち

その戒めから解き放たれた神は真の姿に戻りたる


人は神が真の姿に戻るのを手伝い

その神は人が成長するのを手伝う

そして神が真の姿に戻る暁には人は望むものを手にするだろう

と、これが代々神に伝わる覚醒の儀式だ」

何か、物凄い事に巻き込まれてなくね、俺?

一類の望みを掛けて聞いてみる。


「これ、拒否権は?」

「無い、否、在るがお前の場合会って無いものだ

忘れたか?お前は死んでいるんだぞ。

身体が無事なのは、漆黒の宝玉とこの霊界に居るからなんとかなっているだけだ

それも後一時間位であのクズの仲間入りだ」


と人魂の列を指さす

「まて、漆黒の宝玉と霊界にいることで成りたっているなら、どうやって異世界に行くんだ?」

「同化する」


は?同化?あれか?あの、緑で触覚があって、腕とかが千切っても気力で生やすあの種族の同化なのか?

「違う、あれは吸収だ

今から行うのは同化だ」


「どう違うんだ?」

「さぁ」


「は?まて。何だそれ!?

さぁて、何だよさぁて!?」


「基本、吸収なら天界、魔界、人間界、異世界で腐るほど事例は在るが同化はゼロだな」


「一応原理は、まず死にかけの肉体から魂を分離させ、その魂を一度取り込み、取り込んだ魂から身体的情報を引き出し肉体を再構成してのの肉体に取り込んだ魂を移す。

まぁ失敗したら間違いなく死だな、肉体的にも、精神的にも」




「何だよ、そのギャンブル!




大丈夫なんだろうな?」




「ああ、理論的には出来るが、初めてなだけあって何が起きても保証は出来ない。

それと意外だな。もっとわめくと思ったぞ

ゾウリムシの癖になかなか胆がすわっているではないか。見直したぞ」


「俺はどうせ死んだ身だ、一か八か生き返る可能性があるならそっちを選ぶ」


「ほぅ

なかなか言うではないか?

では契約だ



我、死の神、香はこの者と契約し、異世界の試練に望む事をこの宝玉の輝きに誓う」


そう香が言った後、宝玉が眩しい位に煌めいた


「白」


眩しい中、香の優しそうな声が聞こえた途端、唇に柔らかい感覚を感じた瞬間、俺の意識は光の中に溶けていった。


まだ異世界に行きません

多分次ので異世界いく…………かな?

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