二発目 その少女死神
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「…き…、お……きろこのこ……ずが、」
誰かが俺を起こそうとしている。
ゆさゆさ
「お…ろ、とっ……おき…このく…」
また誰かが俺を起こそうとする。若い女の声だ
姉か?否、姉なら、三秒で叩き起こされる(文字通りの意味で)。
それじゃ妹か?と、思うが、それでもない。妹なら今ごろ上にのしかかって来ているはずだ。
弟と兄は居ないからな。
と、そこまで思考した所で、ふとさっきまであった揺らされていた感覚がなくなった。
なんだろう、凄く嫌な予感がするのは俺だけだろうか?
人と言う生き物は、怖い物見たさに無茶をする生き物なんです。
と、誰かに言い訳をするように思考した後に少し目を開けて見ると
少女がいた。
声で解ってたんだけど。
いや、違う。注目するのは其所では無い。
顔が整っており可愛いな髪はまるで雪のように綺麗な白銀で、瞳も髪と同じ色で神聖な感じを漂わせているな。
だから今はボケている時では無いと自分の脳を叱咤し目を少女の手にやるとそこには白く大きい鎌がありその鎌は今にも降り落とされそうな角度でその鎌の落下地点にあるのは俺の首。
「死ね♪」
と音符が語尾に付きそうな感じの掛け声と共に鎌が俺の首を狙って来る!。
「いや、あぶねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、命の限り絶叫すると共に少女とは反対方向に全力で身体を反らす
ドス
という音が聞こえる、首には冷たい感覚が、見るとギリギリセーフで、首の数センチの所に鎌が刺さっている。
「何すんだ!!殺す気か!!!!」
とりあえず言うが、俺は普段女の子には優しい方だ。だが流石にこれを笑っては許せない。そこまで女の子に人生を捧げて無いからな。
てか今の笑って許せる奴が居るなら来い替わってやるから。
「流石だ反応が早い。漆黒を受け継いだだけはあるか」
あれれ?この少女人の話聞いてませんよね?てかスルーですか。
「おい、お前」
スルーされ少し落ちこんでいると少女に声をかけられた。
「俺の事か?」
「お前以外に誰がいる、脳が腐ってるのか?」
何これ、ただ受け答えしただけでこの罵倒、正直心が折れそうです。
「名前、黒神白
家族は姉一人妹一人母一人父は海外に単身赴任。
何だこれは、何処のギャルゲーだ?こんな空間に少年を入れたら間違いをしてください、と、言っている物だろう親は一体、何を考えている。
補足で、高校二年にして銃オタク、以上であっているな?」
おい今、言ってはならない事を言ったな。
「誰が銃オタクだ!!、俺は銃マニアだ!!」
そう俺は、銃マニアなのだ、けして銃オタクではない。友人からは、どう違うんだよ、と、言われたが全然違うと言わせて貰おう。
「分かったから、詰め寄るな、近すぎだ。それよりお前が黒神白か?」
俺としたことが、ついつい暑くなり過ぎたようだな。少女が少し引いている
「ああ、俺の名前は黒神白だがそれがどうした?てか何処なんだここは?」
「ここは、霊界だ」
レイカイ?何処だ?俺が、意味が解らない、という顔していたら少女が説明をしてくれた
「霊界は簡単に言えば死んだ人の魂が天国と地獄に行く狭間だ。」
ほほう死んだ人の魂ね。と思った所で気がついた。
「てことは、俺死んだの?でも足あるよ?」
脳裏に浮かんだのは突っ込んできた車。
「いや、まだ死んで居ない。全身複雑骨折で内蔵破裂五ヵ所頭蓋骨が陥没骨折し頭蓋骨の隙間から脳がはみ出している状態を死んで居ないとするならだが」
完全に死ぬ前だった
「でも、それなら何故俺は此所にいるんだ?それと君は誰だ?」
普通の疑問、もしかしてここで「私は閻魔だー!」とか言ったりしないだろうな、と少しビクビクしながら聞いてみる
「あぁすまない、ミジンコ並の脳味噌に全てを察せよ、と言うのは少し酷だったな済まない、
私の名は、香、かおる、と書いて、コウ、と読めミジンコ
それと私は
死神だ」
はい、まだ異世界に行きません、小説難しい(泣)
まだまだ力が無い日陰ですが応援してください