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十六発目 鬼の瞳

ハハハ、言い訳はあとがきでさして下さい。

side 白





拝啓

 桜ねぇと楓。そちらは元気で過ごしていますか?

こちらは、良き兄で良き弟でもある黒神白です。こちらは車に跳ねられて(多分)からは死神に会ったり、異世界に行ったり、鬼に会ったり、騎士に会ったり、魔導師に会ったり、触手に会ったり、幼女に会ったり、メイドさんに会ったり、王女さんと会ったり、精神世界で桜ねぇに会ったりetc .....。


と中々濃い人に会ったり濃い事があったりしたのですが最近、特に一番何とも言い難いのですが実は私こと黒神白は何故だか、女性、否、少女、否、幼女になってしまいました。



なのでこれからは良き兄で良き弟である、ということを止め。













良き姉であり良き妹になろうと思います。



すいません。嘘です強がりました、やはり兄で弟がいいです。男の方が良いです。



まぁ今はこの件は置いて、今私は何をしているかと言うと







「さて、さっきは一体何をいめーじしたのじゃ?」


「火のつもりが、途中から炎になった。

反省はするが後悔はしない」



只今絶賛鬼((天)あま)に説教をされています。











「でも、『火よ』としか言ってないぞ」

「…………分かったのじゃ、ぬしに一般的な魔法講座をしてやるのじゃ」

そう言うとあまは着物の袖口からホワイトボードを取り出した。


どう見ても質量保存の法則に喧嘩を売ってる様にしか見えない。


なんで3センチ位の袖口から約二メートルの大きさのホワイトボードが出てくるんだ?


ぬしよ!、何をぼーっとしておる」


「ごめん、少し考え事していた」


「むう、まあ良いのじゃ。

ごほん、まず簡単な説明をするのじゃ。


まず。全ての世界には三つの力がありそれぞれの力が支えあい成り立っているのじゃ。


まず、人のもつ『魔力』」


天はそう言い人差し指を立てた。


「この『魔力』は生命力みたいなもので人の中に流れているのじゃが自然の中にも流れているのじゃ。例えば……ほら、あの、たしか龍脈というやつなどがそうじゃ。


それと、人の『魔力』は、個人により色があるのじゃ。自然の『魔力』にも色があり場所により色が違うのじゃ。

例えば、川の近くは青く、火の近くは赤い見たいな感じじゃ。

但し色は捉え方が人により違うのじゃがな。

それと魔力を使った技、まぁ魔法の事じゃな。

魔法は基本的には魔力を消費して使う訳じゃがただ魔力だけを消費するわけでは無いのじゃ。

まず体内魔力単体ではそれほど外の世界には影響を及ぼせないのじゃが、体内魔力に外魔力を混ぜてやると魔力が変質し、外の世界に影響を及ぼせるようになるのじゃが今度は変質したせいで中から外に出せなくなるのじゃが。

まぁ外魔力と体内魔力を上手く混ぜる事が出来たなら直ぐに外に出せるのじゃがな人には難易度が高すぎるのじゃ。

まあそこでじゃ、人はその混ぜた物に言霊で外の世界で在るべき形を作ってやるのじゃ。これが魔法なのじゃ。

普通は、小難しい詠唱をするのじゃがたまに少ない詠唱、単音で魔法を使うのも居るのじゃ。これを単音魔法というのじゃ。詳しい事は妾わ魔法を使わないので知らないのじゃ、知りたいなら香に聞くと良いのじゃ。

ふぅ、ひとまず質問を受け付けるのじゃ」


「そう言えば俺は香に魔力が無いと言われたがそれは何でだ?

この説明だと全ての人が魔力を持っているみたいだが?」


てか魔力=生命力なら魔力が無い俺はゾンビなのか!?

っと俺が自分で思いついた思考に驚いている所で天の説明により意識を戻された。


「それは主の保有魔力量、まぁ、『体内魔力』の絶対量が何故か雀の涙程度しか無いのじゃ。

普通なら魔力は生命力みたいなものじゃから、魔力の回復が消費に追い付かず絶命してしまうのじゃが、ここで二つ目の『神力』が出てくるのじゃ」


そう言い天は中指をクィ、と上げた。


「『神力』とは読んで字の如く、神の力じゃ。

これは魔力が比べ物にならない位のえねるぎーを秘めて居るのじゃ。

主は極少量しかないものの、それを持って居る事が幸いしたのじゃな。神力は少量でも魔力より密度があり下手に大量の魔力があるより、少しの神力の方が上なのじゃ」


と、此所まで比較的穏やかだった天の雰囲気が急に険しい物へと変質した。


「神力は持って居る事自体珍しい事では無いのじゃ。

巫女にも神力を持って居るのは居る事じゃからな。


しかし、じゃ。

神力はその膨大過ぎるえねるぎーのせいでこんとろーるが酷く難しいのじゃ。普通は神力を魔力に変換して使うのじゃ。神でさえも神力のまま扱うのは極一部、それも完全にこんとろーるするのに天才で百、凡人で千年訓練せねば駄目なのじゃ。

普通人は神力を神力のまま発動できないのじゃ。さっきの魔法も神力に外魔力を混ぜ、言霊でやった結果なのじゃ。


それを主は最高難易度の封印を神力だけで施しているのじゃ。」


そこで天と目を合わせた。


「主は只の人間では無い。人間ならその封印で動けなくなるのじゃ。

それにその神力、普通の人なら狂死するのじゃ。」


その瞳は赤く、朱く紅く。


「主は一体なんじゃ」


まるでやさしい夕日のような、冷たい火のような緋い瞳だった。


…………。


「しんでるな」


へんじがないただのしかばねのようだ。


「大丈夫か?」


大丈夫じゃない。

退院→テスト→1ヶ月以内にまたテストだ更に体育際?死ねと?アハハハハハハハハハハ。


「壊れた、か。

また次回で会おう」


アハハハハハハハ。

「喧しい」


ゴフ。


ぱた

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