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十一発目 王女の暴走/(暴走中)

暴走と言ってもあの鬱の少年が乗っているものとは別の暴走です。



あともう少しでpvが30000でユニークが5000ですので何か企画をしたいと考えておりますので、何かして欲しい事があったなら感想の所に書いて下さい。

「フッフッフッ、もう逃げ場は無いのだ。

覚悟するのだ」


行き止まりか。

くそ、追い詰められた。



「この城は言わば我の庭、地の利はこちらにあるのだ。

ほら早く観念するのだ」


誰が観念するか。



「ふふん、そろそろ諦めたらどうなのだ。

なに、悪いようにはしないのだ」


静かな俺を見て諦めたと思ってか敵が降伏を勧める。


しかし降伏しようが抵抗しようが待っている結末は同じ。

違うのは、早いか遅いかだけだ。

ならば。


「だが断る。

俺は誰が何と言おうとこれだけは最後まで抵抗させて貰う。」


相手を挑発しその隙に逃げるか。


しかし予想とは反し相手は俺のその言葉に悲しそうに眉をひそめた。


「お主とは良い友になれると思っていたのだ」


「知るか!

というか、一方的に追いかけ回されて友になるて、何処のいじめっ子だ」


「そうか、なら全力で行くのだ」


ダッ



今まで全力ではなかったのか、という疑問はスルーしといて。相手が凄い速度でこちらに向かってくる。

多分風の魔法で補佐をしているのだろう。

まだこの身体に慣れていない今は戦ったらまだ負けるだろう。否、勝つ事は出来るが手加減が絶望的に出来ない。


加えて、あの速度で動かれたなら、手加減したこちらの攻撃を相手に当てるのは、ほぼ不可能だろう。


だが、それは点と線の攻撃の場合であり、全方向の攻撃は避ける事まず出来ないだろう。


手のを前に向ける。

相手が不思議そうな顔をするがもう遅い。


「ふっ甘い『トミタケフラッシュ』」



逃げ回っていた際に唯一思いついた非殺傷能力の技だ。

某蝉の鳴く頃に、の時報(富竹)の必殺技?を叫ぶと同じに手から強い光が発生し一時的に辺りが光に包まれる。

まあ要は単なる目眩ましだ。



「クッ」


相手は目を閉じたままの移動は危険だと判断したのか魔法の使用を中断したのはいいが、走っていた勢いがありすぎて俺の後ろの壁にぶち当たった。


「みぎゃ!」


うわぁ痛そう。


だが今がチャンスだ。


「では、サヨナラだ」


俺は廊下の曲がり角目指して走り出す。

「にぅぅ」


相手はまだ目を回している。


逃げ切れる。そう確信しつつ曲がり角を曲がると。


ふにゅ。


何か柔らかいものに当たった。


顔を上に上げる。

すると無表情のメイドさんが居た。


絵に表すと、俺の顔面がメイドさんの胸の谷間に埋もれている感じ。


ふにふに。


うん柔らかい。

……じやなかった。早く逃げなければ。


回れ右をして逃げようとすると。


ガシ


無表情のメイドさんに捕獲された。



「な、やめ、助けてー」


「お嬢様がお待ちしております」


ズルズル


そのまま無表情メイドさんに引きずられる。


「やめろ、嫌だ。

俺をあそこに連れて行く気だろう」


「はい。

お嬢様がお待ちになられておりますので」


ズルズル



引きずられれる俺。


BGMはドナドナで。



そんな馬鹿な事を考えながら逃げようと試みるが無表情メイドさんの力が予想以上で逃げれない。


潔く諦めて何故こうなったか思いだして現実逃避をしよう。




//////////////






「私はリスル国第一王女のエル・リスリアナです。」


「へー王女だったんだ」


「そうなんですよ」


と言ってエルが胸を張っている。

エルの年齢は代々16位だろう。それくらいの歳なら女性の二次成長期なので胸を張っていられると色々とヤバい。


「と、取り敢えず香の所まで案内お願いして大丈夫か?」

「はい、大丈夫ですが……………………。」


「どうした?」


何か不穏な気配がするがそれを振り払い質問する。


「そう言えばハクさんは丸1日寝ていてずっと起きなかったのですよ」


「そうだったのか」

悪い予感を振り払って返す。


「なので身体を癒すために湯編みでも行きませんか?」


湯編み?

ああ風呂か、良いな。

一応俺はキレイ好きだからな。


なんだ風呂かそれほど悪い予感ではなかったな、むしろ良い位だ。


「ああ分かった」


そう言うとエルはにっこり微笑んで、こう言った。


「それじゃあ一緒に(・・・)入りましょう」


え?


イマコノヒトナンテイッタノ?


「一緒に入るのか?」


聞き間違いという線を思考に入れ質問する。


そしたらエルは物凄く嬉しそうな顔をして。


「はい♪背中も洗ってあげますよ♪」


笑顔で返された瞬間。


身体が逃走を開始した。


そして後ろから声が聞こえた。


「さっきから騒がしいがどうしたのだ」


「良い所に来てくださいました。

ハクさんが湯編みを嫌がり、逃げてしまいましたので捕まえてきて下さい。

私はその間、湯編みの準備をしますので」


「ハク?

ああ、あの子か。

面白そうなのだ。

ヘレン一緒に行くのだ」


「はい、分かりました。」


//////////////







「痒い所は無いですか?」


「大丈夫だ」



只今俺はエルに洗われていた。

洗って貰うとけっこう気持ち良い物だな。

疲れが流れ落ちて行くようだ。

まあ疲れと一緒に男としての大事な物も流れ落ちていったが。



あと俺は一応バスタオルを身体に巻いている。


え?他の人?俺を追いかけていた謎の相手は、あぁ、謎の相手じやどんな人物か解らないな。

あの時は必死だったからな。


一応相手はチビだったな。性別替わってる俺より身長が低かったから歳は10歳位かな?性別は女だった。

俺を捕まえた無表情メイドさんの主人らしい。


今は二人で仲良く湯船に浸かっている。


「ハクさん。

そろそろ流しますよ」


「ん」




「そう言えばエル……さん。

俺の髪は長いから洗うのが大変じやないのか?」


一応男の時も髪が少し長いから分かるのだが、髪が長いと頭を洗うのが非常に面倒くさいのだが、このエルは「私がハクさんの髪を洗います」と言って聞かなかった。

それと何故かその時のこっちを見る目が肉食動物の物だった。


「いえ、そのようなことは無いですよ。

こうしてハクさんの髪の手入れをするのは楽しいので。

それと私の事はエル、とお呼びください」



「分かったよエル」


「ハクさん、そろそろ湯船に浸かりますよ」



ちゃぽん



「そう言えばハクさんは何故初めは湯編みを嫌がったのですか?

こうして見ると湯編みは別に嫌いではなそうですが」


エルの視線の先には肩まで浸かって口笛を吹いている俺の姿がある。

湯の色が乳白色で本当に良かった。


「元々風呂は好きだが、他人と一緒に入るのは少し恥ずかしいというか」


「そうですか」


「だから今度からは一人で……。「嫌です♪」


嫌らしかった。


少し落ち込んでいる所にエルが近づいてきた。

一応ここの風呂は大型の銭湯位に広い。


「ハクさんの髪は綺麗ですね。

それと肌もすべすべで羨ましいです」


サワサワ


「ひゃ」


急に触られ思わず声が漏れる。


「ほら、ここも。

うーん、胸はまだまだみたいですね」



サワサワサワサワ


「ひゃ、やめ、エル止めて」


「ふふ、ハクさんは敏感なんでしょうか?

なんだかハクさんのその姿を見ていると私そっちに目覚めてしまいそうです」



「もう俺は上がるからな」


そう言って立ち上がると、急に目の前が真っ暗になった。


急に立ち上がったら立ち眩みもするな、と冷静に思考しているうちに俺は倒れた。


久しぶりです


「本当に久しぶりだな」


香まだ出ないね。


「お前のせいだろうこの駄目作者」


はい、すいません、その通りです。


という事でお詫びに感想に香の返事が少し付きます。


「な、本当にやるのか?」


はい、もちろん。


「まあいい。私に質問があったら聞いてこい。

あと、言っておくが変な質問とかは無しだぞ」


香、その変な質問とは具体的にはどんな質問なのかな?


「そ、そ、そんな事を私に言わせる気か!?

そんな事言えるかこの馬鹿作者め。


あー。香が逃げてしましたので今日はこの辺でさよなら。



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