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雀が異世界に行った話  作者: マーチ•メイ
4/7

4話


噴水のある広場にて



心地よい日差しが降り注ぎ広場の噴水は光を反射してキラキラ光っている。


その傍らにはベンチがありおじいさんが座っていた。


「慌てない慌てない。パンはまだまだあるからね」


日課である鳩らしきものにパンをあげていた。


そこに見慣れぬ小さな雀が一羽紛れ込んでいた。


「おやおや、可愛い子が居るね」


鳩らしき物の中で埋もれそうになっている。


ふむ、と白い顎髭を撫でつけると自分の座っているところの横に少しだけパンくずを撒いた。


「そこだと食べにくいだろうて、良ければここでおあがりな」


雀は一瞬キョトンと首を傾げて羽を広げるとおじいさんの傍でパンくずを食べ始めた。


一瞬で鳥が懐く。これが田中さんとおじいさんとの歴然とした差である。


「いいお天気だのう」


「ちゅん」



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