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第69話 日本

さてさて、最終章の始まり始まり。  

と言う訳で。太平洋を横断して辿り着いたのは、我が祖国、日本。

おかしいな、最初きちんとストーリー展開を考えた時は、日本なんか舞台になる予定なんか欠片も無かったのに。


「私の名前をサユリとつけてからですよう。もっと異世界風の名前をつければ良かったのに。」 

ちょうど、まぼろし探偵について調べていた頃たからだな。安易に流用しちまった。

「何故、そんな大昔のドラマを調べる機会があったんでしょうか?」


因みにジェニーの時は、ちょうど中野京子さんの「怖い絵」シリーズを読んでいたからだ。  

目隠しをされて首を落とし易い様に髪の毛をまとめられた、それでも気丈に自分の首を落とす断頭台を自分で探っている。

罪状は王族として生まれた事という悲劇の女王が、僅か16歳だった事。目隠しされながら、とても綺麗な女性だった事がわかる絵を見ちゃったからだ。

「まぁ、うふふ。」

まだ当初の設定の、ダークファンタジーを引きずっていた事だったとはいえ、筆が滑って12歳の淫乱処女とか、モデルがどっか行っちった。イギリス人に土下座してもし足りない変な人になっちった。

「わたくしは、こちらの設定も気に入っていますよ。何よりも政略結婚などではなく、わたくしが本当に愛する、愛せる方に捧げて、お嫁にして頂いた事は、女として一つの完成です。あとは赤ちゃんですわね。」

12歳の少女に出産させるほど、鬼畜では無いので。


ムーの国であれこれやらかした後片付けをしてるのはユカリとピヨちゃんと八咫烏。

何故かと言うと。

ユカリは正式にムーの神に文字通り祭り上げられたから。


「ユカリ、こんなのやだよう。パパと一緒に旅したいです。」

そうは言っても、厄介事に巻き込まれると察したうちのドラゴンちゃん、さっきの別世界の別次元まで逃げちゃったし。

それに、時系列から言って、竜人に進化したムー民に崇められるのはユカリしかいない。

「えー!」

あと、そうだな。因縁的に蛇神を配下に出来るけど?  

「蛇やー。」

あーそんな設定あったねぇ。

「私からすると、正式に私の上司になったわけですから。今更ながら、ちょっとショック。」

「やー。」


つうわけで、ピヨちゃん、あと任した。

神の先輩として、ユカリを導いてやってくれ。

「ピヨ」

いや、多岐都姫に戻れっての。

「なんでお姉様じゃいけないの?」

あー、あいつのこったから、年に1人処女を献上しろとか言うぞ。

「それは私のご先祖ですなぁ。」

一応、八岐大蛇系列だったな、お前。


という事で、神として信仰と神話が固まるまで神様ーズは居残り。

「寂しくなりますわねぇ。ユカリさんもピヨちゃんさんも烏さんも、ずっと一緒でしたから。」

「ただいまパパ。」

おう、おかえり。

「はい?」

あぁ、ジェニーの顎がガクンと落ちた。

いや、ユカリ達は過去にいたんだから、現代に戻って来る時間を調整すれば良いだけだろ。

「だったら、さっきの回想シーンはなんだったのよ。」

「おかーさん。そこに座りなさい。」

「座ってるわよ。今、みんなで釣りしてんだから。今晩のおかずにね。」

「パパの後にカジキがぶら下がっているけど。」

「凄いでしょ、旦那様ったら岸から投げ釣りでこんな大物釣っちゃうのよ。」


さて、嫁ーズと娘がわちゃわちゃ始めたのは放置してと。

「あ、パパに放置された。」

「いつもの事でしょ。」

「ほいっと。釣れましたわ。」

「アナゴね。蒲焼にしましょう。」

「うちのおかーさん達も、魚の生育域を無視し出しちゃったよ。」


ここはどこだ?日本以外、何も考えてないやいや、わからないぞ。

あそこで皮を剥がれたウサギが泣いてるけど。

「うちの宿六が来るわね。面倒だから逃げましょう。」

あーあれ、因幡の白兎かぁ。可哀想だから治してやるか。ほいっと。白兎というからにはという事でアルビノ兎の出来上がり。


「日本神話を勝手に変えないで。」

ついでにこの海域のサメも殺し尽くしとこう。あと、いるならワニも。

「和邇は想像上の動物ですよ。」

そこにドラゴンがいるパーティーで、突っ込むとこ違う。

因みに、アイツは八岐大蛇を倒してこっちに向かっている最中だろう。

「どこぞの女に誘われて、鼻の下を伸ばしてね。」

俺も人の事言えないけど、アイツ女房が5人いるんだろ。今更ヤキモチなんか妬いてどうする。

「たまにはね。なんなら貴方と浮気してもいいんだけど、うちの宿六じゃ貴方に勝てなさそうだし。」

一応、俺も日本人だから、知らない神様ならボコっても良いけど、なまじ知ってるからなぁ。

あと、俺は浮気はしねえぞ。この世界だって手を出したのは嫁ーズの他は商売女だけだ。

「おやまぁ案外身持ちの固い。」

「私達も死ぬまで慎吾様一筋ですよ。」

「旦那様に初めてを捧げたなですから、死ぬまで旦那様だけです。」

「「ねー」」

「お熱い事で。」


「ねぇところでパパ。更新も1週間してないし、今回も2,000文字費やして、全く話しが進んで無いんだよ。どうしよう。」  

そうなんだ。最終章と銘打ったからには強力なラスボスが必要になるんだけど。

そしたら日本の魔王って誰だ?


崇徳院か?平将門か?菅原道真か?

六天魔王てのもいたけど。

全部基本的にただの人間なんだよなぁ。

  

しからば妖怪変化はというと。 

いわゆる鬼は、かなり初期にうちのお嫁さんがやっつけちったし。ゲゲゲのなんとかからーんころーんではぬらりひょんとかがボス的な役割果たしてだけど別に強いとは違うし、大映の映画ではバビロニアから招待してたし。

いないんだよ。


「困ったね。」

ついでに言うと、龍みたいな強い妖怪がいても神様にしちまうから、例えばユカリにガオーってして貰っても、ありがたやで終わるんだ。

「日本人って最強民族なのかなぁ?」

多分ね。


と言う訳で最後の最後でストーリーが頓挫しました。

なので。


「殺すよ。面倒くさいもん。」


      完

























「んな訳いくわけないでしょ!」

結構、改行したんだぜ。サイトの方がどう読み取って公開するのか、ちょっとドキドキだ。

二つのサイト使っといて良かった。

「全く、お主までふざけ始めると、文章のフォーマットまで弄り出すからのう。せめて嫁達だけ好き放題させれば、まだ収集がつくのに。」

ふむ。また2人を一緒に喋らせようか。

「あれも既にやってる奴がおったぞ。」

マジかあ。絵や映像の無い文字だけの世界だから好き勝手出来るのに。

先人たちも余程暇だったと見える。

「二葉亭四迷と夏目漱石が相当やらかして、芥川龍之介が輪をかけて暴れたからの。なまじビッグネームな分、後追いはネタがないわい。」


いやしかし、文字数はまだいつもの半分くらいだ。

本当にネタが無い。

と言う訳で。キャラクター会議!   

議題!どうやってこの物語を終わらせるか?


「私的には、こうやってジェニーとひたすら馬鹿話をしてるだけで幸せだから良いけど。」

「わたくしも同じです。」

「ユカリはこの後どうなるの?殆ど語られてないんだけど。」

「旦那が率いているナントカ魔神も2つ3つ出ただけですし、紹介するってのはどうですか?秋津慎吾108の秘密とか言って。」

「また忘れてた。私の名前は秋津サユリ。アキツアキツ秋津サユリ!」

「そういえばわたくし名前はどうなるのでしょう。ジェーン・下総守・アキツとか。」

「何故ジェニーが下総守を名乗るのよ。」

「奥様は上総介あたりで。」

「なんで私が介なのよ。」

「だって上総守ってないんです。」

「え?そうなの?」

 

ない訳じゃないぞ。

上総は武家じゃなく皇族が治める国だったからな。皇族以外の者の最上位が介だっただけだ。

「なんで?」

桓武天皇の子供が国司だったから。そこいらの国司とは違うってこったな。 


「おいおい、会議まで開いて無駄話ししかしとらんぞ。」

まぁ、それが俺たちだし。

わかったこうしよう。また更新まで1週間かけるから、その間に各々展開とラスボスを考えておくように。

「良いのか?それで。」

この話にはコンプライアンスを守っていればタブーがない。

だったら好きにしようぜ。


「ここまで酷い回も無いのう。」

なので、挽回できる様な面白興奮展開希望。


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