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「頑張れ」とはいけない言葉なのだろうか…言葉とは何?

作者: 旅人

あらすじの※を読んだうえで本文を読んでいただけると助かります。


(そもそも読まれる保証すらないのにガッツリと保険かけています)


めんどくさいなと少しでも思った方は大した内容ではありませんし読まない事をお勧めします。


最近の見たバレーボール漫画で感動したシーンがあります。


同じく全国を目指している他校のライバルの子が主人公たちのチームがピンチにになった時にテレビ(スマホ?)を見ながら言った言葉です。


「すでに頑張ってるなんて知ったことじゃない。もっと頑張れ」


日本一を目指すならそうだよなと感動しながら漫画を読んでいました。


特に考えずにいいセリフだなぁと思っていましたが、なろうのエッセイで「頑張れ」という言葉の残酷さについて語っているのを読んでちょっと考えさせられてしまいました。


上記のセリフを観客が言うのか、同じ全国を目指すライバルが言うのか、先生やコーチが言うのか、で全く違った意味になりそうだなと



~~何が違うのだろうかと~~



感想で書こうと思ったけどあまりにも長くなった上に、自分の意見の押し付けになりそうなのでやめて自分で新しいエッセイとして書くことにしました。




「もっと頑張れ」という言葉は普通の子供に言えるでしょうか?


ちょっと前まで学生時代に監督やコーチから日常的に言われていたと思います。今は部活でもNGワードになってる所もあるとか…


なんとなくでダラダラ部活をしていた子供はコーチに頑張れって言われてどう思ったでしょうか?


影で「暑苦しい」とか言って笑っていたような気がします。


追い込まれるとか残酷さ以前の話だったような…


県大会に出られるかどうかのボーダーラインにいた程度の力しかない私は頑張る子ではなかったのし、周りもそうなので緩く受け止めていたと思います。


プロ注目選手を見た事ある人はきっと分かってもらえると信じてる。自分より才能がある人間が自分の倍以上の練習して、ケガをしてもハードな練習してタイムを伸ばしていく。そんな化け物見て、戦う気に…頑張れる気になれる人っているのかな?


私はまだ自分のタイムを伸ばす為に部活を続けられたけど、プロ注目選手に勝つために頑張るなんて子同じレベルの化け物ぐらいしかいないよね?


そんな化け物の中でも一握りしかプロになれず、さらに1流って呼ばる人など数えるほどしかいないプロスポーツの世界ってどんな魔境なんでしょうね。


元プロアスリートと話た事はあるけど、私程度の相手をしてくれる時は常に穏やかで深淵を覗く事すらできなかったし…




少し脱線しましたが「頑張れ」って言葉って何でNGなのでしょうか?


1.休みたいけど休みがとれない。

(え?残業は月45時間までって決まってるの?教えて厚生労働省さん?あ…役所の方も夜遅くまでいますもんね。うん。建前大事ね)


2.自分の能力以上のノルマを与えられて疲弊している。

(前年比1.2倍のノルマってなんだよ、前年と同じとおもってんの?こっちがたてた計画書を読まずに捨てたの?いや、サーバに原本あるじゃん。見ろよ!)


3.複雑な人間関係に疲弊している。

(役員連中ってもう現場の事知らないの?ねぇ、その仕事メインでやってたやつが辞めた時に顧客も同僚も引き抜いていったよ。ねぇ、社長ともめて出ていったんだよね。今のウチがやるとしたら新規事業の立ち上げなるよ?部下になんて言えばいいの?)


そんな中で「頑張れ」って言われても抽象的すぎて「もう頑張ってるわ!!」「何頑張れっていうのさ!!」って叫びたくなるのではないでしょうか。


それが社会全体に広まり、部活でもNGなどになったのではないかと推察します。箇条書きにすると以下の感じですかね?


・自分では頑張っているのに認めてもらえなかったという哀しみ。

・どう頑張っていいか分からないという戸惑い

・自分の中では限界に達しているという絶望


確かにこんな状態で「頑張れ」って言われても心が疲弊するだけですよね。



ざっくりとですが、前提条件をつけてみると、最初の漫画と私の学生時代と大人時代何が違うんだろうって見えてきた気がします。


私は言葉が違うと思います。


そもそも論の「言葉って何」「頑張れって何」という話です。


言葉=人間が音声や文字を用いて思想・感情・意志等々を伝達するために用いる記号体系。


頑張れ=困難にもくじけず、物事を成し遂げるように、相手を激励するための、呼びかけ。「頑張る」の命令形で、支援・応援の掛け声として最も一般的な表現。


辞書を調べて見ても複数の意味があるのが見て分かると思います。


1.漫画の頑張れは物事を成し遂げるように「激励する」ための呼びかけ。


同じ目線で同じ様に物事を遂行するためにそこにたどり着くためにどんな努力をしてきたのかは理解できる。でも、だからこそ、「成し遂げてくれ」という願い、想いですよね。本当に心に響きました。


2.学生時代のコーチの頑張れは物事を成し遂げるようにするための命令。


お前たちが成長する為に何が必要か。今の一本のスプリントが必要だ。「頑張れ(やれ)」という支援であり命令。普通に必要な事だけど目線が違うから共感しにくいんっすよね。


3.大人時代の社長から言われた「頑張れ」


…意味分からんがな!!

いや、多分、きっと、物事を成し遂げるように激励してくれたと思うんですよ。

でも、成し遂げられないの原因お前だから!!


※ちなみにとてもひどい書き方をしてますが社長や役員は私みたいな無能と違って素晴らしい方々です。年間の休みが10日しかなかった当時は全く頭回らなくて、世の中すべてを恨みにそんな考えになっていただけです。


さて、頑張れという言葉だけでもこれだけの意味があります。




言葉とは何か。


多くの哲学書が出ています。


感性を磨く道具である。


意志を繋ぐ道具である。


様々な事例があると思いますコミュニケーションの不一致が言葉の意味を変えるのではないでしょうか?


例えば「さようなら。」って子供の時普通に先生に言ってましたよね。


でも大人になって大人から「さようなら」と言うともう二度と会う事はないだろうなって感じません?(私だけかな?)


言葉って難しい…


皆様も一度言葉について、「定義」を一から考えてみてはいかがでしょうか?


意外と面白いですよ。


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