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逃避  作者: アンマンマン
3/5


クシュン!


寒さに震え私は目を覚ました。


立ち上がり周りを見渡す。


頭上には藍より青い空が広がり、眼下には険しい山々があった。


昨日気球で空の旅を楽しむツアーに参加。


空の旅を楽しみ着陸したときアクシデントが発生。


突然吹いた強風で気球と地上を繋いでいたロープが切れる 。


先に気球から降りて乗客が気球から降りるのを手助けしていた乗員を地上に残し、気球は空に舞い上がった。


若い人たちは直ぐに気球から飛び降りたが、私を含めた中年以上の年齢の数人は咄嗟に身体が動かず残される。


それでも私以外の人たちは目を瞑り気球から飛び降りた。


そして地上に赤い染みを作る。


それを見て私は飛び降りる事を諦め気球に1人残された。


私のカバンだけで無く他の乗客のカバンも漁り、着られるだけの服を着、タオルなどを纏っているが寒さを防ぐ事は出来ない。


凍死する前に救助される事を祈り、私は気球の床に座り身体を縮めた。




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