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ヒューマン  作者: マシター
1/7

落語倶楽部

「おっ、よう」


懐かし顔が見えた。


「あぁ、久しぶり!元気だった?」


信号待ちの交差点で偶然、同級生にあった。


「これからバイト?帰り?」


「さっき終わったんだよ。」


へぇー、と、自分から聞いてきたくせに興味なさそうな声を出す。


「お前、痩せたな」


やかましいわ。


「あぁ、お前は、学校?」


「いや、俺、落語倶楽部入ってさ。」


信号が青になった。


「おーん、落語倶楽部ってなにやんの?」


2人歩きながら信号を渡る。


「あれだよ、ねずっちみたいなやつ」


「謎解き?いや、掛けか。」


「意外と難しいんだぞ。」


「マジで。」


その時、ふと落語の神が俺に降りてきた。


「俺さ、謎かけとかはさ、意外とできるから。見とけよ、見とけよ。」


「お前、落語舐めたらダメだぞ」


気にせず続ける。


「えー、初詣とかけまして。」


「はいはい。」


「トイレで、うーん....ふぅ....と解きます。」


「あー、その心は?」


「運がつくでしょう」


その瞬間、ヤツのポケットに入っていた、扇子で殴られた。

扇子って痛いんですね。

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