ある『なろうユーザー』のSFな投稿方法
エイプリルフールを過ぎてしまいました本当にごめんなさい!!!
書いている途中に犬がおしっこしちゃうは大きい方しちゃうはで処理に追われて…!!
と、言っても結局言い訳にしかなりませんね…(´・ω・`)
最後の方は焦りすぎて文章がおざなりになっているかもしれません、お教えいただければ修正いたしますm(_ _)m
それでは遅れましたが、エイプリルフール用の短編をお楽しみ下さい!
れっつすくろーる♪
それはある年の3月上旬、神社の境内を掃く俺の頭に流れてきた。
『あの~、どなたか。私の声が聞こえる方はいませんか~!』
咄嗟に振り返った俺が見たのは、少量のフリフリが付いた水色のインナーに白いパーカーを羽織り、藍色のジーンズを身につける女の子の姿だった。
それだけならば普通の、ちょっと容姿に恵まれただけの少女だった。
そう、つまり少女は普通じゃなかった。
どこが普通じゃないかと言うとズバリ―――――足が、なかった。
…………は!?
「ちょ、ちょっとあんた此方来てっ……!」
俺は小声で声をかけつつ、"手招きに見えなくもない"くらいの小さな仕草で彼女を呼んだ。
すると彼女は俺を認めてふよふよと、って、ふよふよ来るって事はやっぱりアレだよなぁ。
正直俺の見間違えであって欲しかったんだけど……、言うか。
俺は覚悟を決めて、目の前に浮いてきた少女を見据えた。
「君、死んでるから。誰にも声は聞こえないぞ」
そう、この少女は…………もう死んでいる。つまりは、幽霊だったのだ。
いやぁ、死んでるの気付かない人にこれ告げるのってすごい良心痛むんだよなぁ。
でも俺は言った! ちゃんと言ったぞ!!
と、俺が内心で自分を労っていると…………
『知ってますよ? 私が死んでること』
「―――――へ?」
え、知ってるって……え??
俺は盛大に困惑した。
「じゃ、じゃあなんであんな周りに呼びかけてたんだ?」
死んでるならあんな堂々と道の真ん中で呼びかけたりはしないはずだ。死んでるのを理解した連中はもっとこう、道の隅っこをぬぼーっと歩いて…浮いていたり、ベンチに座ってにこにこしてたり、街角で誰かを探していたりと、生きている人間に干渉したりはしない。そんなものなのだ。普通。
そんな事情を知ってか知らずか、どうやら死んでる自覚はあるらしい幽霊少女はひょいと指先を俺の眉間に向けて言う。
どうでもけど、人を指さすなと言いたい。
『貴方みたいに見える人間を探してたんですよ』
「見える人間って…………見鬼の才がある人間のことか?」
『はい』
肯定したかと思うと、少女は俺に向けて深く頭を下げた。
? いきなりどうし…………
『単刀直入に言います―――――取り憑かせて下さいっ!!』
「あほかあんたは!?」
咄嗟のことでつい本音が口に出てしまった。
でもそういうこと普通質問するか? みすみす取り憑かせるわけないだろ!
『あ、あほ!? 私は至って真面目にお願いしてるんですよ!?』
「真面目にそういうこと聞ける時点であほなんだよっ!!」
『ま、またあほって言いましたね!? 会って早々の人間に罵声を浴びせる貴方の方がよっぽどあほだと思います!!』
「そんなガキみたいな切り返しも益々あほっぽいはっ!!」
『な、なん…!!』
売り言葉に買い言葉、小学生並みに低レベルなこの口論は、徐々にその勢いを増していく。
この後、はたから見ると何も無い空間に向かって怒鳴り散らす少年に向けられる、恐怖、戸惑い、或いは憐憫の視線に俺が気付いたことで、この不毛な争いはあえなく終結となった。
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「それで…………俺に取り憑きたいって、一体あんたは取り憑いて何がやりたいんだ?」
コトンッ
湯飲みを一口啜り、テーブルに戻す。先の口論で渇いた喉を潤した俺は、幽霊少女へそう切り出した。
実はこのようなケースは、割と珍しいことではなかったりする。
こういう人に願い事をしてくる幽霊には、取り敢えず話しだけでも聴いてやるに限るのだ。そしてそれが叶えられる範囲であれば応えてやり、成仏させる。
ただしその願いが『誰かれに復讐してくれ』、『◯◯を密告してくれ』みたいな、俺のような一般人では成し得難いことの場合は、丁重に断る。少なくとも、今まではそうやってきたのだ。
だから俺は、今回も同じスタイルで事に臨むことにした。少しばかり調子は狂ったけれども……
『あれ…………話を聴いてくれるんですか? さっきはあほかお前は! とか言ってたのに…?』
「あれは、その…咄嗟のことでつい口に出たんだ。忘れてくれ」
俺は軽く頭を下げる。まあ如何にこいつの願いがアレであっても、出会って早々の人間に"あほか"は、少々まずかったと反省してるからな。
『そういうガキみたいな切り返しも〜とか言ってたくせに?』
「それもつい売り言葉に買い言葉で……って」
コイツ、割と根に持ってるな………
俺は今更ながら、その面倒くさい事実を確認した。
「それで? なんで俺に取り憑きたいんだ?」
『…………話を逸らされました』
「早急に話さない場合はお引き取り願うが?」
『む、むぅー。卑怯です』
頬を膨らませ不機嫌を露にする少女へ、俺は早く話せと促した。
すると少女は諦めた様に小さく溜息を吐いて、その細い指先で、彼女を通した部屋、そのある一角を指した。
そこに鎮座するのは、一台のノートパソコン。
俺はふつふつと沸き上がる"ある"予感を『流石にそんなわけは…』と否定しつつ、彼女の次の言葉を待った。
そんな俺の心情など梅雨ほどにも気付かず、そして少女は…………言った。
『―――――ネットをやらせて下さい!』
「中毒者かっ!?」
ブンッ
思わず頭を叩きにかかった右手が虚しく空を切る。
『なにするんですか!?』
「死んでまでネットをやりたがるあんたの気持ちが俺には理解できん!! そんな理由で取り憑かせると思うか!?」
これは即刻お引き取り願わなければならない…!
俺は着ている袴の懐へと手を伸ばした。
よし、ちゃんとある。さっき念のため二、三枚仕込んでした護符が功を奏した…!
「ほら一分以内に立ち退かない場合はもれなく昇天させて…………」
『―――――私を待って下さっている方々が居るんですっっ!!』
聞こえてきたのは今にも泣き出しそうな、やっと見つけた糸口を手繰り寄せようとしている様な、そんな必死な声だった。
「ッ…………!」
顔を上げた俺は息を呑んだ。幽霊少女が―――――泣いていた。
おいおい、なんで……泣くんだよ? だってたかが、ネットが出来るか否かの話じゃないか………………。
『私は……私は生前、ある小説投稿サイトで…小説を書いていました…………』
彼女の目から溢れでた雫が頬を伝い、おとがいに集まり、滴り落ちては虚空に消えていく。
俺の戸惑いを感じとったのだろう。少女は、ゆっくりと語り始めた。
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………………………………………………………………
やがて、全てを話し終えた少女は、その赤く充血した瞳で俺を見つめていた。
今の話を聞いて分かった。彼女がやろうとしているのは絶筆になった小説の完結で、それをやりこなすにはもう時間が余り無い。故に、少女にとってこれは………………間違いなく、最初で最後のチャンスなのだろう。
「………………………………参った、な」
ぽつりと、呟いた。
本来なら……………本来ならば、今聞いた事情は、願いは、叶えてはいけない。作品を完結させるということは、死者が現世に干渉することに他ならないのだ。そう考えると、死んだ筈の者が不特定多数の生者に干渉してしまうこの事態は、逆になんとしてでも防ぐべき、とも言える。
………………でも、
「あんた……名前は?」
俺はぶっきらぼうにそう問うた。
『………………な、まえ…ですか? なんでです、か…………?』
一呼吸置き、自らの意思で、道を違える決定的な言葉を、
「―――――自分に取り憑く奴の名前くらい、知っとかなきゃ駄目だろ?」
………………告げた。
だって、だってよ? ………………泣いてる女の子の願いを、無碍になんか出来ないだろ?
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「今日は何時くらいまで書くつもりなんだ?」
『3時くらいまで、いいですか?』
「別に構わんぞ、タイムリミット近いからな」
3月も残り一週間と短くなった今日、時刻は11時を少し過ぎた頃、俺と幽霊少女―――――朝葉唯澄は、もう日課になりつつあるノートパソコンの前に座っていた。
そこで俺は、慣れた手つきで小説投稿サイト『小説家になろう』を開きつつ、冒頭の問いを唯澄へと投げたのだった。
サイトを開き終えたら、後はリラックスして目を閉じる。これもまた、ここ2週間ほどで定着した日課だった。
「唯澄、いいぞ」
言うと同時、意識が緩やかに遠のいて行き、視界が遠くなった。瞳から直接ではなく、瞳の奥に引っ込んで情景を見ているような、そんな奇妙な感覚にも、もう慣れた。
「お体をお借りしました。それでは湊さん、おやすみなさい」
それは俺の声で語られる唯澄の言葉。湊とは勿論、俺の名前だ。
俺はまどろみにも似た意識状態のなかで返事を返す。
『ん、じゃあ頑張れよ? 残り一週間しか無いからな?』
「そ、それを言わないで下さい焦ってるんですからっ!!」
慌てふためいた唯澄(声自体は俺)の悲鳴とも取れる声を聞き、意地の悪い笑みを浮かべながら、俺は何時も通りに……ゆっくりと眠りに落ちた。
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そして、ついにその日はやってきたのだった。4月1日、水曜日。俺と幽霊少女の、共同作業最後の一日である。
…………が、
「おい唯澄なんだこれ終わるのかよ!? 160話が最終話なんだろまだ130話までしか書かれてねぇぞ!?」
『じ、時間が圧倒的に足りなくてぇっっ!! き、今日一日中丸々私に下さい! お願いしますぅ!!』
まだ朝の9時だというのに、この様なバタバタ具合だった。
でも今日一日中ってのは流石に無理が……無理が…………ないな。もう春休みで学校はないし、じいさんもなかなか帰ってこないから、今日一日引き込もっても気付かれんだろ。
「…………あぁ、もう。分かったよしょうがないな……。今日一日、俺の体を使ってい…………」
『―――――ありがとうございます湊さん大好きですっ!!』
「ば、ちょっ! 大好きっておまっ!? つか待ていきなり取り憑くなぁぁぁ………」
俺の抗議も虚しく……次の瞬間意識が離れ、視界が遠くなっていった。
『唯澄、お前…………今日一日中俺を寝たきりにするつもりか…………!』
「す、すみません焦っちゃって……! で、では体をお借りしました。ほんとすみません…………」
『はぁ…………もういいから、さっさと作業に入れ。俺は寝てるからな? 飯やらなんやらは食っても食わなくても構わん。じゃあ、絶対書き終われよ! 今日中に全部まとめて投稿するんだろっ!!』
「っ!! ありがとうございます! 湊さん!!」
俺は一気に捲し立てると、視界を閉じた。
さて、じゃぁ寝るか…………取り憑かれている間、意識が奥にある間は妙に眠気が強くなるのだ。多分夜までだって余裕だろ…………。
唯澄…ちゃんと完結させれるといいな…………。
その思考を最後に、俺は意識を切り上げた。
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妙にしっくりくる感覚と共に、俺は目を覚ました。体を、起こす。
「ちゃんと布団の中か………………」
辺りはもうすっかり暗くなっている。時計を見ると、時刻は零時まであと15分もない頃だ。
「ということは、あいつは書き終えたんだな………」
ホッと一人安堵してから、気付いた。
唯澄、どこだろか?
「おーい唯澄、書き終わったんだろ? 一番の協力者の俺に何か言うことは無いのかー?」
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帰ってきたのは、静寂。
「お、おいおい…………どうしたんだよ…! ちゃんと投稿したんだよな!?」
俺はパソコンへと走る。……焦る手の平でマウスを動かすと、ぱっと画面が明るくなった。
「起動、したまま………………?」
果たして、その画面にはあった。
完結までの残りの話。絶筆後に書いた100〜160話が、確かにあった。
でも、
「何で…投稿されてないんだ?」
もうボタン一つで投稿できる。そういう画面なのに、何故かそこで、唯澄の作業は止まっていた。
これは、投稿していいのか? なんであいつはここで作業を止めちまったんだ………………?
『―――――なんだか………本当に投稿していいのか分からなくなっちゃったんですよ』
疑問の答えは、後ろから投げかけられた。
おれは、ゆっくりと、振り向く。そこにいたのは勿論、
「唯澄………お前今更、なに、言ってんだよ………………?」
なんでだ? なんでここまできて止めるんだ。お前頑張ってたじゃねぇか。この3週間毎日、夜中まで頑張って、待ってくれてる読者の為に……書いてたんじゃないのかよ………………。
唯澄は、その頬を涙で濡らしていた。とても辛そうに、苦しそうに……丁度出会った日の再現のように―――――泣いていた。
『だって、だって湊さん………………私はもう、本当は死んでるんですよ? 感想欄やメッセージなんかでも、死んだんじゃないかって言われてるんですよ?
どこの地方に住んでいるだとか、ある程度晒していましたから、この間の事故で死んだ可能性もあるって、的確に予想して下さってる方々がいるんですよ? ………………………………そこに私が、ヘタに希望を与えて、いいんでしょうか…?』
「………………どういう、ことだ?」
喉が渇く。頭の芯がどうしようもなく熱い。
俺は今、なにかに焦ってる。………………いや、何かじゃない。小説がまだ投稿されてないことに焦ってるんだ。
最初はどうでも良かった。
ただ単に人助けみたいに考えてた。
だけど今は、違う。思い入れができたからだ。こいつの、唯澄の小説だって言う思い入れができた。だから、全部投稿してやりたい…! どうせなら完結させてやりたい………………!!
『………………だからこの小説は、投稿しない方がいいんじゃないでしょうか? なろうの中で"私"というユーザーは、もう死んだままのほうが………………』
「―――――唯澄ぃ!!」
『っっ!?』
ぶつぶつと言い訳を呟く唯澄の言葉を遮って、俺は彼女の腕を掴んだ。
『っえ…!? み、湊さん腕!腕!!』
「知ってるよんなこと別に幽霊だからって絶対に触れない訳じゃない! って今はそんなことどうでもいいんだっ!!」
俺は今や半ば呆然としている唯澄の腕を引っ張って、ここ3週間ほど毎日酷使した、パソコンの前に立つ。
『…………………湊、さん?』
彼女の疑問符を無視して時計に目を走らせる。11:57。………………いける、か?
「………………唯澄、お前言ったよな?"ヘタに希望を与えて、いいんでしょうか…?"って…」
『いい、ました……………………だってっ!』
「―――――だってじゃねぇ! 今日ばっかりは、許されるんだよ。 今日ばっかりは、仮初めの希望を与えても、読者の人達を騙したっていいんだよ!! その抜け道を、方法を………………言い出したのは唯澄、お前自身だろうが!」
『っっ!!』
―――――生前から生真面目だった唯澄が、どうにか小説を完結させたくて、けれども読者を騙すのも嫌で、その葛藤から必死に見つけ出した抜け穴が今日なのだ。
恐らくこの日を逃せば、唯澄はもう、二度と投稿しようととは思わないだろう。今年投稿しなかったものを来年しようなどと、思い直せるとも思えない。
俺は唯澄の腕を離し、代わりに手の平を包み込むように優しく握った。少女の肩はそれだけで跳ね上がる。
重ねて手の平で一緒にマウスを握り、投稿ボタンにカーソルを合わせ………………
「唯澄、時間が無い。………覚悟を、決めるんだ」
『…………湊、さん』
唯澄は、まだ迷っている。あの時と同じ充血した瞳が、今は所在なさげに揺れていた。
でも、迷ってるんだ! こっちになびく可能性だって十分に、ある…!!
「大丈夫だ……俺も一緒に押してやる。お前がもし投稿することで、読者を騙すことに抵抗が有るんなら、その重みを一緒に背負ってやる」
『……………!!』
あぁ、重みなんて幾らでも背負ってやるさ。こいつの頑張りを何より近くで見てきたのは俺だ。むしろ協力者である俺が背負わない訳にはいかないだろう?
……………………
………………………………
………………………………………………………………
時刻は、11:59を表した。
もう時間がない。
今日が、終わる。唯澄はまだ、悩んでいる。
………………もう、駄目なのか…?
そう諦めかけた、直後―――――
『―――――湊さん。覚悟、決まりました…!!』
「っ! 唯澄!!」
よかった。本当によかった…!
あと何秒残っているだろうか? 作業自体はボタンをクリックするだけ、一秒もかからないのだ。
だけど、これだけは言っておきたい…………!!
俺は心の底から込み上げる笑顔を、悪戯を執行する悪ガキのような笑顔を、唯澄へと向けた。すると彼女の顔もまた同様に、これ以上ないほど輝いて居るのが分かる。
あぁ、もう大丈夫だ。もうこいつは吹っ切れてる。
「……………………じゃあ、いくぞ」
『…………はい!』
「俺達は今から読者を騙す。小説を書く者として、本来何よりも尊重しないといけない読者達を、騙すんだ。
でも今日ばかりはそれでいいんだよ。騙したっていいんだ」
そう、今日ばかりはそれが許される。死者が作品の続きを投稿できるのも、あるいはこの日だけかもしれない。読者を欺いていいのも、この日だけなのかもしれない。
だからこの日を逃してはいけなかった。その為に3週間前から必死に頑張ってきたんだ。
この日に合わせる為に。この日を逃さないために……
「『だって今日は…………エイプリルフールなんだから(ですから)…!!』」
二人で宣言し、俺たちは重ねた手の平を、強く―――――押し込んだ。
如何だったでせうか?
初めて書くジャンルというかなんというかだったのですけれども…(−_−;)
この物語を思いついたきっかけは、つい1、2週間ほど前に見つけたあるなろう小説にありました。感情移入ができすぎて怖いほどのその作品に私はダダハマりし、ただただ読みあさりました。
そして既存の全話を読み終え、感想を書こうと感想欄を開いた時、私はある(まだ不確定ではありますが)事実を知ってしまったのです。
それは、その作品を書かれた作者様が、もう亡くなっているというものでした。
私はその事実に、それはもう尋常じゃないほどのダメージを受けましてね……
リアルでも2、3日は背中に雨雲を背負っていたほどですσ(^_^;)
そしてふと、思ったのです。
その作者様が私に、もしくは私じゃない誰かでも構わないから、生きている人の体を借りて続きを書いてくれないかな、と。
これは極めて失礼な、場合によっては死者を侮辱する考えに他ならないと分かっています。
けれどその思考からこの物語が生まれたことを、皆様にはちゃんと知っておいて貰いたく、このあとがきに書かせて頂いた所存ですm(_ _)m
それではここまで読んで下さった心優しい皆様がた、本当にありがとうございました!!