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思い出1ピース

1章 記憶の波紋

俺の名前は赤石洋よう15歳の健康優良児である。季節は春を迎えついに俺も今日から高校生である。淡い青春を夢見ながらこの中川県立陽炎学園にやってきた。とはいっても家が近いという理由で選んだのだが。そう、俺の家はここから歩いて10分ほどで着く寝坊などしない限り遅刻などするわけがないない近さである。ここ中川市はまあ平凡な町で都会みたいに人はいないしビルが立ち並ぶわけではないがなにもないわけではない。大型のデパートもあるしでかいコンサート会場もある、コンビニも一定区間にかなわずあったりするので別に困ることはほとんどない。川や山もあるので自然も豊かなので過ごしやすい環境といえるであろう。・・・・それから・・・・


「お~い!何ボーってしてんだ」

「おわ!!いきなり後ろから呼ぶんじゃねーーよ!読者のために説明してんだろ!!」

「??さっきからずっとよんでたんだが・・・」

何とぼけてんの的な顔をしているこいつは、俺の悪友というかまあ幼馴染である。幼稚園の時からずっといっしょでたいてい遊ぶ時はこいつも一緒である。かったりーがこいつのことをおしえてやろう。・・・・・・・・という人物です。以上だいたいの自己紹介はいいかなwwww


「ちょい待てーー!!」

「え?何?」

「え?何?じゃねーよ!なんだよさっきの俺の紹介は・・・・じゃ俺の魅力どころか名前すらわねじゃねーーか」

「はあ」

「マジでめんどくせーみたいな顔するなよ~見てる人がわかんねーだろ」

「しゃねーーな」

小河泰孝おがわやすたか 15歳 中学2年までおねしょしてた

「俺の魅力ーーーーーーーーーーーーーー!!」

「なんだよ自己紹介してやったろ?なんか不満あんの?」

「名前までよかったのになんで俺の羞恥をさらすんだよ!!!もっと趣味とかんだろ!!」

「もう~うるせーな」

重度のキモオタ 毎晩アニメではあはあ行ってる 野球好き

「オタクだけどこの紹介文なんかムカツク!!オタクキモイってのを前面に押し出してるようでそしてそのせいで野球好きという普通の趣味がかすんで見えるじゃねーーか」

「気にすんな、そのつど説明があるだろうし3巻目あたりで小河のひ・み・つみたいな話があるって」

「なに丸く収めようとしてんだよ!そんなで俺のあぶああああ」

言葉を続けようとした泰孝の後頭部に突如何かがぶつかりその言葉をとめた。

地面に落ちている物を拾い上げてみると

「りんご?」

ゴーンゴーン

横で後頭部押さえながら倒れている泰孝を尻目に町の鐘が鳴った・・・まるで止まっていた時がまた歩み始めたようなそんな思いが頭をよぎる。

俺には秘密がある、それは記憶喪失の経験が2回あることである。1つは両親を事故で亡くした時である。あれは俺が小学2年生の時だった、両親が俺を車で学校のまで送ってくれて俺を校門で下していってらっしゃいと笑顔で手を振っている母に行ってきますといい前にいた友人のとこに走り出した時だった。突然、両親の車が爆発したのだ。燃え盛る炎を前に逃げ出す生徒たちや一般の人、携帯でどこかに連絡している人、騒ぎをききつけかけつける教師たち、そんな中俺はその燃え盛る炎を立ったまま見つめていた・・・ただ呆然と自分とは関係ないものだと否定しているかのようにじっと見つめていた、そこから俺の記憶ない・・・気が付いたらベットの上だった。医者の話では寝ていたのは3日ほどらしい。俺は両親を亡くしたそしてこの時俺はすべての記憶をなくしてしまっていたのだ。だけど一時期的なものらしく8年の歳月を得記憶を戻すための治療などした結果今に至るというわけである。このまだ倒れている泰孝バカのことを覚えているのがいい証拠である。思い出さなければよかったのに・・・それはさておき

2つ目の記憶はまだ思えだせていない・・・大切な思い出だったような気がするのだがどうしても思い出せないままでいる。いつ記憶喪失なったのさえわからないのだ。

さきほど飛んできたリンゴを拾い見つめていると一口かじられていることに気がついた

ザザザーと頭でノイズが走った

「あ!?え、これは」

一瞬だが頭の中で昔の映像が映し出されたような・・・おれはこのリンゴが記憶のかけらの1ピースではないかと感じたが一瞬のことなのでリンゴがきっかけかどうかはわからなかった。

俺の今の記憶にリンゴにまつわるものはない。

「そろそろ教室行かないとやばくね」

いつのまにか泰孝が復活していた

俺はとりあえず記憶に関しては忘れることにした。今のほうを優先しよう思い

どのクラスになったか掲示板から自分の名前をみつけ

「1のAか」

俺が見つけた直後に泰孝も

「俺も1のAだぜ!幼稚園からの腐れ縁は切れずか」

泰孝は驚きながら笑っていたが俺はため息をつきながら

「はぁ~またお前と一緒か・・・・・あきたな」

「ひど!!親友にとは思えないない言葉だな」

そんな泰孝の言葉を無視し校内に入り1のAを見つけそこに向かっていると

反対側から女の子が歩いていて1のAに入っていく

「うわ!!かわいい!!メルアド教えてーーー」

ダッシュで叫びながら教室に向かっていった泰孝

そんな泰孝を冷たい目で見ながらふと廊下の窓から外を見てみた

校舎を作る際出来てしまった空間につくった?小さな庭が下のほうに見える場合によっては何も手をつけられていない庭といったほうがいいか

俺はそこに手に持っていたリンゴを躊躇いながらも庭の茂みに向かって投げた・・・リンゴは重力に逆らわずに下の茂みに落ちた俺はそれを見届けることなく背を向け教室に向かった。

だがその庭には少女がいた。だれも、洋もこに少女がいるなんて思いもしないだろう。その少女は落ちているリンゴを拾い言葉を言った、それはもうそこにはいない洋に言ったのかそれともただのひとりごとだったのかそれは彼女しにそかわからないが、そして彼女は何かに問いかけるように言葉を綴った

「人の記憶はパソコンみたいに完全じゃない、だけど不完全だからこそ人は忘れない・・・いい思い出もそうでない思い出も決して・・・ただ思い出せないだけ欠けたパズルのピースのように・・・」だから・・

思いだしてほしいの

彼女でリンゴを両手で包みそれを胸にあて願うように

過去・・・

あなたは公園でひとぼっちだった私に「俺、赤石洋ってんだ一緒に遊ぼうぜ」と言ってくれた

私はそれがうれしくて「うん!!」と満面の笑みでこたえた

楽しい時間はあっというまに過ぎて夕方になり帰る時間となってしまった

「俺、そろそろ帰らなくちゃ」

砂などで汚れ服をたたきながら言った

「・・・そうだね、もう遅いし」

私は少し名残おしくもそういったときにハっと気がついた

「ね・・ねえ?」

少し恥ずかしく口震えながら

「ん?」

「わ、私の名前、言って、なかったね」

「え?そうだっけ?聞いたはずなのに忘れてしまったと思って聞きずらかったんだよね」

洋は苦笑いで頭をかきながらそう言うと

「私の名前は・・・きゃ」

言いかけた瞬間強い風がそれを遮った

顔を赤くしながらもう一度言おうとしたら

「洋ーーー!!!」

公園の入り口あたりで車が停車していてそこから母親らしき人が手を振っている

「親が向けにきたみたい、行かないと」

「あ、でもその前に名前聞いとかないとね」

「       」

私がほっぱぺたを赤くして名前を言ったら彼は安心したように私に

「また明日な、      」

彼は私と彼の間あたり顔の正面に手を出した

私もそれをさっしてその手を握り

「また明日ね、赤石洋くん」

数秒間テレと笑みのまま見つめあい

そのあと彼は親のところに帰って行った

    ・

    ・ 

    ・

次の日私は、彼を公園のベンチで座って待っていたお気に入りの服を着て

彼が公園の向こうから私の名前を呼び手を振りこっちに走ってくるのを思い描きながら

    ・

    ・

    ・

私は彼を信じ今も待ち続ける・・・彼が私の名前を呼んでくれるまで・・・ずっと









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