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食欲怪人勇者姫リィエのぼうけん  作者: しいな ここみ
第三章:四人の王女 ~ リーザはいらない子 ~
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【ここまでのあらすぎと登場人物紹介】

【ここまでのあらすぎ】


リィエ「あたしのせいで戦争起こっちゃったけど、元気に食べればいいよね?」


レオ「いや、姫様……。その前に、あらすじがあらすぎになっておりますぞ!?」


リィエ「いいじゃん。書き方があらすぎるって誰かに突っ込まれるその前に認めとけば」


ロウ「賛成。そういうユルいの好きだぜ」


リーザ「師匠、落ち込んでたの、立ち直ったんですか? 早!」


シュカ「ロウは単純だからね。ところでまたリーザに変なことしたら許さないよ」


ロウ「うへぇ」


リーザ「なっ、何よ! あんたには関係ないでしょっ!」


リィエ「あんたらぼちぼち進展しろ」


レオ「まぁ、なんとか無事にオーバ3兄弟も倒せましたが、まだまだ手強い敵がこの先も出て来ることでしょう。用心して進軍いたしましょう」


シュカ「頑張りましょう」


ロウ「ところで魔王サイラスはどうしてんだ?」


リーザ「なんかモーラお姉ちゃまとお話してたみたいだよ?」


サイラス「はい。突然来られて、ザクロジュースを一緒に飲みました」


リィエ「あっ。魔王さんだ。どんなお話をしたの?」


サイラス「世界の秩序を取り戻す方法について。僕が死ぬか、大賢者が死ぬか、魔神を封じるか、それともリィエ姫を殺すか……この四択のうちで、僕はリィエ姫を殺すことを選ぶことにしました」


リィエ「まじで?」


サイラス「はい。それが一番手っ取り早いので」


モーラ「でもあなたは本当は乗り気じゃない。そうでしょ?」


リーザ「あっ。モーラお姉ちゃまだ」


サイラス「本当なら大賢者を亡き者にしたい。彼は魔族の絶滅を画策しているとしか思えない。それに実はリィエ姫は僕の大切な人の娘だ……。しかし大賢者に僕は敵わない」


モーラ「大賢者がすべての災いの元なのよ。考え直しなさい」


サイラス「しかし……。どうやってあの強大な力を持つ大賢者サイダ・フウガを……?」


モーラ「食欲怪人勇者姫リィエを育てるの。自分の意思で能力を解放し、駆使することができるように」


リィエ「何の話だろう……。わかんないや。むしゃむしゃ」


リーザ「わかんないね。ところでこんな変なあらすじってアリなの?」


ロウ「アリなんじゃね? 大体、あらすじじゃなくて、あらすぎだからな」


(一同爆笑)


★ ★ ★ ★


【主な登場人物】


・リィエ姫 ……主人公。アーストントンテンプル国第2王女。王位継承権第一位。17歳。サラサラ金髪の美少女。元々は大人しくて清楚な姫だったらしいが、異世界の女子高生小早川理恵と魂が入れ替わり、食欲に忠実に生きるうんこみたいなダメ人間と化している。食欲が高まると『食欲怪人勇者姫』に変身し、最強の狂戦士となるが、今のところ自分の意思では変身できない。



・リーザ姫 ……アーストントンテンプル国第3王女。王位継承権第二位。15歳。嘘を見抜ける『真実を見る瞳』を持つ。姉のリィエの中に人が入っていることにいち早く気づくが、理恵の動物のような素直さを気に入り、なつく。リィエと同じくサラサラの金髪がまぶしい美少女剣士。師匠はロウ。シュカのことが好きなようでそうでないようで、はっきりしない。



・モーラ姫 ……アーストントンテンプル国第1王女。23歳。王位継承権は放棄している。通称『真っ黒けモーラ』。蛇のような目に黒い長髪の美女。自由な性格で、戦争については中立的立場。魔王と仲がいい。大賢者の抹殺を主張している。



・ヘーゼルナッツチョコ姫 ……アーストントンテンプル国第4王女。王位継承権第三位。12歳。黒髪おかっぱの美少女。国王夫妻とともに旅をしている。



・サイラス・カルルス ……魔王。哀しい目をして微笑む心優しき魔王城セブンス・イレブン城主。見た目は17歳ぐらいの美少年。実年齢は50を超えている。強大な魔力を持つが、第三者に見られていると魔法を使えないという欠点がある。



・サイダ・フウガ ……大賢者。アーストントンテンプル城の実質上の最高権力者。高身長で銀色の長い髪の美しきハイエルフ。500年以上生きている。その魔力は絶大で、魔王サイラスがとても敵わないと諦めるほど。嘘を見抜けるリーザ姫でも彼の嘘は見抜けない。



・レオメレオン・ベルンハルト・フォン・シュタイナー ……通称レオ。アーストントンテンプル軍総隊長。逞しい獅子に変身して『伸びる爪』を駆使して闘う。黄金色のひげがトレードマークのおじさんだったが、最近ひげを剃った。リィエ姫を産まれた時から溺愛している。



・ロブロウ・クロウ・ロウガ ……通称ロウ。アーストントンテンプル軍切り込み隊長。黒ずくめの軽装の鎧に身を包んだ国一番の剣士。青く刀身の燃える片手剣『サラマンダー』の使い手。人間と魔族のハーフで138歳。リーザの剣の師匠。性格はテキトーで女好き。モーラ姫と気が合うらしい。



・シュカ・ルゥレン ……アーストントンテンプル軍第二軍隊長。15歳の少年だが、光魔法の腕はロウを恐れさせるほど。性格は真面目でしっかり者。いつもだぼついた和服のような服を着ている。リーザ姫の幼なじみで、彼女のことが好き。



・メロン ……リィエ姫の守護者。34歳女性。体は五歳児並みに小さく、しかし手足がとんでもなく長く、細い。その手足でいつもリィエの体にひっついており、異空間に通じている口を開けてどんな攻撃でも呑み込んでしまう。自称『ガーディアン・スパイダー』。本来はヘーゼル姫用。



・シオーズ・イクィナス ……魔王サイラスの側近。黒いオオカミに姿を変える。リィエによる通称『塩漬け茄子』



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