お前...だれ...?
初投稿ですすすすすすすすすすすすすす!!
初投稿なのに短編じゃなくて連載のほうを書きました.....。
はたしてこの頭で連載ものをしっかり仕上げることができるだろうかぁぁ。
みんな...みんな...消えた。
どうしてだっけ...覚えてないや。
気がついたら消えていたんだ...目の前から。
もっと.......きゃ。
もっと....さなきゃ。
もっと...殺さなきゃ...。
「んっ.........はっ!?」
目を覚ますと見たこともない景色が目の前にはあった。
かなり高い天井。見渡すとこの部屋の広さには足りない家具がある。
「い...え...?」
家だ。誰のかわからない家で寝ていたんだ。
逃げよう...で、でもここがどこかわからないんじゃ逃げることもできないし...。
「あ、やっと目覚めた。」
「えっ。」
急に誰かに話しかけられた驚きがそのまま声に出る。
「お前、どこから来た?.....見たところ狐族...みたいだな。」
ふと自分の体を見渡す。
もっふもふな狐のしっぽにちょこんと生えた狐の耳。
見た目はただの狐族だ。
「あなたは.....!?!?か...神族...。」
彼の姿を見て衝撃を受けた。
神族はとくに見た目に目立ったところはない。翼があるわけでもなく、頭の上に輪っかがあるわけでもない。まるで人間のような姿をしているのが神族だ。
「あぁ。俺は神族だけど...べっつにそんなに驚かなくてもいいだろ。お前はべつに悪魔族なわけじゃないんだし。」
「えっ.....。あっ、そっそう...だね。」
「それとも。」
「!」
「お前実は悪魔族なんだー.....ってか?その見た目で。」
悪魔族の見た目は真っ黒な翼に細長いしっぽ、小さな角が頭に生えているのが特徴だ。どう考えても自分には何一つ当てはまらない。
「そ...そんなわけない...。」
そう言うと彼は曇った表情から明るい笑顔に変わって言う。
「そりゃそうだ。...まぁ、今はゆっくりしてろよ、話は後で聞くからさ。」
彼はそう言って部屋の奥に消えていってしまった。
緊張で固まっていた体が解けていく。
「.......はぁぁ.....ここはどこか分からないしあの人が誰かも分からないしなんでこうなったのかも分からないし.....。」
「なぁ。」
「はいっ!?」
急に彼の声が聞こえてびっくりして声が裏返る。
「あっ.....えーっと、名前。」
「え?」
「そういや、名前まだ聞いてないなーって。.....俺の名前はイア。お前は?」
名前.....名前.....
「リ...リア。」
「へぇー。なんか俺たち名前似てんな!」
イアは満面の笑みでまた部屋の奥に消えていった。
この世界は妖怪(?)の世界です。
それぞれには「族」があり、イアは神族 リアは狐族.....などいろいろな種族がいます。
次話でまたいろいろ説明が入りますーーーーーーー!