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七拳侠  作者: 東武瑛
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七つの拳

明末清初の頃

中国

青い空に白い雲が流れて行く。

深山幽谷の山寺の前で白髪白眉を伸ばした老人が見守る中、一人の青年が立っていた。

青年の年の頃は30位か眉目秀麗な顔立ちをしていた。

「白雲拳」老人が叫ぶと青年は拳を天に突き上げた。

拳先から雲が吹き出る。

続けざま老人が叫ぶ。

「黒煙拳」青年が降り下ろした拳から黒煙が勢いよく吹き出し雲を散らした。

「赤火拳」老人が叫ぶと拳先から炎が吹き出、黒煙を消した。

「青水拳」拳先から水が吹き出し炎が消えた。

「黄砂拳」黄砂が拳から吹き出し水を吸った。

「緑風拳」拳先から風が吹き黄砂を飛ばした。

「金剛拳」拳先から金色の光線が出、岩石を粉砕した。

「好」と満足そうに老人が青年に言った。

青年は「多謝、老師」と膝まずいて言った。

「高、お前は苦しい修行の末、遂に雲、煙、火、水、砂、風、金剛を呼ぶ七色拳を完成した。下山し、この拳を用い中国全土の支配を企む邪悪な中華無双に戦いを挑むのだ」と老師は言った。

「分かりました。必ず中華無双を壊滅します」と高は答えた。

「ウム。厳しい戦いになるが、お前なら大丈夫だ。行け」老師が言うと「では、行って参ります」と言い、高は白馬に跨がり、寺を後にした。

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