泡沫の命
不登校のような、不登校じゃないような…
そんな少女の話。
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文脈のおかしい所とか誤字とかあると思いますが気にしないでください。
辛い
「こんなにあなたのために頑張って応援しているのに!何でそんなこと言うの!」
うざい
「中学生の貴方の何を制限したって言うの!?」
うるさい
「なんでよ!?」
知らないよ
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私は知らない。何も知らない
何でこんなに怒られているのかが分からない。
私はただ、自分の言葉を述べただけ、何も悪いことを言っていない、筈なのに、お母さんは怒る、怒り続ける。
さっきまで楽しかったのに、今は楽しくない
泣いたって終わらない。終わらせてくれない。
じゃあもういいや。これでまた怒られる。
きっと私が悪い。そうに違いない。
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私は小学校の時に不登校になった。
理由は、男の子からの暴力と悪口。
今はもうあまり覚えていない。
男の子達の真ん中にいた子は幼馴染の仲の良かった子だった。
1年の時は辛かった。
2年の時も多少まだあったが幾分かマシになった。
悪口はまだ続いていた。
3年に進級した時、クラス替えがあった。
クラスが変わると私にちょっかいをかけていた男の子達はバラバラになった。
新しい男の子が私に悪口を言うようになった。
その時に一緒に先生も変わった。
新任の男の先生だ。
その先生は中々にクレイジーな先生で、同じクラスの男の子の胸ぐらを掴んで怒ったり、机を蹴り飛ばした。
怖かった。
でもあとから考えると、怒らなければ優しいし、いい先生だったと思う。
1年の時に私に色々してきた男の子達の真ん中にいた子の双子の女の子と同じクラスになった。
陰口が絶えない。
別の女の子がいちいち報告に来る。うざい
3年になったばかりの時に「泣いたからって勝ちってわけじゃないよ?」と言ってもっと泣かせた子と仲良くなった。
女の子達の陰口が始まったのはそのせいかもしれない。
4年生になった。
同じ先生だ。
確か、4年の時に行かなくなり始めた。
でも4年の時はまだ若干行ってた気がする。
特に何も変わらなかったと思う。
最後の方には学校に行かなくなってた。
5年になった。
クラス替えがあった。
あと先生が変わった。
トラブった。
クラスの女の子の1人、3〜4年生で仲良くなった子だ。
その子が、全然学校に行けていなかった私の成績をみて笑いながら「馬鹿かよ」みたいな感じで言ったのだ。
今なら無心でアイアンヘッドする所だが、昔はそんなことも出来ず、先生に言いつけた。
クラスの女子全員対私って感じで話し合いをする。
私の言い分を聞いたあと、向こうの女の子達は言ってないと言う。
私は勿論嘘は言っていないのだが、先生はこう言うのだ。
「あのさ、早くしてくれない?」
嘘つくなよって感じで言うわけよ。
多分私泣いたんじゃないかな。覚えていない。
私もどこか悪かったかもしれない。
けど言い方があまりにも酷かった。
次の日から行けなくなった。
その先生は評判が悪いことを二年後くらいに知った。
その先生の評判が悪い理由は分かっている。
友達の母に聞いた話であるが、私と母は融通がきかないと悪口を言っていたようなのだ。
5年からオンラインゲームにハマりだした。
6年生になった。
私は学校にいけない。
新しく私のクラスの担任になった先生はとてもいい先生だったのではないかと思う。
先生も友達も学校においでー!と言ってくれた。
それでも行けないのには理由があった。
怖かったのだ。
学校は怖い場所と言うイメージと、勉強にもうついていけない…と言うのがあって…
卒業式は出なかった一応学校は行ったけど…
その頃からPBWを始めた。面白い。
中学生になった。
試験が難しい。
試験があるなんて聞いてない。
昔私の顔面をノートで叩いてメガネを壊した子が消しゴムを落とした。
その子が拾うと先生が怒った。
先生怖い
どうやら先生に言って拾ってもらわないといけないらしい。
めんどくさい。
試験が終わったあと体育館に集められて話を聞いた。
列を作らねばならなかったのだが、整列した。
その時先生が動くなと言うのだ。
先生怖かった。
ちょっと動くと怒られるんだもん。
学校が始まった。
先生に紙を貰った。
朝礼に行くのだが紙を失くした。
みんな並んでいたので急いで並んだ。
体育館に近づくにつれ涙が混み上がってきた。
体育館で整列し、座る。
先生の話が始まった。
紙をなくしてしまいいつ怒られるか、と言うことに怯え、静かにガチ泣きした。
いろんな先生に助けてとSOSな目線を送る。
誰も助けてくれない。
更に静かに泣いた。
マスクをしていたから鼻水は何とかなった。
担任の先生を見つめる。
何かを察してくれたのか、先生は紙を一枚くれた。
ありがたかった。
朝礼が終わり、学校のそれこれも終わり、先生にお礼を言いに行った。
「貸して下さり、ありがとうございました。今後忘れないようにします。」
私は次の日から学校に行かなくなった。
中2になった。
先生が女の先生になった。
とても優しい、面白い先生だ。
その先生になり1度か2度だけ授業に出た。
体育の授業だ。
クラスはいい子ばかりだ。
勉強が出来ていれば行けたかもしれない。
その頃からPBWで課金を始めた。
イラストが初めて届いた時は発狂しかけた。
2年生から区の施設の軽音部に入った。
エレキベースを始めた。
一緒のバンドの子達もいい子達で、楽しい。
父ちゃんから黒いベースを貰った。
持っていて、家で練習も出来たので。ベースはすぐに上達した。
私の姉様もベースを弾いていて、わからないところは教えて貰えたので楽しく上達出来た。
冬に1人やめてしまった。
少し悲しい。
暫く誘っていたけれど、返信が来ないのでやめた。
中3になった。
先生が変わった。
女の先生だ。
少しふくよかで可愛らしい先生だと思う。
でも1年の時の記憶では怖い、と言うイメージがありなかなか馴染めなかった。
期末テストにある保健体育、75点とった。
学校に行ってなく、勉強もしてない割には中々にいい点数なのではないだろうか。
それ以外はひどくてみていられないほどの点数だったが…(16点とか0点とか…)
軽音も珍しくまだ続いている。
スラップが少し出来るようになった。
少し大きなライブに出たり、新しいバンドに入ったり、ギターやろうとして心が折れたりと、楽しいベーシスト(笑)生活だ。
また1人やめちゃったけど、楽しい。
PBWでちょっと先輩から注意を受けてどう喋ったらいいか分からなくなってしまった。
難しい…
そろそろ私のキャラクターに春が来ないかな
高校に受かった。
通信だけどすごく楽しそうな学校だ。
アプリで色々出来るみたいだけど小学生の勉強すら出来ない私には出来ない。到底不可能だ
難しい…
パソコンも買わなきゃならない。
お母さんはゲームとか学校に関係ないことに使っちゃダメ!って言うの。
せっかく自分のパソコンなのに…
お母さんは脅して来るからタチが悪い。
私が
「もう義務教育じゃないんだから自由にさせてよ!」
て言えば
「義務教育じゃないんだからやめてもいいんだよ?」
って言うの
「じゃあやめる」
て言えば
「こっちはこんなに応援しているのにどうして直ぐにそんな事言うの!?」
て言うし…
めっちゃ怒るし…
私はイラストレーターになりたいからイラストの勉強ができるところに行きたいんだけどさ…
別にそう言うところで勉強しなくてもイラストレーターにはなれるわけよ…
だから別に中卒でもやろうと思えばどうにでもできる。
そりゃ高校卒業資格もほしいけどさ…辛い思いしていく意味もないかな…なんて…
お母さんはグチグチキーキーうるさい。
気持ちも分からんでもない。
でも、すぐ怒るのやめてほしい。
正直辛い、苦しい
せっかく休んでもお母さんがあんなに怒っては心が休まらない。
心の傷が癒えない。
酷いよ。こっちの気持ちも考えてよ。
私がその言葉で傷つく事をお母さんはしっているでしょう?
その言葉に耐えられたら…まだ学校行けてたよ…
まだ勉強なんとかなるかな…?なんて考えが甘かった。馬鹿だった。
こんなに苦しい人生を送っている筈なのに…心が壊れないのが謎すぎる…
あぁ…死にたい。
今すぐ死に絶えたい。
異世界行きたい。
私はベランダに出て空を見上げる。
星が見える。
あ、流れ星。
なんかめっちゃ流れてないか?
そうだ!
「お星様に願います!異世界転生したい!異世界転生天下無双!」
私はまだ死なない。やりたい事も沢山あるし。
題名なんて知らない。私は死なないもん。
私はベッドに入ると、静かに眠りについた。
暗い気持ちで書き始めたけど最後の方はテンション上がってノリノリで書いたから、テンションの違いが良くわかる。