2/8
プロローグ
プロローグ
俺には物心ついたときから
他人には見えないものが見えていた・・・。
その自分にしか見えないものは
すぐにこの世のモノではないと幼心ながらも分かった・・・。
最初のうちは怖くて
震えて、泣いていた・・・。
そしてその自分を苦しめている存在の名は「妖」だと分かった。
いつからだろう・・・
その人ならざるもの「妖」が自分にとって
当たり前の存在になったのは・・・
高校生になる今でも
相変わらず妖たちは俺の身近に存在していた。
そんなある日
俺はある1人の少女と出会った。




