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プロローグ ~霊界通信少女~

最近怖い系ばっかだよ・・・。

私は彼方カナタ 麗霊レイレ

霊感があって、学校の人から気味悪がられている。

しかし、私は全く気にしない。

私は人なんてくだらないものだと思っているから。

ちょっとした言葉で泣いたり、人のために泣いたり。

そんなのバカみたいじゃない。

泣く意味が分からない。

泣いてるヒマがあったら、もっと違うことしなよ。

私はいつもそう思ってしまう。

人は死ぬのが当たり前で、生きてるだけで奇跡なんだ。

ま、私は奇跡と言っても感動したりしないけどね。

いちいち死んでいく人のために泣いてたりしてたら、終わんないよ?

私はああいうバカみたいな人のことをくだらないと思っている。

ちなみに、私は霊と話すことができる。

さらに、霊界にいる霊達を呼んできたり、霊界に帰すことができる。

そういう能力があることを信じてほしいとは思わない。

どっちにしろ、信じてくれるわけないけど。

あなたたちだって、信じてないでしょう?

結局人なんてそんなもんだよ。

私からすると、人より霊の方がずっとマシ。

人の方が怖い。

すぐ他の人を裏切ったりするし、ウソついたりする。

そんなのだったら、霊と生きていく方がずっとマシ。

こんなところ、いたくない。

どうせなら、霊界にでも住みたいよ。

こんなところに住んでるくらいなら、絶対霊界の方がマシ。

私は霊感があるからそんなことを思うのかもしれない。

でも、霊たちは結構おくびょうで、私たちが何かしなければ大丈夫なはず。

なんだけど・・・。

脅かしたりする人間がいるから霊たちも自分を守らないといけなくて脅かすだけなのに・・・。

勝手に人間が霊は悪い奴だ、なんてデタラメ言ったりするからいけないんだよ。

どっちにしろ、悪いのは霊じゃなくて人間。

悪いのはいつだって人間なんだ。

人間がすべて悪いんだ。

なのに、霊たちのせいにする。

だから・・・何回も言うけど、霊たちも脅かさないといけなくなるんだ。

悪いのは人間。

あなたたちも、霊たちの気持ちになれば、そう思うはずだよ?

って、絶対そうだよ。

誰がどう見ても、霊より人間の方が何百倍も悪い。

みんな、みんなみんな人間が悪い。

でも、たまにはたちの悪い霊もいる。

でも、そういう霊はちゃんと私が霊界に帰すし、全然大丈夫。

もしもどうしても悪い奴だったら成仏させて、天上界ってとこに連れて行く。

人間に害を及ぼす霊以外は、人間界に住んでもいいと私が許可をしている。

私は人間界と霊界をつなぐ、橋のようなもの。

霊たちが、安心して人間界に住むことができるように、私は手助けをしている。

そのことを使って、私はいつか霊界に行く。

そして、霊たちと一緒に、平和に生きるんだ。

霊界では、私のような生きている人間が行くと時間が止まるから、私は年をとらない。

そうすれば、私は永遠に霊たちと楽しく過ごすことができる。

そして・・・私は霊と一緒に人間を滅ぼすんだ。

そうしたら、人間界に霊たちは住むことができる。

それが終われば、私の役目は終わり。

あとはおばあさんになるまでのんびり人間界ですごして、死んじゃう。

もし、まだ人間界に未練があれば霊界に飛ばされて、そっから人間界に行けるけど・・・。

私にその時未練は全くないだろう。

だから、キレイに成仏して、天上界にいくだろうなぁ・・・。

今の説明で分かったと思うけど、人間界に未練があったら霊界へ。

すると、自由に人間界へ行ける。

もし、人間界で悪さばっかりするようだったら無理やり成仏させて天上界へ。

人間界に未練がなかったら、成仏して天上界へって感じ。

ちなみに、天上界から霊界とか人間界へは行けないよ?

私がいなくなったら、自分で満足したら自然的に成仏するってわけ。

これが大体かな。

そして私は人間を絶滅させる。

滅ぼしてやる。

あの、憎い人間どもを・・・消してやる。

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